ここの所、体調がすぐれなく、自宅で仕事をする事が多い。
今日もそんな感じで自宅で作業をしていた。
で、今日は、日本でウン十年ぶり、これから先はウン十年先の皆既日食が見られる日だった。
ま、東京では、7割程度欠ける位(それでもすごい事かと!)で、昨日からの大雨が今朝も降り続いていた。
来年だか再来年、東京で金環食が見れると言う、ビッグイベントもあるので、騒ぐほどでもないし、この雨じゃ…
見える訳ないや。
そう、思いながらも、若干暗くなった空を見上げた所、暑い雲の隙間から、肉眼でもはっきりと、太陽が欠けていた。
慌ててカメラを持ち出して、思いっきりアンダーにして撮って見た。

はっきりと太陽が欠けている。
と言うか、見えない月の姿が、真昼にはっきりと分かる。
自然の神秘にしばし魅せられた。。。
昔から、月は、潮の満ち引きを起こしたり、人間のバイオリズムにも影響を及ぼし続けている。
そんな月の、僕たちが永遠に見る事の出来ない裏側を太陽が照らしている。
僕たちには月が太陽を侵食している様にしか見えないけど。
それだけで、なんか、自然に対する畏怖を感じる。
こんな月が僕たちの精神にも微妙に影響を及ぼしているかと思うと、自然は侵すべきものではない。
なんて、柄にも無い事を思ったりもした。
今日は、滅多に聴かない、好きでも何でも無い、むしろ嫌いな、Pink FloydのDark Side of the Moonでも聴きながら寝ようかと思う。
狂気というタイトルは、「狂気日食」?とやらがある?(良く分からない)を、当時のレコード会社のA&Rマンが狂気としたらしい話をどこかで見た記憶があるけど(うそかも)、月が全てを照らす太陽を侵食して行く様は、どこか、人間の精神を闇が蝕んで行く様にも似ている。。。

話は変わるが、V.J.がフロイドの事が大嫌いなのは、ここのブログに来る方々は承知の通りだと思うけど、フロイドがいた、ハーベストと言うレーベルが、これまた嫌いなアーティストだらけだったりする。不思議と、類は友を呼ぶのかもしれない。
そんな、大嫌いなハーベストの中でも、とっても好きなバンドがいる。
Third Ear Bandは、Pグレにくくられてしまいがちなバンドではあるんだけど、一定のメロディ(らしきもの)に反復するリズムが少しずつずれて行く様は、酩酊感と狂気を与えてくれる。
今日のこの日に、やっぱり、フロイドを聴くんじゃなくて、こっちを聴きながら寝る事にしよう。自然の神秘を感じながら。

これは本当の意味のトリップ・ミュージックだと思う。
今の、少し狂ってしまった自分には、ちょうど良い気がします。
なんとなく、久しぶりに、音楽の事書いた気が…
では、おやすみなさい。