昔からの仲間から、暖かいコメントを頂き、何か書かなきゃ…
なんて思っていた。
ここのところ、音楽界にとってとてつもない喪失がいくつも続いている。
清志郎は、病気と闘い続け、夢を与え続け、あっちに逝ってしまった。
でも、ROCKを武器に闘い続けた姿や、その誠実さ、その声は、
今でも圧倒的に「リアルだ」
と、思う。
マイケル・ジャクソンは、こう言っては失礼だが、ここ数年は、容姿を含め、本当に生き物なのだろうか…
などと、僕は感じてしまっていた。
彼の訃報を聞いて、不謹慎すぎるが、何故か、ホッとした様な気がした。
生きていてもその「生」が感じられない人もいる。
生のパワーを発する事が困難な程しんどかったんだろうね。
神様は、平等にみんなに許しを与えてくれるんだ。
お疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい。
って、思った。
ほとんどの人が知らないかもしれないけど、ついこの前も、ガレージ、サイケの伝説の人物、THE SEEDSのフロントマン、SKY SAXONが逝ってしまった。
当然、ドラッグやらなにやらまみれで、奇行も際立っていて、完全に60'sにしかありえないカルチャーそのものを体現していた様な男が、21世紀の今、ひっそりと逝った。
過去の、ある一瞬、時代と本人がシンクロした。
時代は信じられないスピードで、そいつの先を追い越して行った。
生きながら伝説になってしまった。
彼は、彼の人生を、まっすぐ生きて、そして終えたんだろう。
別に伝説になる気も、ヒーローになる気もなく、ただの男として、自分の道を進んで行った。
そんな事に頓着する様な奴じゃないだろうしね。
逝ってしまっても闘い続ける姿として、永遠に生き続ける奴
死が救いのような、赦しのような、奪うのではなく与えられた奴
生とか死とか時代とか周りの評価とか関係無く、一人の「個」として全うした奴
僕が人生を全うする時、どんな形で幕が引けるだろうか。
清志郎の強さは持ち合わせていない。
マイケルの哀しさにはきっと耐えられない。
一度や二度成功しても、流れに乗れなくても、変人扱いされても、自分を全うした(であろう)スカイ・サクソンみたいに、ひっそりと、でも、本人は満足した様な穏やかな顔で、あっちに逝きたい。
そんなことを、漠然と、ぼぉっと考えていた。
posted by V.J. at 00:35| 東京 🌁|
Comment(10)
|
TrackBack(0)
|
日記
|

|