2005年10月11日

オーディオショウに行ってみた その2

10月8日に国際フォーラムで行われたインターナショナル・オーディオ・ショウ参戦に続いて、隣の交通会館で行われていたハイエンド・オーディオ・ショウにも足を運んで来ました。

まずは、交通会館にあった北海道アンテナショップ「どさんこプラザ」で、V.J.超お気に入りの、六花亭のマルセイバタークッキーを買い込んだり、知る人ぞ知るコアップ・ガラナ!コカコーラ(黒船)に唯一、立ち向かった日本製変な飲み物の雄!をGetしたりと、すっかりまったりしつつ、オーディオショーへ!

ちなみにコアップガラナとは…↓
coup.jpg
  
    
  
隣の国際フォーラムとはガラっと趣が変わり、手作りの雰囲気満載です。
出展しているオーディオブランドも、QUAD、DYNAUDIO、PMC、SHARPの1bitアンプや、MURATAのSP等のハイエンドぽいのも出てはいますが(なぜ、国際フォーラムの仲間に入れてもらえないのだろうか?)、大多数が情熱だけで衝き動いている、いわゆるガレージ・メーカーが中心です!

興味無く見ていても、すぐに社長が寄って来て、熱く語りかけます!
全く理解出来ない理系用語で攻め立てます!
あまりに距離が近く、歯槽膿漏が臭いです…

あぁ、この人達は本当にオーディオが好きなんだなぁ
思いっ切り「唯我独尊」オヤジばっかりだなぁ
人生を棒に振ったんだなぁ
でも楽しそうだなぁ〜
と、変な所に感心しつつ、ふらふらと見て回りました。

なんだか、隣の国際フォーラムと、あまりの落差になじむまで時間がかかりますが、それこそウン百万、ウン千万のオーディオをこれ見よがしに説明する輸入商社と、音楽なんて一欠けらも分からないのに、高いというだけでうなずいているヤツラに比べると、まだ、独りよがりでもこっちのほうが親しみ易い気がします。

ま、どっちもどっちです。

片や、長靴に作業着を着て、メルセデスのショールームに行って「一番高いのくれ」って言う様なニワカ成金か、ポルシェに本気で憧れて、4畳半なのに30年ローンを組んでまで買おうとする純朴な青年(ただのバカ)を食い物にする、インターナショナル・オーディオ・ショー



訳の分らない宗教への勧誘。あるいは、「米国特許」を売り物に、近所のマダムを虜にする、電磁波だかなんかを出すコリやらリウマチやらを治す器具売りの様な、ハイエンド・オーディオ・ショー

いやぁ〜
モノウリの縮図を見る感じですね!

物の価値よりも、ステータスを売る商法
絶対や完璧が無いところを突いた催眠商法

勉強になります。

だって、こんなバカなスピーカー誰が買うの?
真剣にデモされても…

haniwa.jpg
その名もハニワスピーカー(爆)
人の背丈ほどあります。

天下のONKYOが、ギターの材料でもあるマホガニーの付板と同じ材質で作ったスピーカー。
まだ、こんなことを許す社風に好感は持てますが…

guitarsp.jpg

そんなハイエンドショーですが、眼を留めたブースがいくつか…
オカルト・オーディオの総本山、たかがインシュレータ(機械の下に敷く足)をウン万円で売る、宗教オーディオの大家その名も「カイザー・サウンド」の「ローゼンクランツ」!

ネーミングだけで負けた…と思いますが、(あえてリンクは貼りませんが)HPの薀蓄と理論ぢゃないような理論攻めにめまいがします。。。
今や、往年の桜田順子ばりに、寺島靖国氏を広告塔にして、派手な布教活動をしています。
その、教祖が出展しているではないですか!!!!!!

実は、V.J.も若気の至り(若くないですが)で、オークションで落札した事があります。
それなりに音が変わった気がしないでもないです。
ま、うちのボロ機械達ですから、気がする程度でしたが…
一応、今でもプリアンプの下には敷いてあります。

生カイザーだ!
とおっかなびっくり遠目から眺めて来ました。
いやぁ〜びっくり。
完全に眼が死んでいて…
現世のツマラナイ価値観とは全く別のものを見ているような、何も見ていないような…
(金しかみていないかもしれません。分かりません。)

おっかなくてあれ以上近づいたら、イニシエーションを受けてしまいそうで、まだ、こっちの住人でいたいV.J.はすごすごと退散してきました。(でも、デモは聞きたかったなぁ〜)

次は町工場のオヤジさながら。でも、どうしても気になって仕方が無い四十七研究所(社長?の木村さんの木(=黄色)村(=紫)のなんかの番号が40と7だから、四十七研究所!凄すぎる程、理系なネーミング。降参です!)

茶化している様に聴こえますが、ここの製品は昔、デモを聞いたことがあるのですが、とてつもなく、V.J.の好きなタイプの音でグッと来ます。
所在地もご近所の吉祥寺です。
三多摩のヒーローといえば、旧マダムキラーの菅直人か、オーディオオタクキラーの木村さんか!って程♪

この四十七研からは、信楽焼を筐体に使ったアンプがかつて発売されていましたが、その窯元さんが、今回は参戦!
凄くチャーミングなスピーカーも出品してました。
shigaraki.jpg

お店なんかに設置するスピーカー向けとの事でしたが、窯元のアンチャンの素敵なキャラと、ROCK好きって事で盛り上がって話しさせてもらいました。
海で使うガラス製のブイをつるす様な麻縄の網を作って、天井から吊るす事も考えているとの事で、そんなカタチで製品化されたら、ベッドルームにでも是非欲しい小粋なスピーカーでした。

で、そんな信楽焼の発注元、四十七研では、アナログプレイヤーが参考出品されていました!
ネットで写真を探しましたが、みつかりません。残念だ…
いかにも、「工作機械」然とした佇まい。
タンテを2分割して、それぞれを磁石で浮かした上で、したのタンテは反対周りに回転させて、滑車みたいなもので、上のタンテを正確な方向でまわすことで、慣性モーメントをゼロに近づける(いっぱいいっぱいです。)

トーンアームもやじろべぇみたいな真ん中でポキっと折れて、そこでバランスを取るしくみ。
針先にはブラシのようなものがついていて、針圧を調整しているとのこと。

とにかく、見たこともない、町工場の機械の様な外見…

で、出てくる音は、

曖昧さの欠片も無いシャープな音!

ちょいと、初めて感激してしまった…
まだ、試作の段階ですが、100万以下での発売を考えているとの事…
買いはしない。と思いますが、もし、宝くじでも当たるか、今の会社辞めてニワカ退職金金持ちにでもなっていたらフラフラと買ってしまうかも…
と思わせる程のターンテーブルでした。

…まさに、町のマダムが神経痛が治るんじゃないか?と変な治療器を買ってしまうのと同じです。
分かってます。
別に家のアナログ・プレイヤーで十分だって事(笑)

ま、すっかりヤラレテルって事理解してますって。
もうすぐ足洗いますってば。
i-podで十分ですって。
ラジカセのAMラジオからだって、グッと来るフレーズにヤラレチマウのが音楽の素晴らしい所だって事も理解してるってば!

なんか
ホント
絶対的尺度の無いモノだけに、人のココロに付け込むなぁ〜オーディオって(笑)

ま、ハードにばっかり金かけて、音楽を聴かないオーディオマニアだけにはなるまい。と昔からココロに誓っていますが、どうせ聴くなら、良いハードで。ってのがまだ捨てきれないV.J.はつくずく…
煩悩の塊
ダメ人間
だなぁ。と感じます。

マジで、こんなバカげた趣味から足を洗いたい…
と、痛切に感じたオーディオショー参戦記でした。

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タグ:オーディオ
posted by V.J. at 01:36| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | audio | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オーディオ・ショーのレポお疲れ様です。
V.Jさんらしい視点で辛口ながら楽しめました。
関西は来月にオーディオショーがありますので
そちらに行って参ります。
Posted by ライ麦畑 at 2005年10月11日 16:01
>ライ麦畑さん
どもども
V.J.です。
すみませんねぇ〜僕の本当に数少ない、唯一と言っていい位のオーディオ関係のお友達なのに…言いたい放題、書き放題のバカ記事でお気を悪くなされていませんか?

趣味の奴隷と謳っておいて、ハードの奴隷にはなるまいと、これでも、もがいているのですよ(笑)
やっぱ、ライ麦畑さんの記事にもありましたが、あくまでソフトを引き立てる道具としての位置付けに留め置くのがオーディオのあるべき姿と、オーディオショーに行って肝に銘じたのでした。

ライ麦畑さんの視点での関西オーディオショー参戦記楽しみにしてますね!
Posted by V.J. at 2005年10月11日 20:36
こちらこそリンクお願いします。
これからも物欲の塊MONをよろしくお願いします。
Posted by もんのオーディオ日記 at 2005年10月16日 15:43
もんさん
こちらこそ宜しくです。

LINN卒業でPS AUDIOですか!

>物欲の塊
オーディオマニアとしてあるべき姿ですよね!
僕も酷い時は、半年で3台アンプ買い換えてます(笑)
なんとなく、避暑から帰ってきたオールドKRELLに出会ってから落ち着いてしまってますが。。。
レンジも全然狭いし、鮮烈な音って事でもないのですが、僕の聴く60'sや70'sのROCKやJAZZは、現代のハイエンドで聴くとうそ臭く聴こえてしまって…

暫くはこいつと付き合って行こうかなぁ〜
そんな感じです。

そういえば、アナログの調子はいかがですか?
Posted by V.J. at 2005年10月16日 23:36
Thank you for this article. That’s all I can say. You most definitely have made this blog into something special. You clearly know what you are doing, you’ve covered so many bases.Thanks!
Posted by バーバリーブラックレーベル at 2013年07月30日 22:34
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