2005年08月24日

聴かずに死ねるか!#10-TRAFFIC/Mr.FANTASY-

イギリスのサイケデリックの嵐は、BeatlesのSgt.Pepper'sから始った。
「UK最初のサイケデリック作品は?」といわれると良く分かりませんが…
Sgt.Pepper'sが67年の6月発売な訳でして…

STONESのSATANICSと、
CREAMのカラフル・クリームが67年11月
で、今回紹介するTRAFFICのMr.Fantasyが67年12月
同じく、ジミヘンのAxis : Bold as loveも12月発売
で、Small FacesのOgden's(祝!DX Edition発売決定!)が68年1月

と、Sgt.Pepper'sが発売されて、揃いも揃って半年後位から、ギター中心のSolidなRockをやっていたやつらも、サイケデリックに走っちまうって…
やっぱ、Beatlesってすげーなぁ。と、改めて思うのですが、
今日の主役はビーなんぞでは断じて無く、

V.J.がサイケデリック作品で、恐らく最もお気に入りなのが、このMr.Fantasyなのです!
 
  
 
Trafficは、元S.Davis GroupのS.Winwoodと、Dave Masonを中心に結成されたグループですが、S.Winwoodは一貫して、SoulfulなVo.を聞かせてくれるSOUL SINGERですし、TRAFFICの2ndで見せるSWAMP趣向は、もろD.MASONの趣味です。。。

そう考えると、このTrafficの1stでもあるMr.Fantasyは、まさに

時代が作らせたサウンド

なのでしょう。

ま、STONESだって、Satanicsの後がベガバン(凄すぎる)ですし、
CREAMは解散しちゃって、S.WinwoodとBlind Faithですし、
S.F.も解散しちゃって、Humble PIEです…

で、Mr.Fantasyですが、この作品をつくるために、メンバーはイギリスの片田舎で半年もの間、共同生活をして、結束を固めたそうです。
ロンドンの街中で合宿しなかったのが功を奏したのでしょう。

明らかに、他のサイケデリック作品と決定的に異なる要素として、LSDまみれのロンドンの路地裏とかより、LSDで、イギリスの田園地帯に普段なら見えない精霊が出現し、そいつらと戯れている感じ?が強く、FANTSYというタイトルとおりの世界が展開されています。

(同様の肌触りを感じるのは、やはり、S.F.のOgden'sの2面)
(KINKSのVillege Green程、田舎ROCKではない。ちなみに、V.G.は68年11月発売)

ちょっとだけブルージーで(Dear Mr.Fantasyとか、Giving To Youとか)
ちょっとだけOgden'sチックで(Berkshire〜とか)
ちょっとだけエスニックで(Utterly Simpleとか)
ちょっとだけBlind Faith入ってて(No Face,No Name〜とか)
かなりサイケデリックで(全曲効果音満載)

この
ゴッタニ感
アイデアをめいっぱい詰め込んでやろう!
って感じで、皆が楽しんでLPという限られたフォーマットの中で遊んでいるのが良く分かります。
聴いていて、楽しくなります。
サイケのレコードなのに、何故か…

なごみます

これが、他の作品と圧倒的に違う印象を与えるところなのでしょう。
(別に、Sgt.Pepper'sやSATANICSを聴いても1ミクロンもなごみません。V.J.は)

癒し系サイケ

と呼びましょう!これからは!(流行らなそうだ…)

たまには、ちゃんとクレジット解説でも(笑)
プロデューサーはJimmy Miller
エンジニアはEddie KRAMER
録音スタジオはThe Olympic Sound Studios
です。
Jimmy Millerは言わずもがなのSTONESの黄金時代を支えたプロデューサーです。
Eddie Kramerはジミヘンの万華鏡の様な音世界を支えたエンジニアです。
(ま、こういう情報は、もっとちゃんと解説しているサイトやBlogが腐る程ありますので、やっぱり、V.J.は超個人的感想を書きなぐる事にしましょう。)


この後、TRAFFIC自体は、先程も書いたように、2ndはD.MASON趣味丸出しのSWAMPアルバムを経て、後1枚のやっつけAlbumであっと言う間に解散…
Blind Faithを経て再結成。
D.MASONが出たり入ったりしている事に象徴されるように、腰の据わらないテクニック主体のJAMバンドになってしまいます…

そういう意味でも、この1stと2ndだけが、純粋にTRAFFICのALBUMと呼べるのでは無いでしょうか?

V.J.家のMr.Fantasyは、ブツとしては今回は少量です(笑)

UKオリジナルのMONO
DSC_0290.JPG
ラミネートコーティングが痛みまくってます(苦笑)

で、見開きジャケット。内側がフリップバック。真ん中からレコを出し入れするつくりになってます。
DSC_0297.JPG

レーベルは、ISLANDのpink label/black & orange circle logoです。
DSC_0289.JPG

ジャケはぼろかったですが、レコは比較的キレイで、特に気になるノイズも無く、MONO特有の迫力あるサウンドが楽しめます!(マトは手書きで枝番なし)

しかしですねぇ〜
STONESのS.FINGERSの記事の時には、ボロクソに言っていた、モービル盤のSTEREO CDが、以外と好きなのです。このAlbumに関しては。
DSC_0296.JPG

サイケのアルバムは、やはり効果音というか、そんなのが、縦横無尽に左右のSPをかけめるぐのが以外とステキです。
House For Everyoneの時計のゼンマイを巻く音とか、
Utterly SimpleのシタールとタブラとVo.が三角形をきちっと描く音像に入り込む電話の声等の効果音達…

ここでは、丁寧なMFSLのリマスターが、ROCK作品の中では、かなりウマクはまってると思います!


この際正直に言います。
V.J.はS.Winwoodはそんなに好きじゃないです。
V.J.が敬愛して止まない、Paul Wellerが敬愛している人だったりしますが、いまいち、
声質とか(そんなに歌ウマイとは思えないんだよね)
彼が作り出す音とかを聴いても
おぉ!
と思った事無いのです。

そんなV.J.が、何度聴いても
おぉ!
と思う、このAlbumはやっぱり、
「聴かずに死ねるか!」
と、声を大にして言いたいAlbumの1枚ですね。

この記事は?
まぁまぁ面白かった(blogランキングに投票してやってもよい)

・・・
・・・
・・・



聴け!そして、買え!
Mr. Fantasy

これも聴け!そして、買え!
Traffic

これはどっちでもいいです。
ラスト・エグジット(紙)


これは買わなくても…
When the Eagle Flies (Rmst)
   
   
    


posted by V.J. at 02:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 聴かずに死ねるか! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/6183280

この記事へのトラックバック

Traffic - Mr.Fantasy
Excerpt:  サイケデリックの象徴には多数のバンドが語られるがどれも短命に終わることが多く、一時のムーブメントとして捉えられることが多い。もちろんその中にはホンモノのサイケな連中??
Weblog: ロック好きの行き着く先は…
Tracked: 2006-04-21 00:52
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。