誰も知らない音源がエライ
って考えている節がある。
レア・グルーブ系のDJは本当に、ど真ん中のS.Wonderや、C.Mayfieldや、D.Hathawayとかをちゃんと聴いているのか疑問に思う事がある。
基本的には、RARE GROOVE系のレコ漁っているヤツラを見るとムカつく。
ガレージ系やサイケのヤツラも一緒だ。
PEBBLESとかNUGGETSとかそんなやつを聴くと、確かに面白いヤツラもいることはいる。
でもさぁ、人前で言うのは恥ずかしくなるような基本をちゃんとリスペクトしてから、レアなもを探すってのが順番だと…
せいぜい、このPRETTIESとかの初期3枚や、KINKSの初期をきちんと評価したうえで、モノを言って欲しいと思うV.J.はやはり
じじぃ
なのでしょうか…
で、今日、紹介する、PRETTIESの1stは、
(何人かいるうちの)ガレージ・パンクの元祖
と言って良いでしょう。
PRETTIESといえば、デビュー前のSTONESをくびになった事で有名な、ディック・テイラーが結成したバンドです。
元々、PrettiesでもG.だった訳ですが、
STONESにはSlide達人のBrianがいます。
まだ、でっかいアンプを持って登場していなかった、「社会人」B.ワイマン加入前です。
キース辺りに、
「ブライアン程、ギター弾けねぇんだから、お前、ベースやれよ」
とでも言われたのでしょう。きっと。
民主的なバンドなんてこの世に存在しません。
残酷なヒエラルキーが存在します。
V.J.が子供の頃は、
バンドのベース
と
サッカーのゴール・キーパー
(ないしは、バックス←こう呼んでました)
は、おみそ
と、相場が決まっていました。
ディック君が気さえ弱ければ、
今頃、億万長者です。。。
…しかし、そうもいかないのがこの世の常。
ミックやキースが「カワイク」思う程のゴツイヤツです。
「そんなら、辞めてやるよ!」
てぇんで、結成したのが、このPRETTY THINGSでした。
あ、全く前置きが長すぎて、アルバムの紹介をしてません…いつものことです。
STONESは純粋に好きなBLUESをかなりオーソドックスに演ってます。
PRETTIESはというと…
BLUES好きなんでしょうけど、黒いグルーブを出す事が出来なかったのでしょう。きっと。
ツンのめって、ばたばたの前ノリのリズム
ぺっけぺけなギター
意味も無く声を裏返すシャウト(黒さゼロ)
ロカビリーちっくでもあります。
しかし、こんな要素が組み合わさって、めちゃくちゃカッコイイ、チンピラROCKが誕生してしまったのです!
まじで、PRETTIESの1stと2ndは魔法の様なAlbumです。
ある意味、時代を超越しています。
ガレージ・パンクの連中を聞いても、結局、PRETTIES超えられてねぇぢゃねーか!
といつも思います。
当時の彼らを売り出す際のコピーがいかしてます!
フォンタナも相当気合を入れていたのがわかります。
「ストーンズがPOPだと思う君のためにこそプリティーズはある」
(ストーンズの「お父さん、お母さん、あなたは娘さんがストーンズのメンバーと結婚するのに耐えられますか!」のコピーに対抗し、)
「お兄さん方、君は自分の妹さんをプリティーズのガールフレンドにやれるかい?」
(再発紙ジャケ解説より)
STOENSへの対抗心丸出しです!(笑)
でも、確かに、数百倍、ストーンズより「おっかない」です…
ジャケ写
近寄りたくないです…
でも、こんな「おっかない」人たちが、後に「ロックオペラ」の第一号でもある、S.F.SORROWをつくるなんて…
WHOみたいにつくられたバンドとは訳が違うぜ!
WHOのTOMMYはS.F.SORROWのパクリだぜ!
圧倒的にPRETTIESの方がホンモノだぜ!!
って今だからこそ、思いますが、こいつらは、当時は
圧倒的に「無視され続けた」存在でした。
おかげで、当時のUKオリジナル盤を集めるのにかなり苦労した訳です…
結構、びっくりする額つっこんぢゃってます
↓これが我家のひとつもプリティぢゃないPRETTIES達
左が今回紹介した1st、隣が2ndのGet The Picture?どちらもUK FONTANA Org.
で、ついでに、3rdと、超名作S.F.SORROWが↓
左がemotions(UK FONTANA Org.)隣がS.F.SORROW(UK BLUE COLOMBIA Org.残念ながらStereo盤です。これのMONOはオーディオ機器1つ位平気で買えます。UK本場でもこれはそんな簡単には買えません…欲しい)
でも、Prettiesも手に入りやすくなりました。
CD。それも紙ジャケで発売されています!
ただ、FontanaのロゴがVICTORになんぞなっているところがいただけませんが・・・
ま、プログレ好きが、ヴァーティゴのぐるぐるが再現出来ない事で怒りまくっているのに比べれば可愛いもんですが…(ただでさえ、マニア系なのに、マニアそのものの話題で失礼しました。)
↓
ユニオン特典箱付(このユニオンのおまけもマニアを躍らせる禁断の箱だったりします)
ついでに…
PRETTIESが紙ジャケCDで手軽に「それなり」の感じが味わえるこのご時世、オリジナル盤なんぞ、手にとることすら出来ない、ガレージ系の最高峰Downliners Sectもちょっと前に紙ジャケ化してます。またも、ユニオンの箱付で…↓
…
こうして、こんなヤツラまで、じゃんじゃん再発される世の中になったのは、すべて、
ガレージ・パンクやサイケのマニア(それに加えて、Rare GrooveのバカDJ達)がロクデモねぇ、レコを掘ってくれたおかげなのでしょう。きっと。
とっても
感謝しています。
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で、↑の2枚を気に入ったら、LIVE音源を是非!
マジ、かっこ良すぎ!

ついでに、SECTSを買え!

と

(Country Sectはどっちでもいいです。)

既にPRETTIES紹介されていたんですね。
SECTSもひっそりと触れられているし。
ジャケを見ると確かにあまりお友達になりたくない面構えが揃っていますが、音も物凄い硬派でワタシもお気に入りです。
PRETTIESを聴くキッカケは、最初期ストーンズに参加していたディック・テイラーのバンドだったからですけど、演っている曲の割りに全く黒くないけどやたらと迫力ある音には有無をいわせぬカッコ良さを感じました。
昔の記事、見に来てくださってありがとうございます!
>PRETTIESを聴くキッカケ
そうそう、僕と同じですね!
なんか、チンピラそのものってトコがSTONESより『ヤバイ』ですよね!
やっぱ、僕は、この辺のバンドが『本線』のようです!
>せいぜい、このPRETTIESとかの初期3枚や、 KINKSの初期をきちんと評価したうえで、モノ を言って欲しいと思うV.J.はやはり
じじぃ
なのでしょうか…
V.J.さんの考え方が古くないのか、それとも私の考え方が古いのでしょうか(汗)
ファーストはmono/orgで持っていますが、ソロウはコロンビアstereo/org…しかもドイツ盤です。。。セカンドとサードはまだ古い盤では買えておりません。しかし、レコード屋行ったら、まずprittiesとkinks見ますね。高くてもやっぱ好きなバンドのはorgが欲しいですからね!
TBもさせていただきました。よろしくです♪
お久しぶりです!
コメントありがとうございます!
>それとも私の考え方が古いのでしょうか
僕が若いヤング(白い白線)と言う事でしょう!きっと♪(バカ丸出し)
>セカンドとサードはまだ古い盤では買えておりません
やっぱ、2nd良いですよ!
3rdも本人達はダイキライだそうですが、なかなか!(でも僕が持っているのは、STEREO 2nd pressであって、厳密なオリ盤ではないんですよ。3rdのMONOオリ盤は、恐らくPrettiesの中でもS.F.SorrowのMONOと双璧な位高いです)
>レコード屋行ったら、まずprittiesとkinks見ますね
おぉ、良い心がけですね!
ジャンキー道まっしぐらじゃないですか(笑)
それもまた、難関の2組を。。。
ビレッジ・グリーンも難関ですよねぇ〜
僕の持っているやつは、かなりジャケの状態が悪いヤツですが、結構な値段しました…
でも、CDや再発、日本盤のVINYLでは味わえない「なにか」がそこにある事だけは確かです。
その凄さを知っているいたち野郎さんは、幸せですよ♪