2005年08月04日

目標であり憧れ-Paul Weller-

音楽好きなら、必ず好きな曲やAlbumがある。
当然、好きなBandやArtistがいる。
でも、好きなBandでも嫌いなAlbumは当然ある。

V.J.はRolling Stonesがとにかく好きだけど、嫌いなAlbumも山程ある。
Artistとしては好きでもなんでもないけど、好きなAlbumも山程ある。

そんななか、完全肯定

の男が一人だけいる。
そいつこそが、

Paul Weller

なんだよね。

(詳しいデータは、ウェラーでググれば山程解説がありますので割愛します。)

PUNKの嵐が吹き荒れる中、THE JAMとしてデビュー。
イギリスPUNK5大バンドとか言われていましたが、
中指を立てて、全てにNO!と言うPUNKSとは根本が違ってました。
完全否定から入るPUNKS達は結局、自身の存在もNOって事になってしまう訳ですが、コステロとJAMは、過去をきちんとリスペクトしていました。

JAMはWhoやら、KINKSやらを積極的にカバーしており、回顧主義とも揶揄されたみたいですが、彼らの3ピース、ギター中心のソリッドなROCKは、NEO MODSとして、イギリスではひとつのムーブメントにまでなり、シークレット・アフェアとかそんなフォローワーを産み出す様になります。

でも、フォローワーが全て消え去る中、JAMは完全に生き残って行きます。
何故?
簡単簡単。

フォローワーはMODSと言う「音楽スタイル」を真似た連中です。
JAMはMODSと言う「精神」を継承したところが根本的に違う。と思います。

生き方としてのMODS

MODERNであれ!

って言うAttitudeを継承しているんですから、もう全然勝負になりません。

たまたま3ピースのソリッドなロックのフォーマットですから、PUNKとして見られ、Whoのクローンに見られたけど、彼等は自分の好きな事をやり遂げる事こそ、モダンな事だと信念を持ってた。って思います。

そもそも、MODSはR&B、SOULに深い愛情を示すヤツラでしたが、Wellerも同様に、「黒人」になりたかったのでしょう。後期のアルバム(THE GIFT)とかは、3人の限界をとっくに超えた、SOULレビューAlbumです。もう、3人では無理です。

で、人気絶頂時に、解散…
「さらば青春の光」よろしく、ブライストンの崖から、楽器や機材を投げ捨てて解散です!

くーーー、かっこいいぜ!

で、Wellerは、Style Councilを結成する訳ですが、JAM時代とは180°異なる様な大所帯のオシャレ系サウンドです…日本では、「カフェバー系」と揶揄されました。
でも、黒いグループを実現させるためには、Wellerにとっては、

「必然」

だったのでしょう。
そのうち、スタカンの音楽性に対し、フォローワーも多く現れ、UK SOULのジャンルを構成するようになりました。

スタイルだけ取り入れるバンドも多い中、Blow Monkeysの様な、Wellerの言動や思想(彼、当時は、かなり政治的な発言多いです。)に賛同するヤツラも出てきました。

で、Wellerは当時の先端の音楽であるHOUSEに接近し、失敗…スタカンも解散の憂き目に逢います。
Wellerにとって、HOUSEは現代のSOUL MUSICに聴こえたのでしょう。
肉体の根源はリズムだもんね。
アタマで聞く音楽よりも、カラダで感じるBeatをずっと探し続けているんだと思います。

で、SOLOで再出発するのですが、これまた180°異なる(様に見える)骨太のROCKを演るようになります。
TRAFIC等を下敷きにした、アーシーなROCKなんですけど、これまた、良く聞けば、熱い「黒人音楽への憧れ」とそれを実践してきた先人に対するRespectなんですよね。

で、彼の「好きな事やり続けて何が悪い!」
「先人達の素晴らしい音楽的遺産をきちんと継承して何が悪い!」
って態度が、当時の若いバンド連中(OASISやらOCEAN COLOUR SCENEやら)に圧倒的な支持を得るばかりでなく、S.Winwood等とOASISをきちんと一本の太い道でつなぎ合わせる役目まで担って現在に至っています。

彼自身は何も変わっていないはずです。
好きな事に対し、常に前を向いて自信に満ちた歩みを続けています。
彼のたどった道には必ず、新たなシーンが出来上がります。

そんな確固たる意思。周りに流されない信念。自分の歩んできた道を振り返らない潔さ。
男(漢)としての憧れです。
自身、CHANGING MANなんて歌も歌ってますが、変わり続ける様に見え、実際は、何も変わらない無骨さ。

本当に、かっこいい。。。
Wellerみたいになりたい。
憧れです。

ただ、彼の最新Albumは自身が影響を受けた人達のカバーアルバムです。
最近は、絶対にやらなかった、JAMやスタカン時代の曲をLiveで取り上げるようになりました。

自身の歩んできた道を冷静に見つめなおし、評価する事をしています。

これは、次に歩むべき、自身の足元をきっちりと定めている。のだと思います。

僕は、これから先も、Wellerが大好きでしょう。
次にどこに行くか分かりませんが、ちゃんとついて行きます!

それが、音楽よりも何よりも、ヤツの生き方に惚れたファンの礼儀ですから。

それぞれの時代を一番現しているDVDは、Paul Wellerってニンゲンを一番知るのに相応しいメディアかも・・・

THE JAM
Complete Jam (2pc) (Dol Dig Slip)

スタカン
ザ・スタイル・カウンシル・オン・フィルム

ソロ
モダン・クラシックス:オン・フィルム 90-01


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posted by V.J. at 01:55| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(1) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すばらしいポール師匠論です!まさに「精神」を継承しているからこそ彼の音楽はどんなフォーマットであれ「骨太」なのですね。
Posted by hyuma at 2005年08月07日 09:06
hyumaさん、コメントありがとうございました。
お褒めに預かり恐縮です…hyumaさんのBlog拝見しました。MODSへの愛に溢れた良いサイトですね!
これから、ちょくちょく拝見させて頂きますね!
Posted by V.J. at 2005年08月07日 11:55
Paul Weller!最高です!
東京フォーラムに見に行った時、半分も埋まっていない聴衆を前に、なかばヤケクソ的な、気合いの入った演奏でK・Oされました。
1番好きなのは、ディグ・ザ・ニュー・ブリードのPrivate Hell!
どの時期も好きなんですけど(もちろん、スタカンも)、1曲選べと言われたら、これかな!
熱い感じが・・・。
ではでは。
Posted by リュウ at 2006年01月20日 10:27
>リュウさん
度々マイドです♪

Wellerもお好きなんですか!
僕は下手したらSTONESより好きかも。って位好きですねぇ。
実は、ヤツの来日が発表されない事に、忸怩たる思いでいるんですけど…

早く発表してくれ!
って感じですね♪
Posted by V.J. at 2006年01月20日 14:40
V.J.さん、こんばんは。
TB&コメント有り難うございました。

素晴らしい記事ですね。読んでいて、V.J.さんのポール・ウェラー愛がひしひしと伝わってきて、本当に心にグッと来るものがありました。
私なんかがこうしてコメントを入れるのが悪いぐらいです。

また寄らせてもらいますね。
Posted by Junk at 2006年01月20日 18:49
>Junkさん
コメントありがとうございます。
お返事遅れてすみませんです。
STONESのチケ争奪戦に身を投じていたもので(爆)
電話は飽きてしまい諦めました(笑)

>本当に心にグッと来るものがありました
ありがとうございます!
そういって頂けると嬉しいです。
50本に1本位は真面目な記事を書きます。
その節は宜しくお願い致します(爆)

そんな事より、JUNKさんもWellerお好きですか!
やっぱり良いですよね!!!

Posted by V.J. at 2006年01月21日 13:32
早速、トラバさせて頂きます。
とても熱い記事も拝見させて頂きました。そうそう、やっぱり彼の場合は人間性ですよね。これほどまでに人間臭さを魅力にできるアーチストってなかなかいないのかもしれません。さすがはポール師匠です!
Posted by onomichi1969 at 2006年08月22日 02:01
>onomichi1969様
お越し頂き、恐縮です。
コメントありがとうございます。

>人間性
そうなんですよ。
音楽云々は二の次になってしまいました。僕は(笑)
THE GIFTをリアルタイムで知ってからずーーっと、ファンなんて、稀有な存在です。

hyumaさんや、loneさんとお知り合いなんですね!
そこまで気付きませんでした(笑)

非常に、論旨がきちっとしている、onomichi1969様の記事、読み応えがあります。
また、おじゃまさせて頂くかもしれません。

今後とも何卒宜しくお願い致します。
Posted by V.J. at 2006年08月22日 02:49
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The Style Council "Our Favourite Shop"(1985)
Excerpt: 僕らの世代にとって、ポール・ウェラーといえばスタイル・カウンシルである。それでもって、スタイル・カウンシルと言えばやはり2ndアルバム"Our Favourite Shop"(1985)になる。このア..
Weblog: Rock & Movie Reviews : The Wild & The Innocent
Tracked: 2006-08-22 01:52
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