「えっ?あの、この前、愛しの彼氏と無事結婚なされたあのエルトン?」
「甘いバラッド歌う、聞いて極楽見て地獄のエルトン?」
「あんなのが好きなの?」
と、僕の音楽の趣味が分かっているヒトは100人中100人が答える。
まぁ、そうおっしゃらずに、聴いてみてください!
ただ、V.J.もこの1枚しか持っていないですが(笑)
これが、かなり良いのですよ!
今日はそんな1枚をば。
このTUMBLEWEED CONNECTIONってのは、エルトン・ジョンの3枚目のアルバムのようです。
まだ、イギリスのアーティストだった頃のAlbumです。
この後、アメリカに渡り、カツラ被って、ラメラメのタキシード着て、しっとりとしたバラッド歌うホモになりましたが…
このALBUMを一言でいうと、
「イギリス人のスワンプミュージック」
です。
イギリス産スワンプというと、TRAFFICを出たり入ったりしていた、
DAVE “一体全体何がしたいんだ?”MASON
や
本気でアメリカ人になりたがってた、E.クラプトン
や
British Swamp Connectionをつくりあげた、G.ハリソン
などが思い浮かびます。
エルトン・ジョンなんて1ミクロンも思い浮かびません。
っていうか、こんなAlbum作っていた事すら知りませんでした。
ホント、たまたま、レコ屋で、えさバコ掘っていたら、たまたま見つけたんです。それも、1000円するかしないかで。
なんとなく、うらさびれたアメリカの片田舎のカフェだか安ホテルだかの入り口にうずくまる、貧相なエイリアン(「異邦人」の意味で使ってます。)
って佇まいのジャケ。それも、エンボス加工してあるジャケなんで、更に、くすんだ感じが良く出ているジャケットでした。
直感的に、「なんか良さそう」って気がしました。
本場のスワンプ・ミュージックや、S.S.W.などのアメリカの音もV.J.は好きなのですが、特に、SWAMP系アーティストは、ジャケをみるだけで、窒息しそうなものも多く、その中に、居心地悪そうにしている、このジャケ、Goodです。
「東京から大阪に転校して来た転校生」みたいな感じといえばよいでしょうか?
ちなみに、本場はこんな感じです。

とか

とか

SWAMP MUSICの総帥はこんなヒトです…

こんなオニイサン達に囲まれた、チビ・ハゲ・ホモのエルトンは、そりゃ小さくなっちまいますよ…

こんな感じです。
肝心の音ですが、エルトンぽい節回し全開ですし、ピアノメインの曲も多いし、独特の線の細い声ですが、キャンドル・イン・ザ・ウィンドとかYour Songとかとは明らかに肌触りが違います。
とにかく1曲目に針を落とした途端、Ballad of a Well-known Gunのぷんぷん匂うSWAMP臭に、思わず、「ジャケ買い成功!」と唸りました。
これまた、アメリカに渡って「オンナ癖の悪さ以外は」別人になってしまった、R.スチュワートが、まだ、アイリッシュ臭さを匂わせていた頃の名曲、Country Comfortのエルトン版が入っているのですが、エルトンのほうが、ストレートに、アメリカの音です。(RODのバージョンは、これまた、いかにもイギリス!って音が◎です。聞き比べても面白いですよ)
ちなみに、うちのエルトン。怖いお兄さんに囲まれてちっちゃくなってます。
とにかく、「食わず嫌いはいかん」
というコトバが一番似合うAlbumです。
たまには、英国の薄曇から、遥か遠くの大陸に憧れを抱く変質者の音楽も良いものです。
BGM:TUMBLEWEED CONNECTION/ELTON JOHN DJLPS410
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・・・
。。。
このレコ、相当いいですよね!
Stones好きでElton聴いているのは、そうそういないでしょうと思っていましたが、いました。
ついコメントしてしまいました。
これからも遊びに来ますので、よろしくです。
はじめまして!
コメントありがとうございます!
>Stones好きでElton聴いているのは、そうそういないでしょう
いないよね。普通(笑)
いました!
みつけてくれて嬉しいです。
でも、怒りませんでした?
愛情の裏返しって分かって頂ければ(苦笑)
僕もこれから、リュウさんのBlogにおじゃましますね!
今後とも宜しくお願い致します!