2005年07月01日

聴かずに死ねるか!#5-R.Stones/Get Yer YA-YA's OUT!-

ローリング・ストーンズのジャケットは、後世にまで名を残す位の「カッコヨイ」ジャケットが多い。
↓とか
アウト・オブ・アワ・ヘッズ(UKヴァージョン)
ロンドンの路地裏から世界を見ているTEDS達って感じが◎

↓とか
Love You Live
S.Fingarsのジッパージャケに続く、A.Warholデザインのいかがわしさが◎

他にも沢山、カッコイイ(額に入れて飾ってもサマになる)ジャケが多いですが、
40年以上に渡るキャリアの中で、確実に

ワースト3

に入るジャケがあります。

困った事に、内容は

ベスト3

に入るカッコヨサ!

そんな

「聞いて極楽、見て地獄」

のAlbumって…

  
  
当然、今回のタイトルである、Get Yer YA-YA's OUT!なのです。
↓これ
ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト
やばいっす。
ロバのローディーとコンビで楽器を運んでいる(キースのギターとビルのベースと、ミックの帽子担当…ちなみに、この帽子は、69年のUS TOURでMICKがいつもかぶっていた帽子)チャーリーが能天気に喜んでいるジャケ…

ちなみに…
V.J.的ワースト2は↓
ブリッジズ・トゥ・バビロン
ちょっと考え付かない位のダサさ…内容は…コメントしません。B2B

その次は↓
No Security
自分達が、オッサン・オバチャンに支えられていることを、自他共に認めたような、開き直り過ぎの、No SECURITY

話が逸れました。
STONES歴代イタイジャケ大賞が主題ではないのです。
STONES歴代BEST LIVE ALBUM大賞の話です。

STONESは歴代ギタリスト毎に良いLive Albumが多く、さすがLiveバンド!と思わせるのですが、このGet Yer Ya〜は、特に人気の高いM.Taylor時代のLive Albumです。

Stonesファンの間では、最高のLive Yearsは基本的には72年北米〜73年ウインター(幻の日本公演がBookingされていたツアー)〜73年ヨーロッパツアーと言われています。
このテイラーが乗りに乗っていた時期のブートも山程持っていますし、幻の映像作品Cocksucker BluesとLadies and Gentlemanも見ていますが、V.J.的に、最もSTONESのLIVEがカッコ良かったのは、ミック・テイラーのお披露目ツアーでもある、

69年USツアー

にトドメを刺すのです。

とにかく、テイラーの流麗なギターにからみつくキースのリフがテイラー期のLiveの完成形だとすれば、この69年ツアーは、キースのカッティングひとつで、バンドの緩急からなにから、全てをコントロールしている、Keithが長い歴史の中で、

唯一、本気になった年といえるのではないでしょうか。

で、STONEの長いLive生活のなかで、この69年だけ実現できていて、他の年のLiveではついぞ実現できなかったこと。
それは、

真っ黒いグルーブ

なのです!

どの曲もテンポを落とし、かなりヘヴィーなグルーブが続きます。
J.J.F.なんて、当時最新に近いヒット曲だったのに、原曲のノリからは遠く離れた沈み込むグルーブ感、I'm Freeなんて、もはや原曲の呈を為していない位のヘヴィーさ。

最近、ニューアルバムを出すたびに来日し、腕利きサポートミュージシャンに囲まれて演奏しているSTONESしか見たこと無いヒトは、絶対、このALBUMを買うべきだよ!
聴かなきゃ人生の損出だよ!
一生の不覚だよ!
って位、別バンドです。
マジで聴いた事が無いヒトは聞いて見て下さい。
腰抜かす位のカッコヨサだからさ。

…でも、この「どす黒い」グルーブは、翌年の70年ヨーロッパツアーでは、かなり薄まって、普通のロックバンドになってしまっています。。。
このツアーのハイライトでもある、オルタモントでの、フリーコンサートで観客がヘルス・エンジェルスに殺される…という、いわゆる「オルタモントの悲劇」で、このグルーブも一緒に抹殺されてしまうのでした。(この様子は、DVDでも出ているGIMMIE SHELTERを要CHECKです!)

一体全体、この69年ツアーは何であんなすげー音が出せたのだろうか?
と疑問になります。(一説には、新加入のミック・テイラーとのアンサンブルが完成していなかった&長いことツアーに出ていなかった為、V.J.がグルーブだと思っているのは、単に練習不足との評価が大半だったりもするが…)

なら、これから先、

ずーーーっと練習なんかするな!

と、言いたくなる位の、ノリなのです。

ここで聴ける音は最早ROCK BANDの音ではないです。
この横ノリは、全てのSTONESフォローワーの憧れではないでしょうか?
69年のこの横ノリに唯一タメ張れるバンドは、世界中探しても、恐らく…
初期の

THE STREET SLIDERS

しかいないとV.J.は思っています。

なんかの拍子でこんな記事に辿り着いた若者は、STONESは知っていても、もしかしたら、SLIDERSは知らないかもしれません…
SLIDERSは、今や、堂本兄弟の後ろでつまんなそーな顔してふてくされて座っている

「ツッチー」

こと、土屋公平(蘭丸)と、TVなんて1ミクロンも出ないで、ひとりでアコギとエレキ片手に、時々ご機嫌なLiveをかましてくれる、

HARRY村越

の二人(2本のギター)のアンサンブルを中心とした最高の「横ノリ」ROCK BANDでした…解散が本当に残念です

またまた、横道それました。
SLIDERSの思い入れに関しては、また後日。

クラプトンの正統後継者と目されていたテイラーですが、クラプトン程のヤラシイ「タメ」がありません。
あっさりしています。
すーっと流れて行くフレーズ。
聞き流してしまいがちだけど、かなり、高度なピッキングだったりします。

で、そこに、キースのやさぐれギターが割って入って、ミックの雄叫びがまたまた割って入って、曲のテンポはめちゃくちゃ重くてラフ…
もう、ぐちゃぐちゃの魅力満載です!
奇跡のような、アンサンブルです。
STONESは、

狙ったら失敗する

バンドですから、きっと、全ての偶然が重なって、1年間だけ、奇跡を神様が与えてくれたのでしょう。

ホント、聴かずに死ねるか!のLive Albumなのです!



で、恒例の、うちのYER YA達↓
DSC_0162.JPG
左から、UKオリジナルLP(STEREO)、ブラジルオリジナルMONO!!、このLIVE ALBUM発売の原因を作った歴史的ブートレグ LIVER THAN YOU'LL EVER BEオリジナルブートLP、下段。CD/SACD初回プレス(Made In West Germany 18771 9005-2)

で、我家のYER YA達は、結構奥の細道度高いです。
普通のSTONESファンにはだからどうなんだ!的なものばかりですが…

その1:UKオリジナルは、両面コーティングのマト1。両面コーティングのジャケットは他に比べると比較的レア

その2:この前、ヤフオクにもブラジル盤のBLEEDが出品されていましたが、恐らく、正規発売のYER YAの中では、世界中で唯一のMONO MIXのブラジルオリジナル盤。
前回のコラムでも紹介しましたが、STONESのALBUMで、MONO盤があるのは、これの前作、LET IT BLEEDまでです。
で、当然、このYER YAはオリジナル盤がBOXED DECCAのものになります↓
DSC_0163.JPG

なのに、何故か、ブラジル盤だけMONOが存在するのですよ!↓
DSC_0169.JPG
多分レアだと…思います。

その3:このアルバムは、出そうと思って出したアルバムではなく、世界初のLIVE BOOTLEGと呼ばれている、69年11月9日のオークランドの2ndショーを録音した、LIVER THAN YOU'LL EVER MEの出来があまりにも良かったので、急遽発売されたレコなのです。
そうなれば、LIVER THAN〜も聴いてみたいのがSTONESファンってもの。
で、で、LIVER THAN〜のオリジナルブートを所有したいのが、Vynil Junkieたるもの(笑)↓
DSC_0168.JPG
一応、LURCH盤がオリジナルってことになっています。

ブートにオリジナルもへったくれもねぇよ!と突っ込みが入りそうですが、やはり、世界初LIVE BOOTLEGなら、オリジナルで持たなきゃ嘘(苦笑)確かに、この当時のブートのように、「工事現場のはるか先で何かを演っている」音ではなく、会場にいる音です。うん。

で、このブートのすげーとこは、ジャケのタイトルをはんこで押したこのデザインが、後のTHE WHOの超名作Live AlbumであるLive AT LEEDSにぱくられているところでしょうか。
↓これが本家
DSC_0165.JPG

↓で、こっちがパクリ
Live at Leeds [Deluxe Edition]

その4:CD/SACDハイブリッド盤ですが、SACDハイブリッドの初回になるこの盤(当時は、世界中でHybrid盤をプレスできる工場が限られており、これは、西ドイツのプレス工場でのプレスです。)の初盤は、STRAY CAT BLUESのイントロの一部がカットされており、後に回収されてしまっています。


ま、とにもかくにも、多方面に多大な影響を及ぼし、未だにROCK LIVE ALBUMの金字塔でもある、ゲット・ヤー・ヤー・ヤーズ・アウトは何で聴いても

最高!

なのです。

…早くもBlog開設して1ヶ月。思った以上に、多くのヒトに見てもらえて、嬉しい限りです。
ちょっと、UPする期間が空いたのですが、これからも、がんがん「押し売り」状態で、オススメ音楽を紹介して行きます!

BGM: THE ROLLING STONES / GET YER YA-YA'S OUT abko SACD(W.Germany18771 9005-2)

この記事は?
まぁまぁ面白かった(blogランキングに投票してやってもよい)

・・・
。。。
posted by V.J. at 03:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 聴かずに死ねるか! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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