2015年03月13日

2015.03.12 佐野元春35周年アニバーサリー前夜祭 @ LIQUIDROOM

motoharu.JPG1956年3月13日生れ、1980年3月21日シングル「アンジェリーナ」でデビューを飾った佐野元春。彼との出会いは、みんな知ってるSOMEDAYがラジオから流れて来てからだった。(正確に言うとアンジェリーナもガラスのジェネレーションも聴いた事はあった気がする。更に正確に言うと本当の意味で元春にはまったのは、その次のシングルDowntown Boyからだ)

1981年、僕が13歳(中一)の時だ。

多感な思春期に出会った元春がデビュー35周年を迎える。
実質、34年間、元春と共に過ごしてきた事になる…

そんな彼の誕生日の前日である3月12日、来るべき35周年記念イヤーとなる2015年のキックオフミーティングと称したトーク&ライブイベントTonight Show Featuring Motharu Sano へ足を運んだ。
  
  
  
  
コヨーテバンドを率いてからの元春は、ライブハウスに定期的に帰って来てオーディエンスとの一体感を楽しんでいる。
「格」(って言っていいのかな)からするとあまりにも小さなハコ、恵比須LIQUID ROOMでのイベント、至近距離で久しぶりに観る元春に否が応でも気持ちはたかぶる。

ほぼ定刻で客電が落ち、コヨーテバンドの面々が持ち場に着く。
1曲目は、誰かが君のドアを叩いてる(frm SWEET16, 1992) だ
立て続けに ポップチルドレン−最新マシンを手にした陽気な子供たち‐(frm SWEET16, 1992)
と、SWEET16からの楽曲が続く。
SWEET16は中期元春の傑作として支持の高いアルバムだけど、コヨーテバンドによる演奏は性急で攻撃的で本当にカッコいいロックンロールに変貌していた。特に、ポップチルドレンは全く別の曲と言って良い位にギターバンドとしての音に生まれ変わっていた。

続いて、一昨年だったかのXmas Special Liveの時も演奏した、国のための準備(frm THE SUN, 2004) だ。
やはり彼は怒っている。
今の日本の進みゆく行く末を。
直截的な言葉でこぶしを振り上げて怒りを表明するのではなく、あくまでも歌で。
この後、第二部のトークショーで話される彼を表す重要なキーワード、「粋」、「Cool」を地で行く様な曲だ。演奏はあくまでもヘビーだ。

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国のための準備はもうできてるかい?
国のための準備はもうできてるかい?

家族とか大切な人を心に留めて
美しく見える話しには裏がある
気をつけろ

人は時に行き着く先のことなんて
何も考えずに歩きだしてしまう

そして道に迷い 帰れなくなって
言葉もなくとたんに そう寂しくなる

国のための準備はもうできてるかい?
国のための準備はもうできてるかい?
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もうこの3曲だけで十分満足だ。
続いて、コヨーテバンドと出会ってからの曲が続く
夜空の果てまで(frm COYOTE, 2007)
ポーラスタア(frm ZOOEY, 2013)
君がいなくちゃ(新曲, 2015)
La Vita e Bella(frm ZOOEY, 2013)

比較的アッパーな最近の楽曲で固めた第一部のライブが終了する。
短い時間ではあったが、何度かコヨーテバンドを観て来たが今回のLIVEが一番良かった。
荒々しさばかりが目立つ演奏の印象が強かったコヨーテも、時にしなやかに、しかしHKBの様な芳醇さや成熟と言う言葉を拒否するかの様なロック魂あふれた演奏は本当に素晴らしい。

今日のLiveは、サムデイも約束の橋も悲しきRadioもロックンロールナイトも無い。
佐野元春&The COYOTE BAND 純度100%のライブだった。
もう、サムデイや約束の橋はいいかもしれない。
本宅であるホーボーキングバンドで聴けば良い。
初めて心からそう思った。

やっぱり、コヨーテバンドは、この春発売される「Blood Moon」(昨夜タイトルが発表された!)含む3枚のアルバムで勝負しても十分通用するバンドだ。
コヨーテアルバムがBack To The Streetだとすると、三作目のBlood MoonはコヨーテバンドにとってのSOMEDAYになるかもしれない。
彼らだけの音を奏でて欲しい。
久しぶりに、ベテランに対して「最新作が最高傑作」と期待出来る日が来た。
それが元春である事がとても嬉しい。

元春は、ホーボー・キング・バンドと言う成熟したバンドを持つ一方で、この若々しいコヨーテ・バンドと出会えた事が本当に本当に幸せな邂逅だったと思う。
正直言って僕は、ナポレオンフィッシュと泳ぐ日以降の作品は、「元春だから」、「いつかまた必ず」…と言う思いで新譜を買っていたが、一緒に歩み続けるのがじょじょにシンドくなっていた。
The Barnを最後に、もう元春は無理…
と、距離を置く様になった。
STONES and EGGS
THE SUN
COYOTE
の3作品はリアルタイムでは聴いていない。

自分の中では過去の人になりつつあった元春が良い作品を作った。
と言う声がいろんな所から聞こえて来た。
そう、COYOTEアルバムはリアルタイムでは聴いていない。
そして、本当に久々に、Downtown Boy以来にヤラれた。
続くZOOEYも期待以上のアルバムだった。

元春もコヨーテ達と出会えなかったら、35周年を迎える事は出来なかったかもしれない。
たとえ出来たとしても、その場に駆けつけ、共に喜びを分かち合う事はなかったと思う。

すっかりLIVEの感想が長くなってしまい、2部の話が…
いつものことです。

簡単に2部の概要を。
立川志らくさんと言う方の落語!
元春らしき殿様の出る古典落語を元春ファンVer.に改作
元春を迎えての35周年イベントの説明
・この春発売のNew Albumのタイトル(Blood Moon)の発表
・ライブスケジュール(ビルボード、コヨーテによるライブハウスツアー、HKBによるホールツアー)
・新たな解釈を加えた音楽詩集の発売
・来年春、更なるNew Album(バンド名義ではなく個人名義のソングライターアルバム)
・インターネットメディアの更なる拡充
・コヨーテバンドのプロデュース(これは、ノーナ・リーヴスやMellowheadのプロデュース?どうせなら、Great3やプレイグスで聴きたかった…)
と盛りだくさんだ。

YOUNG FOREVER
君のその心 若く
出来るだけ遠くまで 駆けてゆけ

佐野元春と一緒に同じ時代を歩めて誇りに思う。
そんな気がした。

このライブのMCで一番印象に残った言葉は、「35年間 友達みたいに扱ってくれてありがとう」「おかげでいつも楽しい時間を過ごせた」みたいな事を言った。
元春らしいと思った。
  
  

  
  
posted by V.J. at 20:21| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | LIVE観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コヨーテバンドの「ポップ・チルドレン」聴いてみたい。
ホーボー・キング・バンドはまだ続くんだね。
コヨーテバンドはサイド・プロジェクトみたいな感じなんだろうか?
それだと、かなり残念。。
Posted by 名盤! at 2015年03月13日 23:44
名盤ちゃん

ポップチルドレンはマジでぶっ飛んだ!
コヨーテにしか出せない別の歌になっていたよ

カメラが今日のライブは入る。ってMCで元春が言ってて、フロアにNHK SONGSの花輪が飾ってあったよ!

SONGS要チェックだよ♪

HKBはメンバーがメンバーだから、そうそう集まれないかもしれない(ってコヨーテもそうだけど)でも、ホールツアーはHKBで。って言ってたよ。

この2つのバンドをうまく使い分ける事でマンネリを防ぐ事が出来る気がする。であれば、2バンドで行って欲しい☆

Posted by V.J. at 2015年03月14日 03:40
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