2014年03月10日

THE ROLLING STONES 14 on FIRE JAPAN TOUR MAR4, 2014

初日のライブが終わって、ウェブを眺めるとまことしやかにキースの(一時的)体調不良説が流れている。
「あんなに体調が悪いのに、最後までライブを務めてくれて本当にありがとう」
「ペニンシュラ(逗留地)のメシに中って腹を壊していた」
「アブダビはいつものキースだったんだから、あんなもんじゃない」

お前ら、どんだけ関係者筋なんだよ!

と、あっと言う間に駆け巡るウェブ(SNS)の情報の速さと信憑性に疑いの目を持ちつつも、なんとなく

「今のキースは実はあんなもんなのかもしれない…」

と言う思いもなんとなく払拭しきれない1週間を過ごしていました。
不安9割、期待3分、諦め7分 位のキモチで3月4日、再度東京ドームへと足を運んだのでした。。。
 
   
  
2日目(3/4)
6時半になんて始まらないのは実証済みでしたので、余裕ぶっこいてその日は6時45分過ぎ位に着席。1階席ながらステージに正対し、花道からはかなり近い距離。肉眼でもきちんと確認できる近さです。

…って言っても花道中央にはミックしか来ないんだよな(´Д‘ )
(正確に言うと、リサがギミシェルで来ます、シャウトします! ロニーも遊びに1度は来ます。キースは前回Miss Youの時に仕方なく来ましたが、ギターも弾かずとぼとぼやって来てすぐにとぼとぼ引き返しています。)

これでCG席、花道至近距離って…
ひでぇな。
つか、GCなんて買うヤツはバカだな。と、負け惜しみに近い思いを抱きつつ開演を待ちます。

ちなみに、STONESのライブはお祭りの様なものです。
あの祝祭的空間は、音楽的な何かを求めるものでは無いような気がいつもどこかでしています。
そうして、お祭りには当然、奉納金が付き物です。
GC席(ちなみに80,000円、S席は18,000円、A席は14,000円)なんて、STONESへの忠誠度を測るようなもんだと思っています。
ビガーバン・ツアーの時もS席だったVJは、実はそこまでの忠誠度は無いのかもしれません。
全ての公演には足を運びますがGC席を自腹で払う事は天地がひっくり返ってもしないでしょう。
忠誠度レベル2程度でしょうか(苦笑)

まぁ、GC席については、価値観の違いですのでとやかく言う事では無いですが、今までGC席とほぼ同義の席のS席で見続けて来た経緯があり(アリーナ2列目キース側、武道館アリーナ、GC席と柵を挟んでのS席、海外でのGC席への乱入)80,000円と言う超インフレ価格に、「ここはブラジルかよ!」と突っ込みを入れつつも、そこに身を投ずる気にはやっぱり到底なれませんでした

(まぁ、前回の記事にも書きましたが、今のSTONESがそこまでの存在ではない。と思っていた。ってのが一番強いかもしれません)

話がそれました。
いつもの事です。

で、どこまで話したっけ?
って、まだ始まってませんでした。

えっと、客電が落ちました!
チャーチャチャ スチャラチャラチャラチャ〜♪
おっと、Start Me Upで今日はスタートです☆
そのままの勢いで、You Got Me Rockingへ…

なんか
凄く嫌なオープニングです。
そんな好きでも無い(って言うか有名ドコでSTONESが好んで演奏する中では)キライな曲で畳み掛けられるだけで、チト萎えています。(初日のアタマのツカミが良すぎた(演奏はダメ過ぎですが…))

ま、ま、そんな事より…
あの絶不調は一体全体何だったんだ!
と言う位、キース動いてます☆
サンローラン製20万のスカジャンを小粋に着こなし、笑顔で腰を落として、ポーズをキメつつ、肝心なトコ以外は弾かないギタリストに戻っています(これはこれで良いのだろうか…)

3曲目のIORRのイントロも10点中6点位?怪しいトコもありますが、何とか次第点でまずは難関1をクリア…
続くTUMBLING DICEはもう20年位怪しいイントロを弾き続けていますので、ま、こんなもん。

なんだか、王道で大味なセトリになっちゃったなぁ…
と思いつつも、いつものストーンズ。に戻りつつある演奏に身を委ねます。
これが正しい姿だよね!

「アタマっからフルチン」

これが50周年、新譜を持たないツアーの正しい姿。
と思いますが、人は無いものねだりが過ぎる生き物です。
キースの復調が見て取れれば、素直にそれを喜びつつも、あっと言う間にセットリストに不満が募ります。

そんな、キモチに追い打ちを掛けるように…
アコギにキースが持ち替え、数歩前に歩み寄りあのイントロを…

あいーーーーーーーーん

来ちゃいました、悲しみのアンジー。

初日はワイルド・ホースです。
バラードコーナーが日替わりメニューだったら、今回は絶対火曜日なんだから、RUBY TUESDAY が来ると確信していたのに。
悲しいのはこっちのほうだよ!

あいーーーーーーーーーん

この「外れクジ」を引いた感たら無いです(´Д‘ )
思わず、ケータイ取り出して、今までの流れを初日共に参戦して大いに盛り上がった、STONES好きのSNSの友達に報告しちゃいましたよ(-_-メ)

あいーーーーんに続いて、本ツアー唯一の新曲、DOOM AND GLOOMですが、あいーーーーーんのネチャネチャネチョネチョした気持ち悪いVo.もまぁ、ミックの専売特許って言えば言えなくもないんですが…
やっぱりミックは、言葉一つ一つがパーカッションと化し、叩きつける様な「打楽器としての声」が一番の魅力で、本当の意味で言葉にビートを乗せられる世界唯一のボーカリストだと思っています。

そんなミックに、一番似合うのは短い単語を矢継ぎ早に畳みかけるD&G(勝手に命名)の様な曲が一番ハマると思っています。(当然、初日のGet Off Of My Cloudがそのタイプの代表的な1曲なのは言うまでもありません)
更に、この曲でミックがテレキャスを手にし、テレキャス、テレキャス、ストラトの3台のギターによる、バッキバキの音が肌に突き刺さります。

でもね…
初日にはあまり感じませんでしたが、終始、ミックの声がフラットしていて、ただの1度も音程が合ったと思える箇所が無かったんだよねぇ…
初日のキースの不調を俺がストーンズとして全て引き受けるぜ!と言った矜持とすら感じるミックの気迫がなんか無いんだよなぁ…
こういう曲こそ、ミック一世一代の晴れ舞台系だと思うんだけどなぁ…
なんか、ラストもぐっちゃぐちゃ(ま、いっつもそんなですが)な終わり方で、ヤッチマッタ感が漂います…

と、ここまでは、正直、なんだか良いのかそうでもないのか良く分からない展開…
キースが元気になりゃイイってもんでもねぇな…と、不遜な事を考えながらもライブは進みます。

さて
ここからが本日のメインイベント。
リクエストのコーナーですが…
リクエスト候補曲、初日から1曲だけなんか見慣れない曲が…

SILVER TRAIN

もちろん、初日も2日目も投票しましたよ☆
初日はBITCHと言う、毒にもクスリにもなんないトコで落ち着いています。
今日も、ALL DOWN THE LINEとかその辺の「聞き飽きた」(実は、テイラーのギターで。と言うBig Surpriseがあれば、これも全然アリですが、そんな頭どこにもありませんでした…)トコに落ち着くんぢゃなかろうか。と、諦めに似たキモチでぼんやりと正面のモニタを見つめます。

すると…
なんと!なんと!!なんと!!!なんと!!!!
SILVER TRAINの文字とともに、ミックによる、ミック・テイラー紹介のコールがぁぁぁぁぁぁああああああ!

ぎゃーーーーーーーーーーーーー!と叫び声を挙げて、泣き崩れたのは言うまでもありません。
なんか、周りの客は、「こいつ何?」みたいな目で見ていた感満載ですが、そんなもん構ってられません。
テイラー、ロニーによるダブルスライド
ミックのハープによる、ストーンズ流ロックン・ブルーズ

テイラーのスライドソロはコンパクトに纏まっていて、もっと弾けよ!とも思わなくもなくは無いのですが…
テイラーをこんな極東まで連れて来た甲斐があるってもんです!

「ランブラーのゲスト。」
と言う扱いでしかないテイラー。50周年を彩る1ページとしての扱い
(そのくせ、キースのSlipping Awayでコーラスキメてたりしますが、声なんて聞こえません。)
もしかして、1曲いくら。で雇われてるんぢゃね?と思わせる酷い使われ方…
Silver Trainやっても、テイラー呼ばれなかったらどうすんねん。と思っていましたが、ちゃんと呼んでくれました。

もう今日はこれだけで元取ったどころかお釣りが来る位の記念すべき1夜になっちゃいました。
おぃおぃ、さっきまで何ブーたれてたのによぉ…
そんなもんです。

そっから先はもうどうでも良いです。
いつものストーンズのライブが繰り広げられて行きます。
もう夢心地で後は野となれ山となれです(現金)

まぁ、そうは言っても不満も当然あります。
キースの日替わりメニュー、HAPPYでしたが、HAPPYたるものテイラーのスライドあってこその楽曲なのに、前の曲ではハモなんてつけてステージに上がって、次の曲はランブラーで彼の見せ場なのに…

HAPPYはロニーが座ってワイゼンボーン(ぢゃねーか?)でスライドやってる脇で引っ込むでも引っ込まないでも無い中途半端にそれを見てぼーっとしてるし…(´Д‘ )
更に、もう何百回もやってるHAPPYなのに、完璧にラスト行き場を無くして終わり方ワカンナクなって、ギミギミギミギミとギミ連呼で誤魔化す始末(笑)

ミックはミックで、メンバー紹介で、ダリルをチャックと間違えるし…
今日は元気なキースはシンパシーで花道を機嫌よく客に愛想ふりまいている間、おててがお留守で、ソロ弾かないし…(その代り、元気に花道猛ダッシュなんて姿まで見せてくれました!)

そんなこんなですが、この日の2時間はリクエストのコーナーのためだけにあった。と言っても過言では無いのです。
それでいいんです!

やっぱり今日も最高に幸せな日でした。
このSTONES史的にも、非常に重要な一夜に居れただけで満足です!
キースも元気になり、同じバンドとは思えない音を聴かせてくれました!

ありがとうストーンズ
最終日はどんなドラマを見せてくれるんだ!




…人間とはかくも単純で現金な生き物なのだろうか。。。
そんな人としての業の深さすら感じさせる一夜でした。





セットリスト
START ME UP
YOU GOT ME ROCKING
IORR
TUMBLING DICE
ANGIE
DOOM AND GLOOM
SILVER TRAIN (Request w/M.Taylor)
HONKY TONK WOMEN

SLIPPING AWAY (w/M.Taylor)
HAPPY

MIDNIGHT RAMBLER (w/M.TAYLOR)
MISS YOU
PAINT IT, BLACK
GIMME SHELTER
JUMPIN' JACK FLASH
SYMPATHY FOR THE DEVIL
BROWN SUGAR

-encore-
YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
SATISFACTION (w/M.TAYLOR)
posted by V.J. at 02:21| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | LIVE観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そして、この日は、すっかり元気になって、「弾かないキース」の大復活。

それはそれでまた良し。

何と云っても、「まさかのテイラー付きSILVER TRAIN」ですから!
Posted by Silver Train at 2014年03月17日 21:31
>Silver Trainさん

>それはそれでまた良し。
あはは、
そうなんですけどねぇ
やっぱり初日を見てしまうと、これはこれで良いのだろうか?
と言う思いが募ります(苦笑)

>「まさかのテイラー付きSILVER TRAIN」ですから!
ですよね♪
僕なんかよりも、感慨ひとしおだと思います♪
いやぁ〜 それにしても…
ちゃんと3日間それぞれ見せ場を均等に割ってしまうのでしょうか…
まぁ、それこそ、「ほんのちょっとだけ物足りないけど、全体的には大満足」
ってトコのさじ加減の絶妙さこそが、STONESが50年「もった」理由の様な気がしないでも無いです…

ある意味

永遠に代表作が無い。

からこその使い減りしないでここまで来たのかと…

50年の縮図の様な3日間だったのかなぁ…
Posted by V.J. at 2014年03月18日 08:37
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