2007年03月13日

Ry Cooderの40年

rycooder.jpgここのとこ、なかなかレコ屋に足を運ぶ時間が取れない。つー我ながら久々に追い込まれた日々を送っておりやすが、そうはいっても、禁断症状がぼちぼちと(笑)
ふらっと立ち寄って、手にしたRy Cooderの2年ぶりの新作をGetしてまいりやした。
  
普段絶対聴かないタイプの音なんだけど、これがまた良かったんすよ♪
 
  
  
  
  
ここのとこ、TEX MEXや、ブエナ・ビスタ〜のCUBAN MUSICと、音楽的なフィールドを縦横無尽に拡げて来た感のある、Ry Cooderですが、こうした汎アメリカ的な視点でジャンルを超越した活躍もそれぞれがとっても良いんだけど、この新作『My Name Is Buddy』は、アメリカのルーツ・ミュージックへの旅。自身の踏みしめるアメリカの地をもう一度見つめ直した。
そんな手触りの1枚。

いきなり1曲目からフィドル?の音。カントリー・ミュージック全開。スライド・ギターも殆ど(全く?)使ってないよぉ…

正直「あちゃー、やっちまった」と思ったわたくしめ。
個人的に、カントリーは、STONESが演奏する数曲以外は、全くの守備範囲外(笑)

でもね、聞き進めて行くうちに、芳醇な音世界にどっぷりと浸る自分がいる事に気付かされちゃいます(笑)
なんか、アメリカ人でもねーくせに、だだっぴろい荒野をのんびりと。しかし、しっかりとした足取りで大地を踏みしめて行く。
そんな感覚に襲われます。

このアルバムは、放浪の猫、Buddy Red Catが、自身の眼で見たアメリカの姿を歌っているそうです。
CDも、結構豪華な17編の物語風イラストで構成されてます。

あぁ、これ、Ry Cooderのロードムービーなんだ…
当然、「パリ、テキサス」を思い出しちゃいますよね。

世の中であれ程、映像と音の世界観が一致しているサントラは無い。と思っているV.J.は、自身のアルバムで再度、ロード・ムービーを展開しているRy Cooderの過去。現在。未来。
なんつーもんに思いを馳せながら聞き進めてしまいました。

でね、脇を固めるのが、これまた、アメリカの狂気そのもの。って言っても良い、「ソング・サイクル」を作り出したVan Dyke Parksだったりして…

で、で、Ry Cooderの最初のお師匠さん、Taji Mahalみたいな、ブルーズともソウルとも付かない様な曲も顔だしたりして…

汎アメリカ的旋律もJAZZYな旋律も顔を出しますよ。当然♪

なーんてかんぢで、聴き進めて行くと、本当に良質な映画を見たような感覚に襲われてね、最後に、このアルバムは、ヤツの名刺みたいなSlide Guitarを「敢えて」封印して、自身の歩みを振り返る旅なんだなぁ〜

と、変に納得。
これ、傑作ですよ♪

Ry Cooderってヤツは、やっぱ、職人肌。学者気質で、なんか、音を楽しんでいるんだろうか?なーんて思う事も多々あるにはあるのですが(笑)、ここから聞こえる音は、本当に愛情溢れる、アメリカン・ルーツ・ミュージックへの想い。

彼は、この40年間、愛して止まない音楽への熱い情熱を様々な形で表現し続けてきて、その結果、こんなに穏やかで懐かしい音に07年の今、また戻って来た。
そんなかんぢ。


V.J.も、こんな形で、40年間、何かを愛し続けて、穏やかに流れる様なキモチに達する事が出来たらシアワセなんだろうなぁ。

なんてね。

ま、たとえ、STONESにリフをカッパラワレタとしてもね(笑)


ヤツのキャリアのスタート。
こっから物語が始まります♪

Rising Sons Featuring Taj Mahal & Ry Cooder
Rising Sons Featuring Taj Mahal & Ry Cooder

  
  
ヤツのセッション時代の中でも、一番好きな作品♪
もうね、これ、ホント好き♪
記事にするならこっちか?って位好きです。
HERON好きのあなた!これも聴いてよ
やっと、普通に入手出来る形になった、SWAMP FOLK PSYCHEの超傑作!

Pilgrims Progress [Import]
Pilgrims Progress [Import]

  
  
個人的にRy CooderのSoloだとこれなんすよ。

Into the Purple Valley
Into the Purple Valley

  
  
マジ、映像と音楽との関係がここまでハマッてる作品を知りません!

パリ、テキサス
パリ、テキサス



STONESが、アメリカの音を完璧に飲み込んだ記念すべき1枚。
その張本人がコイツだったりします。

Let It Bleed
Let It Bleed

  

    
今紹介した全ての要素が穏やかに詰まった、Ry Cooder自身のRoad Movie。傑作です。

My Name Is Buddy
My Name Is Buddy


番外編。
PET SOUNDS好きを自認しているそこのあなた!
これ聴いてなかったら、ヤバイっすよ(笑)
今回の、Ryの相棒です。

Song Cycle
Song Cycle

  
  
  

  
  


ラベル:Ry Cooder
posted by V.J. at 02:26| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日のお買上げ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先月この人の初期のアルバム(1st〜3rdしか持ってません)を聴いていたけど、ブルース、カントリーから始まったルーツ巡りの旅には興味尽きないところがあります。
この人も作品数が多いからそろそろ気の利いたBOXがほしいところですねぇ。
Posted by 路傍の石 at 2007年03月14日 12:42
>路傍せんせ
おぉ、コメントありがとうございます。
おNewのPCからですか?
ちょっと仕事がばたついており、会社からのお返事お許し下さい。

>そろそろ気の利いたBOXが
そうなんすよねぇ〜
ヤツは、最後の方に紹介していますが、ソロ諸作も良いですが、セッション参加の盤。それも、ドマイナーな盤に、隠れた名演が光ってたりするんですよ。

Mark Levinはレア盤の名をほしいままにしていたようですが、盤起こし?とは言え、若き日のRy氏のPlayも聴けてとっても良いですぜ。

Posted by V.J. at 2007年03月14日 22:48
泥臭系があまり好きでないんで、ライクーダーもスルーし続けていたんですが、バイト先の中古CD/レコード販売でinto the purple valleyがあったのを見て、VJブログで紹介していたのを思い出してかけちゃいましたよ…ラジカセでですが(プレーヤーがこれしかないんです爆)

聴いてみての感想でしたが、Let It Bleed(というよりストーンズ自体ですか)とライクーダーの関係…納得した気がします。
とか言いつつ、元ネタであるライクーダーよりもLet It Bleedの方がいいなぁ〜と思ってしまう…いや、Let It Bleed自体は前から好きなんですが…あぁ、ストーンズの方に話が流れちゃいましたね…。VJさん、これ狙ってたんじゃないですか(笑)?
Posted by いたち野郎 at 2007年03月15日 03:39
>いたち様
どもども、お返事遅れてすんません。
ちぃと、のっぴきならない状況になってて…(涙)

>VJブログで紹介していたのを思い出してかけちゃいました
いやぁ〜
これこそ嬉しいっすよ♪
なにかの拍子に思い出してもらって聴いてみる。
書き手冥利に尽きますです。はい。
ありがとう♪

>納得した気がします
でしょ〜
カントリー臭が覆っているのですが、とってもスワンピー。
この人のこの匙加減が、STONESを南部に向かわせたんじゃねーの?
って思います。

>ストーンズの方に話が流れちゃいましたね…。VJさん、これ狙ってたんじゃないですか(笑)?
あはは
分かった?(爆)
つーか、やっぱり、STONESっすから僕は(笑)
STONES好きなら、Ryのアルバムだったらこれ好き♪
それ、正解な気がするでしょ?

泥臭系はあまりお得意ではないとの事ですが、このだるくてゆるいサウンドが、僕の守備範囲です(笑)
決して、正座してなんて聴けません(爆)
Posted by V.J. at 2007年03月16日 09:05
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