2013年03月21日

2013.03.18 GARY CLARK Jr. @代官山UNIT

resize1378.jpgその日は、春の嵐だった。
昼から猛烈な強風が黄砂やら花粉やらPM2.5やらをまき散らし、夜には雨が加わり嵐の様相を呈し始めていた。

まさにテキサス・ハリケーン…
それは、スティーブ・レイ・ヴォーンの呼び名だろ(笑)と言いたいトコだけど、この現代にテキサスから嵐の様なブルーズ・ギターをひっさげてやってきた、Gary Clark Jr. が初来日公演をぶちかましに、嵐の日本に舞い降りたのでした。

当然、駆けつけない訳には行きませんぜ!←そればっか。
 
 
 
 
Gary Clark Jr.
まずは簡単にどんな奴かというと。
1984年2月生まれの29歳! テキサス州オースティン出身(まさに、テキサス・ハリケーン!!)

2010年には無名にもかかわらず、ECの眼に留まり、クロスロード・フェスティバル出演で名を挙げる。

   
  
2012年にはオバマが主催する『In Performance at the White House: Red, White and Blues』に出演し、ミック・ジャガーやBBキング、バディ・ガイやジェフ・ベックといった大御所と共にステージに立つ。

   
   
2012年、つい先日日本でもWowowで放送された、Stonesの50周年記念ライブ(ブルックリン)でJ.Mayerと共に出演!

  
   
A.キーズ等も大のお気に入りで自身のライブ等に出演させ強力プッシュ。

  
などなど…
異様に大物に可愛がられている、まだ20代の若造だ。
ブルーズ系のギタリストとしては(可愛がられ方も含め(笑))
ジョン・メイヤー
デレク・トラックス
に次ぐ位置にいる。多分、今後の音楽界を背負って行く事を運命付けられた本当に期待の星なのだ。

珍しく前置きが長かったけど、↑のYou Tubeで観てもらえば分かる様に、痩身の長身。ストラップを長めにし、エピフォン・カジノを抱く様に弾き、歌うその姿そのものがカッコ良すぎ!

そんなGary Clark Jr.が代官山UNITにてこの日限りのLIVEを行う。
もう多分、こんな小さなハコじゃ観れないんだろうなぁ…
と、期待に胸を膨らませて嵐の中、すんげー使い辛くなった東横線に乗って代官山に向かう。

会場は、既に多くの客が集まっている。
新人のライブだけど、V.J.も含め、年齢層はかなり高め。
ブルーズ好きの好事家達が若造をどれ見てやろう。的な好奇の眼差しを感じる。
今日のLIVEはSOLD OUTとの事で、USTで生放送もされるとのアナウンスがあったので、こりゃ、きっかりに始まるな。なーんて思いつつ、人をかき分け、ほぼ中央に陣取る。
キャパ500やそこらのUNITは開始前から熱気であふれている。

思った通り7時半きっかりにスタート。
イメージ通りにカジノを抱きかかえる様に登場し、ぶっとい音でサイケな音像をスタート早々、延々と奏でている。
個人的には、凄く抵抗のあった「右利きのジミヘン」って言い方(話は逸れるが、デビュー当時の、BEN HARPERはアコギのジミヘンって言われてた…ジミヘンがそんなでも無いV.J.は、なんだよ!っていつも思ってた。またかよ…なんてね)も、カジノそのものの音!フィードバックノイズ混じりにぶっとい音を紡いでいる彼の姿を見ると、まぁ、そう言いたくなるのも分かるなぁ…なんて、ぼぉーっと思いつつも、奴の音に蹂躙されて行く。
 
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正直、最初の1音を聴くまでは不安もあった。
YOU TUBEとかで見る彼は、ドストライクそのものなんだけど…
待望の1st Albumを聴いた感想は、実は、変な最近のR&Bみたいな、打ち込みの出来損ないみたいなコンテンポラリーな曲もあって?が100個位付いてた…
思った程、アルバムは好きじゃない(苦笑)

もし、ライブがそうでもなかったらどうすんべ…
なんて不安が無い訳でも無かった。
やっぱり、ライブだよなぁ。
出だしの1音で不安は杞憂に終わり、歓喜へと変わって行った♪

時折、ストラトに持ち替えて、カジノとは違ったバッキバキの音で弾き倒す姿はブルーズ・マンそのものだ。
  
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ストラトでスローなブルーズを、情感を込めて弾き、歌う姿は、エリック・'オンナコドモのお供、ギターも意外にうまいおじさん’・クラプトンが、まだSlowhandと呼ばれ、ギターの神様だった頃のスタイルを彷彿とさせる。

また、個人的にそんなに好きじゃないはずの、『顔弾き』も、彼がやるとグッと来る。(SANTANAがやるのは許せません…)
 
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そして、ジミヘンばりのギターとの格闘。
ジミヘンはアーミングで、ギターがあたかも叫んでいるかの様な音を作り出した。
そんなもん真似したってしょうがない。
奴は、やっぱり80年代生まれの若者。
圧倒的な高速カッティングと同期を取ってワウを踏み続け、ギターで1本で、スクラッチ、DJプレイをぶちかましていた。
  
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こういう、オーソドックスなブルーズだけに留まらず、ギターの新たな可能性を追い求めている姿も、次世代のギターヒーローに相応しい姿だ。
若いんだかジジィなんだか分からない、ジョン・メイ〇ーとかと大違いだ(バレバレ)

そして、指…
このでかさ、この細さ、この長さ
まるで別の生き物の様に動く指遣いは、思わず見入ってしまう。
左手はもちろんの事、右手はフィンガーピッキングを交えニュアンスを変えて行く。
久々だなぁ…
ステージ上の指に魅入った人は。。。
(初めてECを観た時は、双眼鏡持って、指しか見てませんでした。はい…(。-_-。)
 
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歌は、正直、まだ弱い。
でも、現代のSSWぽい軽快な非ブルーズ・ナンバーは、BEN HARPERの持つスピリチュアルさも感じる。
一歩間違えると、ジャック・ジョンソンになりそうなギリギリのトコで留まっているのが好ましい(笑)

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サイケ混じりのハードなブルーズ
若きECも真っ青のスローなブルーズ
R&B寄りのSWEETなナンバー
軽快なR&Rナンバー
現代のSSW的なうた

どこを切り取っても、本当に本当に久々にワクワクさせるGary Clark Jr.

あっという間の本編終了に続き、びっくりする位早くアンコールに応え、ギター1本でブルーズを紡いだ後、ラストのエイント・メッシン・ラウンドでは、STONESのサティスファクションを途中に挟み、観客とのコールアンドレスポンスを交えつつ大団円。

サティファクションじゃなくって、彼の曲でコールアンドレスポンスが行われるのは、次の来日(あ、フジロックに来るらしい。それはそれとして、単独でね)にまでお預けとして、本当に本当に素晴らしいライブだった


ライブ帰りにTwitterの友達と合流して飲みに行ったんだけど、その時の第一声。

『ジミヘンの新譜とかゆって騒いでるヤツはバカだカスだ死ねよ!現代のブルーズを感じなきゃ♪』

心の叫びです。

2013年の本物のBLUES
これを感じて欲しい。
そして、ジジィになってもライブに足を運んで、5感全てで音楽を感じる事の素晴らしさを実感した瞬間だった。

あぁ、ホントに良かった♪

03.18 GARY CLARK Jr. @代官山UNIT SETLIST
1.When My Train Pulls In
2.Dont Owe You A Thang
3.Please Come Home
4.Travis County
5.3 O'Clock Blues
6.Numb
7.Oh Pretty Woman
8.Things Are Changin
9.Bright Lights
Encore:
10.When the Sun Goes Down
11.You Saved Me
12.Ain't Messin' 'Round
 

Blak & Blu [CD, Import] / Gary Jr. Clark (CD - 2012)

うーん
でも一応聞いてみて!







posted by V.J. at 00:28| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | LIVE観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by shoe lift for men at 2013年07月25日 14:09
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