2007年02月27日

【Blues強化月間】Slim Harpo

slimharpo.jpg先日、「ピースなブルーズ」。Jimmy Reedを紹介した際、V.J.のトコの、「ブルーズ・メイン・コメンテイター」のお二人から、「おい、ゆるゆるブルーズなら忘れちゃいけないヤツがいるだろ?」とのご指摘が♪

見てやって下さい。この写真。
弛緩し切ってます。
だらだらです♪

でもね、STONESの師匠筋なんです。
このデレデレのオッサン(笑)
こうみえて、エライ方なんですよ♪
そんな、ルイジアナ・ブルーズの重鎮。
Slim Harpoを今日はご紹介♪
 
 

  
  
V.J.のBLUESとの出会いは、当然、STONESだったりします。

Little Red Rooster⇒Howlin' Wolf
で、Wolfのオヤジの咆哮にビビったり…

ダートフォードの駅で、Mickが持ってたMuddyのBest盤に対して、Keithが声を掛けたその瞬間に、STONESが転がり始めた…
つーんで、Muddyを聴いて、真っ黒い表現の凄さを体感したり…

Stop Breakin' Down
Love In Vain
Crossroad
etc…
STONESのみならず、E.C.にも影響力を与え続けた伝説のロバジョンの難解さに頭をかかえたり…

Alexis Kornerのトコで、腕を磨いていたBrianが、当時、エルモ・ルイスなーんて芸名を使ってた事を知り、、、
Elmore Jamesの豪快なスライドに行き着いたり…

そんな、ブルーズへの沼地へ足を踏み入れ、「クモとハエ」のG.のカラミが、J.Reedのパクリだった事に気付いたり…

と、STONESがBLUESのセンセだったのです(おっと、先生でした(爆)内輪ネタ)

そんなBlues探求の手引きとしてのSTONESから教えてもらった何本ものBluesへの道。
当然行き着く先のひとつとして、メインストリートのならず者の中の1曲。
Shake Your Hipsの猥雑で、汗臭くて、息が詰まる様な閉塞感を求めて、辿りついた先が、Slim Harpoだったのです。

I'm A King Bee
Shake Your Hips
以外にも、
I've Got Love If You Want It
Baby, Scratch My Back
と、刺激的なタイトルが並ぶ、このオッサン。
きっと、ずぶずぶでごっつい呪術的なビートをたたき出すんだろうなぁ〜

なんて期待を込めて、沼地への第一歩を踏み入れたんすけど…

「はぁいむぅはぁひぃんぐぅびぃぇぇ〜」

いきなりの脱力Vo.に風呂場のエコーみてぇなくぐもった音。
まさにこれこそ「鼻歌」…

John Leeみたいなのを期待していただけに…Slim Harpoを初めて聴いた時の脱力感ときたら…
笑っちまいましたよ♪

名前の通り、Harpistでもあるんですけど、Blues Harpって言うよりも、どっかのSSWが吹く様な優しい音色とか…
どこまでも、ずっこけた記憶が(笑)

ま、聴き進めて行くうちに、意外と?、FUNKYなノリの曲も多く、思わず、
Shake My Hip♪
てなキモチに不覚にもなっちまったりもします。

基本的にはブギなんすけど、John Leeの様な寂寥感。とはまた別のビートが、じわじわと効いて来ちゃいます。

John Leeが、夜道でいきなり鈍器でアタマを叩かれて、ノックアウトさせられちまう。と、したら、
スリム・ハーポは、最初はぬるーい風呂で鼻歌歌ってたつもりだったのが、だんだん温度を熱くさせられて、気付いたら茹で上がっていた。

そんな、カラダの芯にじょじょに効いて来るビート。

そんなかんぢかな?

エグミやクセの強さで強い酒のお供になる珍味(John Lee)
って言うよりも、なんの気無しに手を出しながら、ぽりぽり食い過ぎたら、次の日鼻血が出ちゃう、マメ類ブルーズ?(なんぢゃそりゃ…)

でも、どうなんだろ。
STONESって、ワイルドで、性急で、攻撃的で、パンキッシュなBeatが身上だったりするはずなんだけど、Jimmy Reedや、Slim Harpoが、ヤツラのバックボーンに、「でーん」と居座っている事実。

黒白問わず、ゆるーいビートは、永遠の麻薬
なのかなぁ〜

久々に、Slim Harpoを引っ張り出して聴いてみて、そんな事をふと思った次第。

ちなみに、Slim Harpoは、ミシシッピ・デルタとはまた違った沼地のルイジアナのご出身。
じめじめと暑苦しい高温多湿地帯。
スワンプ。
と言うコトバもこの地方を指すコトバの様です。
テキサスの豪快な熱風と180度異なるこの地域の、じめじめとした湿度の高い風。

あ、そうか!
どうも、ヤツを表現しようとすると、「風呂場」ってコトバが思いついて仕方無かったんですよ。
やっぱり、この、じめっとした風。それも、湿っているが故に、ゆっくりと流れるこの風。
これが、ヤツの生まれ育った風だったんだ。
てね。

そんな、ぬるまあったかくて、心地良いんだか悪いんだか分かんねー風が、Londonのうす曇でブレンドされると、あの、閉塞感が生まれるんだ。。。

いや…
ブルーズ
奥深いです。

古臭いとか、ワンパターンとか思っているヤツラも多いと思うけど、改めて、彼等の音楽がどんな経路を辿って、そして、土地土地の風を更に身に纏って進化して来たかに思いを馳せる。
至福の時間です♪

酒飲みたくなっちまった(こればっか)
とにもかくにも…

STONESに感謝しなきゃ♪
  
  

なんだよ
こんな値段で、今は買えるのかよ(笑)
俺は、1500位は払った記憶が(爆)
  
The Best of Slim Harpo
The Best of Slim Harpo

  
  



ラベル:Blues Slim Harpo
posted by V.J. at 23:55| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(2) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございます♪
V.Jさんならではの解釈、面白さに一気に読んでしまいました!!

風呂場=ルイジアナ
この構図が面白い!!しかも言いえて妙ですね♪
ルイジアナBluesはWetで、どっかユルさが付きまとっていて・・・。
癒しなBluesと自分の中では解釈。(笑)

ただ、この辺のはあまり人気の無いせいか
安いものが多いのが、嬉しくもアリ、悲しくもアリ♪
Posted by リュウ at 2007年02月28日 06:10
わーい、ユルユルのネヴァネヴァだーい!

すみません、取り乱してしまいました。
この臭みとこの緩さ加減、イイですよねぇ。クセになりますよ、これは。

さすが、有言実行!男前ですな。

あと、ロック好きぢゃねーかもと言ってしまうところがロック好きの証のような気がしますよ。
Posted by chitlin at 2007年03月01日 00:03
>リュウさん
書きましたぜ、書きましたぜ、書きましたぜ(笑)

>V.Jさんならではの解釈、面白さに一気に読んでしまいました!!
こちらこそありがとうございます♪
書き殴りですが、これでも、久々に引っ張り出して聴いてみたんですよ(笑)
で、改めて聴いてみて、ゆるいなー♪
でも、なんか、J.Reedのゆるさと何かが違うなぁ〜
なんだろ…
みたいに立ち止まりました。

良いキッカケを与えてくれて、リュウさん、ありがと♪
こういう再発見。良いもんですね。

Posted by V.J. at 2007年03月01日 00:10
>Chitlinさん
うっす!
男前っす(笑)

>ユルユルのネヴァネヴァ
そうそう♪
ゆるいだけぢゃなくて、やっぱ、ネバネバだよね、このオッサン。

>ロック好きぢゃねーかもと言ってしまうところがロック好きの証のような気がしますよ
へへへ
どうなんでしょ(笑)

「逆説的アイロニーの彼方にある真実の地平へのメタファ」

どう?
なんだかわかんねーけど、凄そうぢゃない?(激爆)

意味も何もかも全て極めていい加減(自爆)

P.S. TBサンクスです!
これからお伺いしますね♪
Posted by V.J. at 2007年03月01日 00:14
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