2007年02月08日

【BLUES強化月間】Lightnin' Hopkins

l_hopkins.jpgMUDDY, ロバジョン, John Leeと来たら、やっぱ紹介しない訳いきません。
V.J.の中で、『ブルーズ・マン=Lightnin' Hopkins』
もうこれしかないでしょう♪
  
  

  
  
Lightnin' Hopkins(1912-1982)
ミシシッピ・デルタの過酷な労働で育った、デルタ・ブルーズと同じく、ブルーズの源流として、テキサスの地があります。
そんなテキサス・カントリー・ブルーズ・シーンの重鎮のLightnin'は、なんていったら良いんだろうなぁ〜
とにかく書き散らしてみましょう♪

テキサス・ブルーズって言うと、T-Boneみたいな、ちょいジャジーで意外と洗練された音。
なーんてイメージが強いのですが、なんたって、Lightnin'です。
あの風貌です。
よれよれです。
真昼間から、強い酒かっくらってます。
絶対ヤバイです。

そんな、Lightnin'に対して僕が持つイメージは、みーんなが、シカゴ、N.Y.、デトロイトなんかの大都市に向かっていったにも関わらず、地元のバーで黒人だけぢゃなく、テキサスって土地柄だけに白人なんかも相手に、ずーーーーっとフロアを揺らし続けた、極めて土着性の強い、『田舎のオッサン』って感じ。

ダンス・チューン良し
ブギ良し
どろどろのスロー良し
バック付きでも、ギター1本でも良し
でも、ギターは別に上手くも無い(笑)つーか、よれよれ。

金歯ちらつかせながらどす黒いグルーブをまきちらす。
ちょっと油断すると、小銭ちょろまかされそうな抜け目無さ。
絶対、信用できないけど、実は悪いヤツぢゃない。
金歯の奥から取っ付き易さもちらちらと見えるけど、自分からは絶対声なんてかけられない。。。
そんなオヤジ。

でも、John Leeなんかよりもずっと「分かり易い」感じも。
ふかーーーーーい、情念を。と言うよりも、生活に根ざした「田舎の芸能」としてのブルーズ。
フロア揺らすのが根っから好きで、ついついハメ外してはしゃいで、スローなブルーズで深く自己を内省する。
その繰り返しを30年。。。
なんてね。

特に初期の、独特のちょい鼻にかかった声で、よれよれのギター一本で歌うブルーズにヤラレチマイマス。

真っ黒いけどどこまで続くか分からない闇とも違う。
どっちかって言うと、田舎の電灯もない真っ暗な畦道。
そんなかんぢ(なんだそれ…)
そこに、鼻にかかった自然体の声。
やっぱ、この声だよなぁ〜

たとえば、Howlin' Wolfの歌唱なんかは、ド演歌で迫力満点(顔も)なんだけど、きちんと、ヴォイス・トレーニングを受けた声に聴こえて、時にtoo muchに感じます。

Lightnin'は、労働現場で鍛えた地の声。
でも、重くなりすぎない。
ダンスミュージックとしてのブルーズ。
なんか、その辺がミシシッピ・デルタとは違うテキサスのお土地柄なのかなぁ〜

テキサスの酒場で真昼間からよれよれになりながら、時に陽気にフロアを沸かせ、時に深く自己を見つめ、時によからぬ事を考えながら、鼻歌の様にどす黒い音を撒き散らしたオッサン。

本人は、凄く頭が良く、歌詞をその場の観客のノリに合わせて即興で作り変えて歌っていたそうです。
歌詞をリスニングだけで理解出来ない黄色んぼの僕は、そこがちょっと残念。

そんな田舎に居つき続けているにもかかわらず、ギター一本から繰り出される音に、何故か、「洗練」さを感じてしまう。どうしても下品になりきれない、人間がDNAレベルで持つ、「品」をLightnin'から感じてしまう僕は耳が腐っているかもしれない(笑)

やっぱ、Hounddog Taylorとか、どんなに上品に振舞っても(決して振舞いませんが(爆))品の悪さが出ちゃうぢゃん。

やっぱり、個としてずば抜けている。
そして、敢えて(本人は無自覚でしょうが)個を磨く事を拒み続け、結果輝き続けたブルーズ・マンなんて、彼しかいないんぢゃないかなぁ〜

やっぱり、凄く好きです♪
このオッサン。

鼻歌みたいによれよれのギター1本で歌っても、そいつの持つ、地の「格」みたいなもんが違いすぎる。
そんなかんぢ。

 
 
なんたって代表作。
嫌がるオヤジを軟禁してNYに連れて来て、酒と女を用意して作ったBLUES100年の歴史の中でも燦然と輝く名作

モージョ・ハンド(コンプリート・セッション)
モージョ・ハンド(コンプリート・セッション)



と、いいつつ、やっぱ、モダンすぎるなぁ〜
ヤツは、こっちの初期のほうが個人的には絶対にお勧め♪

The Complete Aladdin Recordings
The Complete Aladdin Recordings

   
   


posted by V.J. at 23:54| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(1) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お早うございます!!
この方がV.Jさんのお気に入りなんですね♪
渋うございます。(笑)

>やっぱ、Hounddog Taylorとか、どんなに上品に振舞っても品の悪さが出ちゃうぢゃん。

これには、笑わさせていただきましたよ!!
そう考えると、前出のJohn Leeなんかも、知性感じますね♪

地の声というのも頷けます。

John Leeとライヴァル心、お互い持っていたみたいですよ。年代的にも一緒だったみたいだし。なんでもJohn Leeがアイツより俺の方がウマいみたいなこと言ったとか、言わないとか。(笑)

それだけ認めていたということだと思いますが♪


Posted by リュウ at 2007年02月09日 05:57
ロバジョンとかJohn Leeの記事書いててなんでテキサス極悪ブルーズギタリスト(と、勝手に解釈)、Lightnin'のはないのか?とイライラしてましたが、やっぱりはずせないッスよねw

恥ずかしながら[The Complete Aladdin Recordings]、知りませんでした。しかも2枚組みでこの値段。これは買います。
「Mojoがやっぱ、モダンすぎるなぁ〜」ってw、初期の頃はどんな音なんだ?と期待は膨らみます。
Posted by まつかわっ at 2007年02月09日 09:48
>リュウさん
コメントありがとう♪

>この方がV.Jさんのお気に入りなんですね
うん。
カナリ好きです♪
つーか、モダンのヒト達ってあまり実は聴かなかったりして(笑)
カントリー・ブルーズずぶずぶなんですよねぇ〜
MUDDY以外のモダン・ブルーズでリュウさんの「いちおし!」って誰ですか?
アルバート・キングとか?

>なんでもJohn Leeがアイツより俺の方がウマいみたいなこと〜
がははは!
なんか、どっちもどっちな気がします(爆)
どっちも上手くないです(激爆)

>それだけ認めていたということだと思いますが♪
そうだね♪
どっちも認めちゃいます(笑)
Posted by V.J. at 2007年02月09日 20:56
>まつかわっさん♪
新婚どーですかぁ〜♪
ブルーズですか?(爆)

>やっぱりはずせないッスよねw
はずせないっす♪

>これは買います。
ポチっとな。でお願いします(笑)
これ、Lightnin'の初録音含むですぜ。

>「Mojoがやっぱ、モダンすぎるなぁ〜」ってw
なんかさぁ、都会的ですよ。大都会(爆)
初期は聞いてのお楽しみ。つーことでひとつお願いします(笑)
Posted by V.J. at 2007年02月09日 20:59
アームゴーナルアーナ アンゲッミモージョーヘーン♪

首にタオルをチョイと掛けて、
野外のバーベキューパーティーに呼ばれて歌うんですよ、
この人の場合は。
テキサスとひとことでいってもホント田舎ですからね。
気の利いたジュークジョントすら存在しません。
砂埃舞う道端がフロアでやんす。

DVD『ライトニン・ホプキンスのブルース人生』はご覧になってますか?
ひょっとしてまだ未見でしたら観ておくんなまし。
故郷の地元でタムロする普段着のライトニンオヤジに
目から鱗です。
Posted by 路傍の石 at 2007年02月09日 23:37
>路傍先生
そのDVDですが、前から存在は知っていたのですが未見です。
なんか、マジ、田舎のオッサンの日常。って感じらしいですよねぇ〜

>砂埃舞う道端がフロアでやんす。
ホントそんな感じなんでしょうかねぇ〜
DVD用の演出だったりして(笑)

やっぱり、みないといけませんなぁ〜
Posted by V.J. at 2007年02月10日 05:10
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Excerpt:  お早うございます!!  21年ぶりの3ヵ日休み、“暇”持て余してます・・・・。    こんなにノンビリ世間は動いていたというのを、改めて実感♪  酒&おせちな怠惰な生活をピリリとさせたくて、..
Weblog: その日暮らしの音楽日記
Tracked: 2007-02-09 05:50
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