2007年02月04日

【Blues強化月間】John Lee Hooker

johnlee_stones.JPGMUDDYはKING of CICAGO BLUES
ロバジョンはKING of DELTA BLUES
で、今日紹介するJOHN LEE HOOKER は 
KING of BOOGIEです

ブギですよ♪
ブギウギ♪
要は、“ロケンロー”の王様って事になります♪
冒頭の写真見て下さい。(クリックででかくなります)
STONES & E.C.(おぉ!2ブロック)を従えて、ちんちくりんの王様が君臨しています。

ブギ一筋ウン十年。
そんなJohn Leeの呪術的なビートにはまったら、それこそ沼地へずぶずぶですぜ。
  
  
  
  
ロバジョンと言う『重石』を、前回の記事で紹介しちまったので、後はもうV.J.の好きなBlues〜British Blues Rockを心おきなく紹介できるので気が楽です(笑)
なので、3大KINGとかは紹介しません。あしからず。(爆)

John Lee Hooker(1917-2001)
ロバジョンの様な超絶なギターも、マディの様な、確信に満ち満ちたブルーズ王道も彼にはありません。

エレキ・ギター1本+自分の足+絞り上げる様なダミ声
これだけあれば十分。
他に何が必要って言うんだ!

ひたすら延々と1コード。
それもエレキギターのみで…
アコギ1本での弾き語りはそれこそ山程いましたが、やっぱ、デトロイト・モーターシティを中心に活動していただけのことはあります。
工業都市です。
オール電化です。
エレキ弾き語りです!

でもね、エレキ・ギターでビブラートキメまくったメロメロのソロを弾くとか、ホーンを従えてゴージャスにブルーズをキメルとかぢゃないですぜ。

じゃらじゃらじゃらじゃら
くいーん
じゃらじゃらじゃらじゃら
くいんくいーん
じゃらじゃらじゃらじゃら
ぴーんぴーん   ぴんぴんぴんぴんぴん   ぴーーーーーん
じゃらじゃらじゃらじゃら

そんなギターの裏で
ドンドンどんどんどんどんどんどんどんどんどん
と、足を踏み鳴らす音(tone drone)が永遠に…

晩年は、バンドスタイルでもやっている様子ですが、初期のJohn Leeは全曲このスタイルです♪

このスタイルで、50年、10個以上の芸名を使って、数々のレーベルから山の様な録音をし続けた、John Lee…
で、どの曲も基本は全部これ…

若干、テンポを落とした、情念を搾り出す様な凄みのあるブルーズ

若干、テンポを上げた、ダンスナンバー
の繰り返しです。

声は、ノイズぎりぎり。不快ぎりぎりのところで均衡を取ってます
彼自身は、当然、意識して均衡を保っている訳なんてあるはずもないですが、彼の存在がギリギリのところで、聴き手に「麻痺」「陶酔」「不安」「笑」を波状攻撃でぶつけて来ます。

ジャンプ・ナンバーでは、自然とJohn Leeのリズムにカラダが揺らされます。
沼地の底から搾り出す様なスローなブギでは、空気を一変で変えてしまい、聴き手を不安に陥れます。
その繰り返し…

これが、
じわじわと、
呪術の様に、
キイて来るんです。。。
カラダとココロを蝕むんです。
蹂躙されちゃうんです。

アフリカン・ブラックの奏でる、ポリリズム的なリズムの嵐。
演者がトランス状態におちいってあげる奇声。
そんな真っ赤に燃えたぎる狂熱の音が伝播して行く凄まじさ。

そんなポリリズム的狂熱を引き合いに出しちゃいますが、やっぱ、John Leeの恐ろしいところは、真っ赤な炎ではなく、そこに彼の声と、ギター1本でつくりだす、一瞬の間。
それが、真っ赤に燃えたぎるはずの狂熱を、「青白い情念の炎」に変えてしまうとこです。

延々と繰り返されるフット・ストンプとギターのカッティング。
そこにかぶさる、地から湧き上がる様な声。

John Lee Hookerは、名前をちょろちょろ変え、レーベルもちょろちょろ変え続けながら、そんな音を50年間、延々と変わらず繰り返し続けました。

彼にとって、Johon Lee Hookerという記号は何も意味しないのかもしれない。
ここまで記名性の高い音は、もう出逢えないのでは…

本当に怖いオトコだ…

これもまた、ブルーズ。




P.S.
ちなみにブギとは…
イメージは分かりますが、コトバの正式な説明をしようとすると、「あれあれ、あんなかんぢ」になっちまします(苦笑)
自分の語彙の少なさに頭に来つつ、ちょっと、「ブギウギ」でググってみました。

「ブギウギは縦横無尽に進化し続けるジャズのルーツのひとつであり、ブルースやロックンロールとも継続的な関係をもっているピアノの奏法だ。左手で8分音符のベース/リズムをロッキング・チェアのように繰り返し、右手では際立ったメロディと即興演奏をしていくのが基本的なスタイル。
激しく強く、時にはユーモラスな側面を見せるこの音楽は、ジャズの中でもリラックスして楽しめるものとして、過去何度もリヴァイバル人気を獲得している。」
goo音楽より(http://music.goo.ne.jp/genre/ARTLISC355/index.html

ピアノで演奏すべきジャンルですね。
それを、自身のギターと足だけで激しくユーモラスに且つ恐ろしく展開していたんですね。

P.S. 2 昨日、朝っぱらから雪山へGo!してきたので、昨日頂いたコメのお返事は明日書きます。
さすがに疲れた・・・
でもね、なんか、疲れきっているんだけど、アタマが変に覚醒していて(笑)
そんな時は、John Leeの記事だ。やっぱ。
なーんて思った次第(笑)
  
  

John Lee Hookerの音楽。何を薦めれば良いんだろ(笑)
僕は、JSP RECORDSってトコが出している4枚組の初期のCD BOXと、50年代以降のアルバムを数枚って感じ。
やっぱ、ベストをまず。
Boogie Chillen

Boom Boom
は外せないっすよ。

Graveyard Blues
 ↑
あ、ここに、ブギー・チレンもブーンブーンも入って無かった(笑)
で、これ貼ろうと思って、中味みたら、僕の本文と、同じよーな擬音使って紹介しているレビューが載ってた(爆)
そうだよな!
  
  






ラベル:John Lee Hooker Blues
posted by V.J. at 01:08| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(3) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さすが、Blues強化月間本部長!!(笑)
渋いところですね♪
偉大なるワン・パターンの王道の人ですが、
あのどす黒い感じにやられてしまいますね。

あの声は、本当に“犯罪”
フット・ストンプ
刻まれるG

これらが加われば、John Leeの出来上がりのはずなんですが、圧倒的な、あの声のおかげで、差別化しているんですよね♪

凄いッ!!
Posted by リュウ at 2007年02月04日 08:44
>リュウさん
>Blues強化月間本部長
あはは。
僕は、「月間」ですから。
1ヶ月で息が切れます(笑)
生涯永久本部長のリュウさんに言われると恐縮します(爆)

>圧倒的な、あの声のおかげで、差別化しているんですよね♪
そうだよねぇ〜
特に初期の、音割れ寸前(つーか、割れてるか?)なんか、Vo.にオーバードライブかなんかのエフェクタかましてるんぢゃねーの?みたいな声。。。
あの声があのバックで鳴らされると…

ヤバイおっさんでした。。。
彼も鬼籍に入っちゃったんですよね。

地獄でブギー刻んでることでしょう(断じて天国ではなさそう)


Posted by V.J. at 2007年02月04日 12:06
John Lee Hooker??
確か?一枚CD持っていたような?
今日、探して聞いてみますね・・・
Posted by esperanza at 2007年02月04日 13:19
>esperanzaさま
おぉ、度々のコメント本当に嬉しいです!
ありがとうございます。

>今日、探して聞いてみますね・・・
ありましたか?
もし、無ければまた焼きます♪
Posted by V.J. at 2007年02月04日 23:07
うっ!直球ど真ん中!!
余りにもど真ん中過ぎて、これまた逆に敷居が高く感じられるんですよ。
私もちょっと棚を探してみようかなと。

月間と言えど、非常に楽しみにしておりますよ。
Posted by chitlin at 2007年02月05日 00:29
ジョン・リー・フッカーのギターの
弦とフレットの間には悪魔が棲んでいる。
拙はそんな風に言っております。

この人のダミ声とフットストンプは
それぞれのシーンで微妙に異なる表情を見せます。
名盤KING727での怪しさは
今でも夜中に暗い部屋では聴けません。
ところがヴィージェイ時代のジョン・リーになると
同じブギでも随分と人懐っこく感じます。
この違いは何なんだと思いましたね。

素顔は大人しくちょっと気難しい。
でも、人に囲まれて演奏するのが好きな
根っからの芸人という感じがいたします。

ジョン・リーは、
拙のなかでも五指に入るブルースマンですね。

さて、お次は誰ざんしょ。

最後に・・・
「弦とフレット 悪魔」で
ぜひググってみてください(笑)。
Posted by 路傍の石 at 2007年02月05日 21:16
>chitlinさま
>直球ど真ん中
おぉ、chitlinさんは、John Leeが直球ど真中っすか!
なんか、「さすが」って感じがします♪
僕は、あまりにも作品が多すぎ&特に初期は何聴いても一緒なんで、それ程実は詳しく無かったりします(でも、好きなんすよねぇ〜)

>月間と言えど、非常に楽しみにしておりますよ
ありがとうございます♪
でもね、月間が多分限界です(爆)
Posted by V.J. at 2007年02月06日 01:03
>路傍先生
どもども、早速、「弦とフレット 悪魔」でググってみました(笑)
トップに表示されてましたよん♪
…って、誰が、そんな検索ワードで検索するか!おぃ!SEO対策にも何にもなってねーぢゃねーか!!!!
あ゛…センセイに対して失礼な言動失礼致しました。
でも、346件中の1位でした。
次は、検索結果が1件のみでドンピシャ!をお願い致します(笑)

>弦とフレットの間には悪魔が棲んでいる。
これは言い得て妙ですね。
あのフレーズ(といえるのか?)は、やはり悪魔的な何かを感じます…

>今でも夜中に暗い部屋では聴けません。
おっかないですよね。。。
どうやってあの表現方法を思いついて、身につけて、延々続けたんでしょうかね?
ヤツのココロの中を見てみたい。
そんな気がします。。。

>ヴィージェイ時代のジョン・リー
やば…ブルーズを語るには避けて通れないヴィージェイ(爆)
パクリVJですので、J.リードとかかけません(自爆)

>根っからの芸人
やっぱり、ブルーズ・マンは河原乞食ですよね。
ダンスホールでブギー・チレンやブーン・ブーンでフロアを揺らすのが本当に好きなんだと思います。
でも、内省的な歌で、すぐに反省する。
でも、でも、芸人なんで、ダンスナンバーも根っからの好きときている。
Lightnin Hopkinsにも同じ傾向を感じます。
John Leeの情念とは比べ物に成らないですが…

>五指に入るブルースマン
おぉ、センセイ、John Leeがそんなにお好きなんですか♪
でも、こうやって、ロバジョン、マディの次に僕は取り上げてしまった。つーことは、三指に入る。って事になります(笑)

>お次は誰ざんしょ
誰にしようかなぁ〜
やっぱ、さっき言及した人のどっちかなぁ〜
Posted by V.J. at 2007年02月06日 01:13
お越しくださり、そのうえコメントまで下さって
ありがとうございます!!
もし良かったらににちゃんのブログの方にもTBつ
けてください!
またお邪魔しま〜す!!
Posted by ににちゃん at 2007年03月02日 22:13
>ににちゃん様
こちらこそ、コメントまで頂き恐縮です♪
いやぁ〜、良かったっすよ!
寂寥感があって。
TB投げさせてもらいますね。お言葉に甘えて♪
Posted by V.J. at 2007年03月04日 21:35
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