2007年01月29日

[祝!紙ジャケ発売]Muddy Waters

俺のメシなんて作ってくれなくてもいいぜ
ベッドメイキングなんてしてくれなくてもいいぜ
俺はただ、オマエとヤリタイだけなんだ

I Just Want to Make Love to You / Muddy Waters
  
  
  
某女史のマネ。
  
  
  
  
MUDDYがいなきゃ、STONESも当然いなかった。

栄光のCHICAGO BLUESの帝王、MUDDY WATERSのCHESSでの諸作がこのたび、紙ジャケ化と相成りました♪
こいつは、CHESSレコード創立60周年記念盤つー位置づけみたいです。


紙ジャケ。つーだけで嬉しいのに、マスタークロックに、ルビジウム・クロック採用の新規カッティングとの事♪
クロックって???
って言う御仁も多いかと思いますが、音楽はジッターから逃れられない宿命を持っておりやす。

えっ?ブルーズの話ぢゃねーのか!
ジッターって何だよ!
まぁまぁ(笑)
ジッターつーのは、レコーディング機器同士を接続すると、伝送する信号に「ズレ」が生じ、そのズレが、音の「揺れ」になって、信号同士がお互いを干渉するようになって音を「濁す」といわれておりやす。
そんな、音の揺れを「ジッター」といい、そうした、ジッターが汚す音から極力開放されるために、各機器同士を同期させる、マスター・クロック。つーしくみが、レコーディング環境においては、とっても大切になるのですよ♪

この、同期を取るしくみが、精密であればあるほど、機器間の音の揺れが少なくなるといわれてます。
で、普通の民生機なんかだと、水晶のクロックが載ってますが、こいつの同期の精度はまぁまぁのレベル。
ルビジウムは、そんな水晶発振器の1万倍の精度を誇ってるんですよ♪
ほら、パチスロ野郎が、ペースメーカー改造して、スロットの周期をあわせる違法行為をするでしょ?(こっちのほーが専門的すぎ…)
そんな同期をあわせるためのエンジンがとてつもなく高精度。って事。

リマスターとかで、音源そのものをいじる事も、まぁ、ありですが、CD化する際に、機器間を音源が移動するたびに劣化する。そんな逃れられない音質劣化を最小限に抑えた形での登場になります。
基本的に、リマスターを認めたくない、原盤至上主義のV.J.としては、ルビジウム・マスター・クロック使用のCD化は、素直に嬉しかったりするんですよ♪
(前置き長すぎ)

で、本編。
今回、紙ジャケ化されたのはこの6枚
Best of Muddy Waters(1955年)
Muddy Waters at New Port(1960年)
Real Folk Blues(1966年)
More Real Folk Blues(1967年)
Electric Mud(1968年)
Woodstock Album(1975年)

当然のように、DUで全買いで、特典ハコが付いてきました♪
 ↓
DSC_2536.JPG

シカゴ・ブルース
モダン・ブルース
なはずなのに、MUDDYの最大の特徴は、あくまでも、カントリー・ブルースをシカゴに持ち込んだ点。
改めて聴いてみると、やっぱ、野太く、ぬめぬめした質感が、ミシシッピ・デルタを彷彿とさせます。

元々、デルタ地域でブルーズをやってたマディは、シカゴで一旗あげようと、シカゴに乗り込んだ訳ですが、いまいちの日々。
当時、ディープ・サウスにどっしりと腰を据え、プリミティブなブルーズで全米を制覇してしまった、Lightni' Hopkinsの成功に刺激を受け、シンプルなギターと、バスドラの響きだけで、ぬめぬめしたブルーズをかまして大成功。
成功したくて都会に出て行って、結局、カントリーブルーズに根ざした音で結果的に成功した。ってのがなんともはや…
なんすけどねぇ〜

でも、あの、ぬめぬめした感覚と野太く直接的に性を歌い上げるマディは、Bluesの重さや陰影が不思議と無い。
豪快さ、マッチョイズムがどうしても先に立ちます。

アノ声、アノ顔で、「俺のxxxはデカイ」やら、「オマエとやりたいだけ」と叫ぶマッチョイズム。
このマッチョイズムが良くも悪くもマディをマディとしている点であり、デルタ地域で、日々の労働、洪水、性なんかの日常について歌うカントリー・ブルーズのシンガーと大きく異なる点なのかな?と思う次第。

オトコにとってのマッチョイズムは白も黒も、洋の東西も変わらず普遍なものだもんね。

だから、はるか大西洋を渡って、青っ白い青年の胸にも、獣の血がぐっとたぎったのかなぁ〜
なーんてね。
やっぱ、John Leeの呪術的なフレーズや、何度聞いても何故か「哀しさ」を感じてしまうロバジョンの甲高い声とかぢゃダメ。
そんな気がします。

やっぱ、マディはいいよ。
今でも血がたぎるもん(笑)

で、今回の復刻ですが、丁寧な復刻がなされておりますが…
レーベル面が…
なんで、こうなるかね?
 ↓
DSC_2538.JPG
今回の紙ジャケCDはすべてレーベル面がこんなかんぢ。

やっぱ、数あるBLUESのアルバムの中でも最高峰、Best of Muddy WatersはCHESSのBlack Labelぢゃなきゃね♪
 ↓
chess_black.jpg
Best of Muddy Waters US CHESS ORIGINAL BLACK LABEL(写真はカッパライ)

良くBLUEラベルのレコは見かけますが、そんなもん買っちゃダメです。
Black Labelが基本です。
でもね、カナダ盤も全く見た感じが一緒です。間違えない様にしっかりチェック!(とはいえ、今、カナダ盤でも15kはします(涙))

当然、全CDがこれで統一されてますので、BLUESファンから総スカン!
自身も、『つくらされた』と言っている鬼っこアルバム。
しかし!
ROCKファンからすれば、永遠の名盤!
サイケで、どす黒くて、ヤバイ音のカタマリがうねりを巻いているELECTRIC MUD♪
こいつも、ブルー・チェスなんかを買っちゃだめです
 ↓
DSC_2539.JPG
ELECTRIC MUD US CADET CONCEPT ORIGINAL

CADET CONCEPTは、チェス総帥の息子が、ROCK全盛期にBLUES側からのROCKへの回答!つー意気込みで設立したレーベル。
それにしても、やっぱ、ELECTRIC MUDはヤバいよ。ヤバ過ぎる!
Let's Spend〜を御大が逆カバーしてます。
ぐちゃぐちゃなアレンジです。
STONESよ。100年はえーんだよ。ホントのグルーブってヤツはこうだぜ。
みたいな。

そんなこんなのMUDDYの復刻。
是非とも、永遠のオトコの憧れ、「黒くてデカイxxx」のMUDDYのマッチョイズムを体感してください。

で、このシリーズの中で、Muddyが黒人世界だけのHEROから、全米中に知られる存在になった、1960年のNew Port Jazz FestivalのCDですが、どーせ、CDを買うならば、是非ともDVDも!
OTISにとっての、モンタレーと同じ。
黒人音楽が白人の聴衆を前に、その圧倒的な音世界を展開する記念すべき瞬間が刻まれています。
BLUESファンには常識ですが、ROCK側の人達もこれは、マストです!

muddy01.jpg

こんな感じで、聴衆は殆ど白人の皆様方。
そんなおしとやかなLADYの前で…

muddy03.jpg

猥雑極まりない、MUDDYのダンスと咆哮♪

muddy02.jpg

盟友、James Cottonのハープも冴え渡ります♪

で、結局…

muddy04.jpg

スタンディング・オベイション♪
白んぼ、総立ちです!
この観客男子。100%、帰宅後、嫁を相手に、Hoochie Coochie Manになったに違いありません!
で、その後、クビをうな垂れたに決まってます(爆)
そんな気にさせるすげーLIVEです。

で、このDVDには、CDには未収録な当日演奏された、オールスターBluesメドレーなんつーのまで収録されてますよん。

muddy08.jpg

ブルーズは、夜酒を飲みながらじっとりと。
そんなの嘘です。そんなヤツは、かっこつけてるだけです。
ダメニンゲンです。ぶっとばしちゃいましょう!

『踊れ!』
これです♪

なんか、当Fesに一緒に出てたらしい、John Leeらしき(違うか?)オッサンも。。。

muddy05.jpg
 ↑
John Leeだよね?
BLUES好きのエロいヒト教えて(2ちゃんねる風)

ついでに、このDVDには1968年のコペンハーゲンでのLIVEと、1977年、デンマークでのLIVEも収録されちゃってます。

ELECTRIC MUD期のLIVEですが、映像&演奏は恐ろしい位Cool
熱いBLUESをここまでCOOLにやられるとは…
圧巻です。

muddy010.jpg

めちゃくちゃCOOLです。
でも、『ズラ』です。
後姿のSHOT、載せようと思いましたがMUDDYへのRESPECTを込めてやめときました(爆)

83年にお亡くなりになられていますから、かなり晩年の映像
 ↓
muddy013.jpg

仏様の様です。
xxxがデカイって言い続けても、それが『祈り』に聴こえます…

やっぱり、STONESの根っこ。
コイツがいなきゃ…
考えただけでもゾッとします。

「この1枚」だったらこれしかないです。やっぱ♪
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これを見なきゃ、MUDDYを語る資格無し!
全人類必見の1枚!!!!!

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posted by V.J. at 00:34| 東京 ☁| Comment(8) | TrackBack(2) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Bluesにお帰りなさい♪
Muddy全買いですか!!
素晴しいです♪
実は、持っていないものあります。(汗)

Muddyはモチロンどの時代も好きなんですが、
最近はブッダのようになった頃と、
初期が特に!!

結局全部聴いてしまうのですが。(笑)
Posted by リュウ at 2007年01月29日 06:24
え!紙ジャケになったんだ・・・・。知らなかった。丁寧に復刻されてるんじゃ、気になるなー。
Posted by パライダー at 2007年01月29日 16:27
>リュウさん
お久しぶりです
コメントありがとう♪
とっても嬉しいです♪

>Bluesにお帰りなさい♪
やっぱ、Bluesは「帰る場所」ってかんぢですね。確かに(笑)
STONESを筆頭に僕が好きな音の「根っこ」です。やっぱ。
でも、僕は、リュウさん程、そんなにブルーズは詳しくないんですよ(涙)
こちらからも久しぶりにお伺いして、勉強させてもらいますね♪

>最近はブッダのようになった頃
ちょうど、Love You Liveの頃ですよね。
モカンボの狭いハコの中で、まさに、ブッダの様にでーんと真ん中にに座ってSTONESの面々が嬉々としてバックを勤める姿が眼に浮かびます。

>実は、持っていないものあります
言ってくれればまずは、焼きますよん。
僕が他に持ってるのは、FOLK SINGERとか言うヤツと、エル・モカンボのブート(これはVINYL)です。

Posted by V.J. at 2007年01月29日 21:23
>パライダーさん
>知らなかった

レコ屋へGooooooooO!だ!
もしくは、
僕のアマリンクを、ポチっとな。
でお願いします(笑)

あ、そうそう。やっと、もうすぐANIMALSに行き着きます(笑)
で、何買ったの?結局。
Posted by V.J. at 2007年01月29日 21:31
V.J.さん、どうもです。
熱いですね。そして気合いのDU箱ですね!
私もまだまだ不勉強なのですけれど、大親分を始めとしてシカゴ・ブルーズは外せませんっ。
ギラギラした生命力に圧倒されてしまいます。

トラックバックもさせていただきます。
Posted by chitlin at 2007年01月29日 23:58
>chitlinさん
どもども♪

>私もまだまだ不勉強
右に同じであります。
Muddyみたいなデカイレーベルにいた人はまだマシですが、まともに12なんて出てない輩だらけですから、どこをどう掘ったら良いかも、どの時代の音源なのかも良く分からなくて、ブルーズとソウルはお手上げ状態だったりします。
結果、ベスト盤に逃げる。そんなのの繰り返しでございます…

>ギラギラした生命力
上手い事いいますね♪
確かにそんな感じすよね。マディは。

P.S. Chitlinさまは、東京(近郊)在住でしょうか?
2月末辺りに、地獄のOFF会なるものを企画しております。ご都合があえば、是非ご参加を検討頂ければ♪
なーんて思った次第です。(私信)
Posted by V.J. at 2007年01月30日 23:37
ワオ!(←古い)
>地獄のOFF会なるもの
“地獄”という言葉がとてつもなく気になります!

都下在住でございます。毎日、上京するような気分です。
2月末というのは好都合ですよ。せっかくの良い機会ですので、こんな若輩者でよろしければ、是非とも参加させてください!

あ、もしかして、『俺の空(耳)』の検証も兼ねるのでしょうか。そういうのもイイですねー。

突っ込んだお知らせがございましたら、とりあえず当ブログの非公開コメント(鍵コメ)に入れてやってください。安全圏ですし、どのエントリでも構いません。

いやー、光栄なことです。
Posted by chitlin at 2007年02月01日 00:38
>Chitlinさん
おぉ!
早速のお返事&嬉しいご快諾ありがとうございます♪

地獄のOFF会、是非ともご参加をお願いします♪
意外と、東京近郊のリンク先の方が少なそう&僕の人徳の無さで、こじんまりした集いになりそうですが(爆)
メンツは、ヤバイ位のコア天然記念物コレクターが揃いそうな予感がしております。。。

詳細は、後日、chitlinさんのとこに伺ってカキコさせていただきますね。

>『俺の空(耳)』の検証も兼ねるのでしょうか。
当然です!
あと、飲み屋へGo!する前に、各自レコ屋によって、「今日の獲物」持参が前提になります(激爆)

ま、まだ日にち以外は何も決まって無い様な、身内の与太話レベルではございますが、何卒宜しくお願い申し上げます!

いやぁ〜、嬉しいなぁ〜
Posted by V.J. at 2007年02月01日 01:39
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