2013年01月24日

2013.01.23 PATTI SMITH @SHIBUYA-AX

単独では10年ぶりとなる、パティ・スミスが来日する。
何年か前のフジロックには来てるが、相変わらずのフェス嫌いなV.J.は当然スルー。
10年前の来日時は、実は、当時のアルバムがあまりピンと来なくて、なんかいいや…て感じでスルーしていたんだけど。

今回の来日に合わせたNew Albumは、幽玄の世界とも言えるような、陰影にとんだ演奏と歌に満ちていて、本当に素晴らしい内容だった。

なかなか、来日してくれない事もあり、一度、体験しておかなきゃ!って事で、今回、初めて、Pattiを体験出来る事になった。
 
 
 
 
ちょっと早めに、友人達と合流し、友人に頼んでおいたTelevisionのチケットを受け取る。
PattiのLIVE当日に、Telvisionのチケを受け取るなんてこれもなにか因縁めいた話。
ロケンロー談義に花を咲かせつつ、会場へと向かう。

パティはかつてNY PUNKの女王と呼ばれたお方
おっかないコアなパンクスだらけかな?なんて思ってたけど、老若男女普通の方々でフロアは溢れている。
開演ギリギリに会場入りしたので、急いで募金を済ませ会場へ。

うげ、立錐の余地も無い程に混んでいる…
なかなか、ステージ中央のポジションに進めないまま開演を待つ。

ほぼ、時間通りに客電が落ち、バンドメンバーとともに、Pattiが登場!
ドドドドドォ!って感じ。みんな待ち焦がれていたんだね、ステージに客が殺到する。
ゴソっと空いたフロアを目指し、ステージほぼ中央の位置をゲット☆

簡単なセッティングの後、演奏が始る。
April Foolだ。
NEW ALBUMを聴いて思った通りの、本当に繊細でニュアンスに富んだ演奏だ。

まず、感じた事は、AXってこんなに音良かったっけ?
って言う位音が良い。
少々音が小さすぎるキライはあるが(PATTIのライブなのに。って前置詞が付くけどね(笑))本当にギターのピッキングの強弱や、ピアノのタッチの強弱までが分かるような音だ。

そして、バンドの演奏を聴いてて、改めて、PATTIはV.U.の直系なんだなぁ。て事。
1stはみんなが知っての通り、ジョン・ケイルのプロデュースだ。
そりゃそうだろう。当たり前だろ!
って言われそうだけど、ライブを体験して強烈に感じた事は、曲の終盤、ジャム的な演奏がワンコード、リズムも一定でうねる様に延々と続いてゆく。

呪術的でもある、このサイケデリックな音像が本当に心地良い。
んで、そんな音に身を任せながら、そっか、Velvetsか…なーんて事に気付いた次第。


そして、PATTIのうた。
あまりレコードでは感じた事が無かったが、とにかく、歌がうまい!
感情を声に込めるだけなら誰でも出来るんだろうけど、そういう次元じゃなくって、あの低音で、叩き付ける様な往年の歌も、慈しむような優しさで包み込む歌も全く音程を外さない。不安になるような箇所がひとつもないのだ…

詩人であり、アーティストであり、母であり。と、様々な顔を見せるパティだけど、歌い手としての圧倒的な技術に裏打ちされた表現力だったのか…
と、遅ればせながら気付かされた次第。

他にも、This Is The GirlのMCで、エイミーに捧ぐ。と言ってくれたり、プッシー・ライオットにも言及したりと、今の時代に闘っている女性に絶えずエールを送っているトコとか、新譜のFuji-sanで、和太鼓をゲストにド迫力の演奏を聴かせたりと、色々見所はあったけど…

ま、そんな事はどーでも良い話。
このライブでは些細な事。

とにかく、パティの優しさ、笑顔…
全てを包み込み慈しんでゆく。

今回の公演は、彼女の強い希望で仙台からスタートした。
実際に被災地に足を運び、自分の目で身体中で、この震災の凄まじさを焼き付けて来ている。
月並みな言い方で嫌になるが、震災で無念にも亡くしてしまった方々の思いをシャーマニックな感性のPattiは自身の中に全て取り込み、その無念さを優しく包み込んでゆく。そんな思いを感じる、歌と笑顔だった…

途中、募金者を対象に、ドラムヘッドにPATTIのサインを書いたプレゼントの抽選や、お馴染みのR&Rメドレーを挟んでライブは進んで行く。

そして、個人的なハイライトは、パティが三つ編みにしていた髪をゆっくりと、1本づつ解きながら、ギアを入れて行く様だ。

そう、Dream of Lifeのように。

そんなギアを入れ替えた後半は、やっぱり外せないBecause the night〜Gloriaで盛り上がりは当然の様に最高潮に。
アンコール後、やはり、今回のLIVEのテーマソングであろう、People Have The Powerで幕を閉じた。

どうしても聴きたかったニガーをやらなかったのは残念だけど(次ぎの日<今日>のオーチャードで、なんと!ニガーをやったらしい…(涙))今回のライブの主題を考えると、やっぱり不要だったかな。と。
それ位、曲も含め、完璧なライブだった。←ちょっと強がり(笑)

震災後、すぐに来てくれたシンディ・ローパーも思い出深かったけど、今になっても全く風化していない震災の傷跡を全身で受け止めてくれたパティの慈愛に満ちた空間に包まれた事に感謝している。

ありがとう。

2013.01.23 PATTI SMITH @SHIBUYA-AX
April Fool
Redondo Beach
Free Money
Fuji-San
Ghost Dance
This Is The Girl
Dancing Barefoot
Beneath The Southern Cross
Medley

Because The Night
Pissing In A River
Peaceable Kingdom
Gloria
-encore-
Banga
People Have The Power
posted by V.J. at 22:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | LIVE観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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