2012年12月17日

2012.12.15 麗蘭 @Billboard Live Tokyo 2nd Show

街はクリスマス一色
ミッドタウンのLEDイルミネーションもキリッとした空気のような澄んだ青で迎えている。
そんな六本木、Billboard Live Tokyoに足を運ぶ。

麗蘭。

かつて、RCサクセション、ザ・ストリート・スライダーズと言うバンドがあった。
そんな両バンドの看板ギタリストが結成したユニットだ。
もう、RCもスライダーズもいない。
そんな中、このユニットは今年で20年を迎えると言う。

色んな想いがあって、麗蘭を観るのに20年かかっちゃったよ。
  
  
 
 
と言う事で、初麗蘭。
V.J.はみんなご承知の通り、青春の全てをスライダーズに賭けていた時期がある。
そんなスライダーズの蘭丸である。
申し訳ないが、これも、ここそこで公言しているが、仲井戸麗市と言う男がどうも好きになれない。
V.J.の世代の日本のロック好きで、「チャボが嫌い。」って言うのは、上の世代でビートルズがキライ。と言うに等しい位、勇気がいる事のような気がするが、こればっかりはショウガナイ(苦笑)

そんな二人のユニット。
ライブで、チャボが自ら言っていたが、一夜限りのBlues Sessionのつもりで、公平に声を掛けたら、あっと言うまの20年。その頃はお互いのバンドも色々な事があって…

まさか、2012年の年の瀬、クリスマスムード一色の六本木で麗蘭を観るとはねぇ。

気が付きゃV.J.も40台半ば。
オールスタンディングのライブがシンドクなって来ている。
最近は、本当に、BlueNoteやここBillboardのライブが好きだ(笑)
酒を飲み、メシを食い、アーティストを近くに感じながらの贅沢な時間を楽しむ。
元春のライブもここだったな、そういや。

実は、蘭丸には、スライダーズのラスト・ライブ以来の再開になる。
お互いに歳、取ったな(苦笑)

蘭丸は、なんだかGSのステージ衣装みてぇなカッコで登場(笑)
元から、ぽっちゃり系だが(俺も人の事全く言えないけど…)いい感じに昔かわいい顔してたヤツが歳とって太る典型の様なお姿

チャボはびっくり…
俺の知ってるヤツのイメージ通り
キャスケット被って
エスニックな感じのいでたちで、テレキャスかきならしてる!
ベスト着てねぇくれぇか?、俺んなかのチャボはいつもベスト着てる(笑)
やっぱ、ロッカーとしては憧れる歳の取り方をしているよな…
素直にカッコイイ!

そんなヤツとは、これまた古いが、清志郎とぎっちりタッグを組んで臨んだ日比谷野音(っていつだ?)以来だ。

2人のギターを中心に、ゴキゲンなロックンロールが立て続けに演奏される。
時折アコギ、セミアコに持ち替えながら、いかにもギタリスト中心のバンド。って感じの曲が続く。

蘭丸は、スライダーズ時代にも見せていた、ファンキーなカッティングを中心にギターを刻む。
ヤツのギターは、かなり流れるような複雑でそこそこ早いソロなんだけど、ソロの途中もファンキーさが減衰しない。
(その辺は、ソロになると、リズムが完全に止まり、ペッケペケになる、元相棒の現在のギターとは雲泥の差だ(苦笑))

そんな事より、SG
そのSGから、リバーブの効いた音色が聞こえた瞬間、なんか、泣きそうになっちゃったよ(苦笑)
記名性のある音を持っているギタリストはやっぱり強い。
あの音色=蘭丸だもんな…

蘭丸、やっぱいい!

残念ながら、予習出来なかったんで、1stと、SOSがなんちゃら。の2枚しか麗蘭のアルバムを所有していないV.J.は知らない曲が多い。
まぁ、どれも似た様な曲なんだけどさ(笑)

チャボは相変わらず調子がいい
カバーズ周辺の頃、政治的な事を音楽に持ちこむのを嫌っていたと記憶していたが、選挙に行けだの、Yes We Can.てオバマのセリフだっけ?が気に入ってるとか。そんな話ばっかしてる。
客席の8割を占めるかの元ロック少女のナレノハテ。V.J.の先輩世代ぽい女子が、胸の前で手をこぉ握って、チャボ見てる。そんな客いじったり、時折かかる野太い男の歓声に応えながら軽妙なMCと楽曲を紡いで行く。

極めて個人的見解だが、この調子良さ、無邪気さが。。。

ま、いい、そんな話は過去の事だ(笑)


今回のライブのハイライト。
久しぶりに演奏するらしい、「今夜R&Bを」だ。
あの、摩天楼あたりの〜♪ な詩の様に、ビルボードライブのステージの奥の緞帳が開かれて、六本木の夜景をバックに2人が浮かび上がる。

この歌の前にチャボは、残念ながら日本で客死したドナルド・ダック・ダンに捧ぐ。と言って歌った。
実は昔からこの曲が嫌いだった。
偉大なSOUL MEN, SOUL WOMENの名を列挙するんだけどさ、昔は、そこにRCとスライダーズを織り込んで歌っていた。
今日は、ダック・ダンと清志郎を織り込んでいた。

で、何でそんなに、V.J.はチャボの事が気に障るんだろう…
そんな事をこの曲を聴きながら、初めて麗蘭を体験しておぼろげながら理解出来た気がした。

こっから先は、極めて個人的な見解。
全国のチャボファンは見ないでね。
文句言われても困ります。

本気でギターを聴いたが、オーソドックスなロックンロールであり、キラメキはさほど感じない。
リフの組み立てや、リズムのズレの面白さ。などもさほどなぁ…。
歌は、Keithのソロの曲のような、いかにもギタリストが作って歌いました。って感じの曲調が殆ど。
メロディ(歌い方も含め)最初っから最後までフラットしているような、ザ・ギタリストのVo.
詩はすぐに、過去の名曲のフレーズや人名を織り込む。

V.J.は、才気走ったアーティストが好きだ。
「血肉を削る」
そんな表現が似合うアーティストの圧倒的なエネルギーをLIVEの場で共有したい。

あのね、
そこなんだと思うんだ。
仲井戸麗市と言うアーティストの本質は、俺達、ロック、ソウルを愛聴していたリスナー、若い頃ギター弾いてバンドやってたバンド小僧の目線とかわんない、その延長線上に存在しているだけなんだと。

代弁者、共感者なんだよな。

俺は自分の眼と耳と口を持っている。
だから、ソウルミュージックを共感するために足を運ぶ事はしない。
なら、六本木のオールディーズバーで、コピーバンドの演奏をバックに踊る(笑)

こんな、クソみてぇなブログでも、てめぇのキモチを現すメディアを誰だって持てる時代だ。
音で、いろんな昔の楽曲のマーキングがされているのはなんとなく微笑ましい。俺も好きだ。
でも、それをコトバとして紡いで行く姿には違和感しか感じない。

そう、そんな「無邪気な代弁者」に昔から違和感を感じ続けて来たんだ。と
今日、はっきり気付いた。

創造者
破壊的表現者
に全身をカミナリの様に打ち抜かれたい。
それが、音楽を聴き続けて行くためのモチベーションであり、そんな瞬間に立ち会える事がダイナミズムだ。

そんな気がした。

ごめんなさい、生意気言って。
20年かかって、やっと気付いた。
やっぱり俺は、仲井戸麗市と言う男には共感出来ない。

でも、蘭丸にはやっぱ、定期的にあいてぇな…
そんな愛おしさをひしひしと感じた。

そんな麗蘭は、ジョンとヨーコーのHappy Xmasをバックに手を振って袖にはけて行った。
その辺の演出も、ひとり会場で鼻白んで見つめてた…

困ったもんだ(笑)
頑固で、偏屈で…
いやになるぜ(苦笑)

明日、20年どころか30年愛して止まない元春にまた会いに行って来る。
曲はパクリもはなはだしいが、V.J.は今でも彼の詩が好きだ。
現代の詩人だと思い続けている。

メリークリスマス!

 
 
posted by V.J. at 22:21| 東京 ☔| Comment(12) | TrackBack(0) | LIVE観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大阪のチャボファンです。

>仲井戸麗市と言うアーティストの本質は、俺達、ロック、ソウルを愛聴していたリスナー、若い頃ギター弾いてバンドやってたバンド小僧の目線とかわんない

それは言えてるかも。
でも、琴線に触れるんだよね〜、チャボの歌は(ギターではなく)。
Posted by 名盤! at 2012年12月17日 22:46
>名盤ちゃん!

ありがとうコメント☆
嬉しいです♪

俺は、色々ぐちゃぐちゃ書いてきたけど、結局、あの声、あのメロディが嫌いなんだよね…(´Д` )

Posted by V.J. at 2012年12月17日 22:52
これはコメント残しておかないと(笑)。

V.J.さん、昔からチャボは苦手…と言ってましたが、ここまで嫌いだとは意外でしたよ。お互いのブログのコメント欄でやり取りしていたころは、苦手とはいえ、どちらかというと好きの方向に振れているように感じていましたからね。でも、読んで怒るどころか逆で、気持ちいいくらいです(笑)。
Posted by Blue at 2012年12月18日 00:09
こんばんは!

20年前に麗蘭を観に行ったton-gooです。

>客席の8割を占めるかの元ロック少女のナレノハテ。

確か20年前も女子率スゴイ高かったです。
いつもと勝手が違って居心地悪かった覚えがありますw
Posted by ton-goo at 2012年12月18日 00:44
やべぇ…
Blueさーーーーーーん!

まずは、ご無沙汰しています。
コメントありがとう!
本当に本当に嬉しいです☆

で、
ごめんなさい…(。-_-。)
正直、麗蘭を観るまでは、チャボには、愛憎あいまみえる。みたいな感覚、どっちかって言うと、Blueさんの言う感触に近かったんですけど…

土曜日に、愛ではなく、憎の部分の漠然としていたものが、明らかになっちゃった。。。
と、言うのが正解なのかもしれません(苦笑)

色んな機会でチャボを目にする度に、好きと嫌いの間をゆらゆらしてたんですけどね…

なんか、
ごめん。
正直に感じたキモチを書きました。

でも、
Blueさんも僕もロックンロールの魔法を信じている。

それでいいすよね!
 ↑
かなり強引(苦笑)

これからも、細く長く仲良くして下さい!

V.J.

Posted by V.J. at 2012年12月18日 00:57
>ton-gooさん!

これまたご無沙汰しちゃってます!
嬉しいです☆本当にありがとう♪

>20年前に麗蘭を観に行ったton-gooです

おぉ!そうなんですか(笑)
ある意味、ご同輩。

なんか、女子率高かったす...

久々に、本当に久々に、「らんまぁるぅぅぅう!↑」って掛け声を聴きました(爆)
Posted by V.J. at 2012年12月18日 01:01
いつもつぶやきSNSでお世話になってる某です。
実は以前からちまちまこっそり読ませて貰ってましたが、、、(言えよって?w)
今回のは感動すら覚えました。VJさんはやっぱ、感覚が鋭敏だと思った。
私もそうなんですよ。もうすんごい圧倒的な表現力を目の当たりにしたいですね。
私にとってはハリーも、宮本もそうでした。
(でもカシマシ、最近大人になってきてちょっと淋しい(´・_・`))
Posted by 蜂蜜爆弾 at 2012年12月18日 09:07
>蜂蜜爆弾さま☆
本当に本当にこんなトコまで来てくれてありがとう!嬉しいです♪

>もうすんごい圧倒的な表現力を目の当たりにしたいですね
俺、アーティストってのは、身近な存在じゃダメなんだと思うんですよ。
まぁ、それがウリでもいいけど、30年も40年もやってくにはそこが大切なのかもしれないけど…
多分、身が持たなくなる。
って思うんですけど、客におもねく様になったら、ちと何かを放棄したんじゃないか。なんて思っちゃいます(最近の宮…ハッ!

>ハリーも、宮本もそうでした。
「でした。」

寂しいです…

でも、そうなんだよな…(涙)

相変わらずの言いたい放題のBlogですが、これからも細々と見捨てないでくれれば嬉しいです(笑)


Posted by V.J. at 2012年12月18日 13:00
とても興味深く読ませて頂きました〜
チャボの唄に関する考察はとても的を得ているとwギタリストの創る唄…私も同感ww
私は駄目ってことはないし麗蘭もチャボのソロも何度か観にいってますが…未だに彼のベストアクトは、君が僕を知っているでの清志郎のバックコーラスだと思ってますww
ギターもブルースギターよりアコギでのあの美しいアルペジオこそ彼の持ち味だとw
MCも含めチャボって根っ子がやっぱ70年代フォークなんじゃないかな…好きだという人はそこに共感できる人で駄目な人はそこが駄目なのかな〜とも個人的には思います。
長々ごめんなさ〜い。
Posted by mar at 2012年12月18日 20:53
>マーさん!!!!!
本当に本当に本当に×100 こんな永久凍土の様な地にまで足をお運び頂き恐縮です

>君が僕を知っているでの清志郎のバックコーラスだと思ってます

あぁ
僕はBlueまでのRCは本当に好きなのです☆

>ギターもブルースギターよりアコギでのあの美しいアルペジオこそ彼の持ち味だとw
MCも含めチャボって根っ子がやっぱ70年代フォークなんじゃないかな…

なるほど…
確かに、ロックンロールだ、ブルーズだ、ソウルだとゆってるわりに、あまりブルーズを感じないですよね(コソコソ)←自分のトコなのにコソコソすんな!(笑)

まぁ、元相方のソウルの解釈の深さ、凄まじさが群を抜いているので、余計そう感じます。

ギミツミボクにおくれよ。

本当にありがとうございました!
コレに懲りず、また遊びに来てくれたら嬉しいです☆
Posted by V.J. at 2012年12月19日 01:34
麗蘭は最初のツアーの音以外はいまいちですからね(笑)
Posted by よしの at 2013年07月23日 02:38
>よしの さま
コメントありがとうございます。うれしいです☆

>麗蘭は最初のツアーの音以外はいまいちですからね(笑)
最初のツアーはそんなに良かったのですか?
何も知らないで好き勝手な事を書いて申し訳ございませんでした。
たった一回聞いただけの感想ですので聞き流してくださいませ<(_ _)>
Posted by V.J. at 2013年07月24日 10:26
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