チケットを手配してくれた友人と現地で落ちあい、いつものようにビールを傾け、いつのものように元春の登場を待ちます。
「セットリストガラッと変えてくるかなぁ〜」
「次のZEPPは、コヨーテだからどうしようか、行きたいよね」
なんて、元春の話題を中心に時間は進みます。
マンスリーライブって、「いつものように」って表現になる。
目と鼻の先で元春が歌うなんて、途轍もなく非日常なのにね。
それもまだ2回目、これが最後なのにね(笑)
横浜スタジアムミーティングとかで、豆粒の様な元春に狂喜乱舞してたのに、酒飲みながら元春を観れるなんてね…
「とてもいかしてるぜ」←そればっか(笑)
前回と同様に定刻通りにショーの始まり。
いつものメンバー
いつもどおり、MCは無し
アコスティックな肌触りの演奏スタート
Please Don't Tell Me A Lie
It's Alright
マンハッタンブリッジにたたずんで
あら…
先月とセットリスト全く一緒?
楽しいんだけど、丸っきり違う曲を期待していた節も無い訳じゃないので、ほんのちょっとだけ、肩透かしをくらった様な(苦笑)
でもすぐに、そうなりゃそうで、演奏のニュアンスとかの違いを楽しもうと、耳が演奏の細部を追い始めてたのも事実(笑)
先月のライブは個人的に舞い上がってたからかもしれないのでそれを差し引いたとしても…
今回のライブのほうが全然、バンドとしてのグルーブが上じゃないか!
元春の声も全然出てるじゃないか!
なによりも、2nd show 客の盛り上がり方が桁違いに良いじゃないか!
良い演奏
良い客
そんな時間を共有するかのように
「楽しい時」
会場みんなで大合唱♪
元春がみんなにアイコンタクトで手拍子を促したり、歌おうぜ!って呼びかけてくれる。
本当に幸せな時間が流れて行きます。
楽しい時の演奏の前に、ウィークリー・ニュースを今回は演奏したのですが、個人的には発売当初は重すぎてあまり好きじゃなかった、ザ・サークルの中でも更に重い曲。
(実は、今になって、サークルの楽曲の詩、一つ一つが個人的にはリアルに響いて来ていて、とても愛おしいアルバムなのですが…)
今回はこの路線で行くのかな…
なんて思わせておいての楽しい時の流れ。
やっぱ、今日のこの場所はSpecialなんだな。
なんて思いながら、アコスティックなスイングに身をまかせてゆきます。
今回も「情けない週末」をやってくれました(バルセロナの夜は落ちたけど…)
チェロのおねぇさんが弾くイントロと、トミーのダブルベース。
なんか、倍音が凄まじくて!鳥肌が…
チェロのおねぇさんも、ライブを重ねてTHKBの一員として馴染んで来たのかな?とにかく、一音一音が心に沁みます。次の約束の橋の印象的な主題もチェロで奏でられるのですが、うん、胸になんかグッと来るんだよね。
とにかく、このフォーマットでのライブも10回を数え、変形HOBO KING BANDでしか出せない音を奏でてくれたのが一番嬉しかったです。
最後は、前回と同じく、GSバリのアクションもDr.KyOnのG.も楽しいドライブ〜来月のライブのスペシャルゲスト、雪村いづみさんの紹介〜ミッチライダー・メドレー〜バイバイ・ハンディラブで終了。
やっぱりあっと言う間の非日常。
来月は仕事の都合でどうしても参戦出来ないので、この夢の様な時間も思い出に。
中学の時にわくわくしながら聴いた元春。そして、40を越えた自分が、未だに元春を聴いている。そんな元春が手を伸ばせば届きそうな距離でアコギを抱えてシャウトしている…
それだけでいいじゃないか。
30周年ライブ〜Xmasのガーデンホールでのコヨーテバンドのライブ〜そして今回のマンスリーライブ。
一連の元春との邂逅は、過去の自分を取り戻し、今の自分を認識する。そんな儀式だった様な気がする。
ありがとう、元春。
最後にセットリストを
Please Don't Tell Me A Lie
It's Alright
マンハッタンブリッジにたたずんで
だいじょうぶ、と彼女は言った
ハッピーエンド
ジュジュ
7日じゃ足りない
ウィークリー・ニュース
楽しい時
君の魂 大事な魂
二人のバースディ
メッセージ
トーキョー・シック(街に出かけようよ)
天国に続く芝生の丘
情けない週末
約束の橋
ドライブ
Mitch Ryderメドレー
バイバイ・ハンディ・ラブ