2006年10月24日

おわりははじまり-F1 Brazil GP-

F1、今シーズンの最終戦、ブラジルGPが終了しました。
無事?アロンソがシリーズ・チャンプ。
コンストラクターズもルノーが取りました。

で、シューマッハのLAST RUNって事ですが、この1戦で、初めて彼の生身の走りを見た気がしました。
  
    
  
16年間、マシンに鞭打って、調教に調教を重ね、自分以外の誰も乗れないマシンを作り上げ、時に無謀とも思えるオーダーを重ね、無理じゃねーか?と思われたブリジストンをここまで引っ張り上げて…

そうして、フェラーリも復活し、ブリジストンもミシュランとの過酷な勝ち数争いにも勝って、名実共にNo.1のパッケージになった。
それもこれも、シューのおかげ。

でも、最終戦は、見事なほどに、マシンに裏切られ、タイヤに拗ねられ…
うぁ、かわいそうだ…

でも、散々こき使われた「物達」が、最後にシューに復讐してるよ。
そんな、ちょい意地悪な見方をしていたのが事実。

でもね、そっからが、やっぱり、凄かった。ミハエルは…
時々吹かなくなるエンジン。
タイヤは悲鳴をあげ、彼だけパンク。

そんな、全てがAgainstの状態で、最後は、生身の彼がマシンと一体化して走っているかの様な姿。。。
彼の心臓=エンジン
彼の足=タイヤ
彼の手=ハンドル
彼の体=シャシー
ホント、そんな風に錯覚するかのような、ある種壮絶な走りでした。

コーナーの突っ込みや
ストレートで抜き去る姿で
おぉ、さすがxxxだ!
って思う事はレースを見ていると良くある光景ですが、

走る姿全てが、シューの全てをサーキットに刻み込む様な走り。
こんなに、記名性の高い走りを生まれて初めて見た気がします。

やっぱり
ヤツは
本当に凄いヤツだったんだ。。。
と、実感。

セナに先に行かれてしまい、「セナを倒さないチャンプ」なので、何連勝しようと、彼を認めなかったV.J.ですが(ドゥーハンと一緒)
最終戦の走りを見て、「ミハエルは偉大なチャンピオンだ」
と思いました。こころから。

これから、アロンソ、キミ、マッサ?、バトン??、新たなルノーのとんでもない新人
そんなヤツラがまたF1の世界を彩って行くでしょうが、昨日の走りが、呪縛の様に彼らの上に覆いかぶさる。。。

結局、成績として2年連続して、アロンソにチャンプの座を明け渡した形になりましたが、やっぱり、アロンソはまだミハエルを超えてないな。

そんな印象を全てのヒトに植え付けて去って行く。

セナよりもずるいかもしれない…
  
  
来年は、喪失感ばかりが先に立ってしまうのかなぁ。

おわりははじまり。
誰がシューの呪縛から最初に解き放たれるのだろうか。。。

ま、こうやって、レースは何十年も続いて来ているんだけどね。
  
  


  
  
タグ:F1
posted by V.J. at 01:55| 東京 ☔| Comment(6) | TrackBack(1) | motorsports | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひとつの時代が終わりましたね。

> 16年間、マシンに鞭打って、調教に調教を重ね、自分以外の誰も乗れないマシンを作り上げ、時に無謀とも思えるオーダーを重ね、無理じゃねーか?と思われたブリジストンをここまで引っ張り上げて…
うん。まさに「その通り」の16年でしたね。速さはもちろん、マシンの開発能力、そして政治力?も備わってました。

> でも、散々こき使われた「物達」が、最後にシューに復讐してるよ。
あら「復讐」ですか…毒舌ですね〜〜(苦笑)

> 最終戦の走りを見て、「ミハエルは偉大なチャンピオンだ」と思いました。こころから。
確かに。結果より、インパクトの大きい最後だったと思います。

> そんな印象を全てのヒトに植え付けて去って行く。
私もアロンソは、速いのは認めるけど、まだまだだと思います。記録は残るけど、記憶には残らないって感じ。

> ま、こうやって、レースは何十年も続いて来ているんだけどね。
そうですね。セナの事故死した時は、本当にこれからF1はどうなるかと思いました。案の定、日本からF1ブームが去って「冬の時代」に突入しましたが…ミハエルは16年かけて、セナにやっと追いついたような気もします。

さてさて、今週末はいよいよ…ですよっ!!!
Posted by AKI at 2006年10月24日 21:24
>AKIさん
凄かったね、シューの走り。
あれで引退ってトコが、ちょっとカッコ良いです。
そういう意味では、まだ余力を残してさっさと引退したシュワンツに似てなくも無い。。。

ちょっと外れて、音楽の話になるけど、僕が好きな、ポール・ウェラーってのがいて、そいつがTHE JAMってバンドをやってたんだけど、ヤツラが全英No.1になってピークを迎えた時、このまま落ちぶれたくねーよ。って、ブライストンの崖から機材をぜーんぶ捨てて解散したんですよ。

なんか、同じ様な、彼の美学つーか、こだわりを感じました。

>16年かけて、セナにやっと追いついたような気もします。
うん…
凄い重いコトバですね。
で、本質かもしれない。
あれだけ何度もチャンピオンを取っても、やっぱり自分のなかで、セナを超える事が出来ない。いくら周りが騒いでも、自分の限界=セナに追いつく。って事、達成出来なかったのかも…

そういう意味で、最後のレースでやっと、セナの亡霊を追い払った。
そんな気がします。
その位鬼気迫る走りでした。
でも、何故か、悲壮感が全く無かった。
爽やかつーのかなぁ?
ガキみたいに心から楽しんでいる様にすら見えた。

うん。
ミハエル
偉大かも。

これから、AKIさんのとこ遊びに行きます!
Posted by V.J. at 2006年10月24日 23:45
> まだ余力を残してさっさと引退したシュワンツに似てなくも無い。。。
シュワンツはレイニーが事故でいなくなって、ライバルいないと張り合いなくなって引退した、って聞きました。確かに…でも、人気度では明らかにシュワンツだな、ターミネーターじゃないし(苦笑)

> ブライストンの崖から機材をぜーんぶ捨てて解散したんですよ。
おー―――っ!なんてカッコいいー♪♪…普通じゃできないですよねー。(^o^)

> 爽やかつーのかなぁ?
うん。すっかり完全燃焼したみたいですよね。結果よりなんだろう、満足感、達成感、充実感…第2の人生がまた楽しみです。

さてさて明日からもうひとつの最終戦が…
Posted by AKI at 2006年10月26日 21:38
>AKIさん!
いよいよですね。
もうふたつ寝ると(笑)
どうなんだろ…
とにかく、チキンぶりを発揮するんぢゃなくて、何も失うものがなくなったからこそ!
の走りを期待です。

>シュワンツはレイニーが事故でいなくなって、ライバルいないと張り合いなくなって引退した
そうだよ。
すげぇ〜格好良かったよ♪
で、シュワンツがそうやって引退したからこそ、後で何連勝しても、ドゥーハンがダメ。って事を決定付けているんだって(笑)
ドゥーハンも可愛そうっていえば、可愛そう。

レイニーにもシュワンツにも相手にされずに終わってるから。
結構、早かったんだけどね、その当時も。
偉大なチャンプは、残酷だよ。

その点、シューも残酷までにね…
ある意味、きちんと負けて去って行く。
でも、決してチャンピオンよりも遅いとか劣っているという訳でもなく。

なんか、最後まで「いいとこどり」ってきがしねーでもないなぁ〜

>なんてカッコいいー♪♪…
機会があったら、AKIさんも、JAMって聴いてみて!(パンクだけど)

>すっかり完全燃焼したみたいですよね。結果よりなんだろう、満足感、達成感、充実感…第2の人生がまた楽しみです。
そだね。
彼がこれからどんな生き方をするか。
完璧にレースから足を洗えたらそれはそれですばらしい気がしますが。
Posted by V.J. at 2006年10月28日 00:43
ごぶさたいたしておりまーす★
人から、シューマッハ引退と聞き、、ええええと驚いた本日、、F1といえば、VJさん、お伺いしました。どんな感想をおもちかと?ここでいいのかな?かきこ。。お元気ですか?ではでは。
Posted by ゆみ at 2006年11月05日 21:13
>ゆみさん
こっちぢゃなくて、その前にコメ下さった方にお返事してます!
もうね、別にどこでもいいですよ、コメ下さるだけで嬉しいですから♪
Posted by V.J. at 2006年11月05日 22:43
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Excerpt:  F1の2006年が幕を閉じた。そして「皇帝」と謳(うた)われたミハエル・シューマッハが、ついにF1から去っていった。  私が初めてTVでF1を観たのが、1991年のイタリアGP。ミハエルがF1にデ..
Weblog: motoGP紀行
Tracked: 2006-10-24 21:24
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