2011年12月30日

2011年の10枚

いよいよ2011年も終わり。

世間的には、大震災に、未だに収束すら見いだせない原発事故
個人的には、仕事が変わり、新しい職場で新たな仕事に。

なんだか、今までの価値観全てを考え直さなければいけない様な1年だったかと。
そんな2011年の10枚。

新譜のみで選んでみた。
  
  
  
  
10位:BLACK JOE LEWIS & THE HONEYBEARS / SCANDALOUS

Scandalous [Import, From US] / Black Joe Lewis & The Honeybears (CD - 2011)

ロッケンローに未来があるなら、こいつらに託しても良い。って本気で思っているバンド。James Brownがギター持ってロックやってみたらこんなになるんだろうなぁ。てね。回顧的なソウルとガレージロックの邂逅でしかないんだけど、こいつらにしか出せない音を出しているのが頼もしい。
 
 
9位:R.E.M. / COLLAPSE INTO NOW

コラプス・イントゥ・ナウ / R.E.M. (CD - 2011)

R.E.M.には特別な思いいれは無いが、やはり30年の重み。同時代を生きて来たバンドが終焉を迎えるのは寂しい。その到達点がこのアルバムとは思いたく無いが、解散を表明してから、明らかに聴こえ方が変わってしまった。
元々、どこに盛り上がりを持ってゆくか。何を聴きドコロにすべきか。が、最後まで理解出来なかったバンドなのだが、そのフックの無さこそが、R.E.M.が30年かかって育んで来た宝物だったのか。そんな事を思うと、切なくなる。
お疲れ様でした。
  
  
8位:CYNDI LAUPER / MEMPHIS BLUES  
  
メンフィス・ブルース / シンディ・ローパー, チャーリー・マッセルホワイト (CD - 2011)

実は、C.ローパーを新譜として買ったのはこれが初めて(笑)
A.トゥーサン等超豪華なバックの割に、軽い音。
既に良い歳だったのに、少女の様に軽やかなステップを踏む80年代のシンディのイメージそのままに、それが成熟するとこうなる。良い意味で芳醇になるのを拒む様な音が彼女の時空を越えた存在そのものかな。と。
アルバムの内容以上に、来日公演。これに尽きる。
もう、日本が無くなっちまうのじゃないか?って不安を誰もが抱えていた時期。真っ暗な渋谷の街をBUNKAMURAへ急ぐ。
あの時の渋谷の景色は、一生忘れられないものになった。
シンディの歌と一緒に。
 
 
7位:GILLIAN WELCH / THE HARROW & THE HARVEST

The Harrow & The Harvest / Acony Records

地味。N.ジョーンズの劣化版とも一部では言われてる(らしい)Gillian嬢ですが、本当に良いうたを紡ぎます。ナッシュビルWoodland Soundでの録音ってだけで引っかかる人多数でしょ? ダンナのDavid Rawlingsのギターも健在。いつも寄り添うような歌伴はため息が出る程素晴らしい。何度も何度も何度も何度も聴いたなぁ。それこそ、震災でココロが不安定になった時期があったけど、いいんだよ。って肯定してくれるような音。助けられた気がします。
  
  
6位:RY COODER / PULL UP SOME DUST AND SIT DOWN

Pull Up Some Dust & Sit Down [CD, Import, From US] / Ry Cooder (CD - 2011)

R.Cooderの新譜。先祖帰りの様な1枚。米国音楽〜カリブ等汎アメリカへの旅〜アメリカン・ロードムービーを経て、元居た場所に帰って来たような1枚。
新しい挑戦を絶えず行って行く姿をミュージシャンには求めたいけど、やはり、「そうそう!」って膝を叩く様な、記名性のある音も欲しいのがファン心理(笑)
ライ先生の新譜はそんな1枚。
彼の音が好きな人なら、これを聴いてニヤニヤしないヤツはいないよね。V.J.もにやにやしっぱなしでした。
 
 
5位:NICK LOWE / OLD MAGIC
 
Old Magic [Import, From US] / Nick Lowe (CD - 2011)

V.J.の中では、ライ先生のアルバムと常に双子の様にツインで聴いたアルバムが、Nick大先生の新譜。今年は、本当にN.LOWEの当たり年。(いけなかったけど&素晴らしかったらしい)来日公演。キッピントン・ロッジの全ての音源を網羅したCD、ROCKPILEの全盛期のLIVE CDの発売と嬉しい蔵出しCDがじゃんじゃん出る中での発売。どこまで渋くなるんだ???って位、ここ数年の諸作では、加速度的な渋さに若干着いてゆけなかったのですが、本作は、渋さをキープしながらもポップさも両立した嬉しい1枚。本当に、POPと言う意味を分かってるな。って感じ。「粋」を知りたければ、このアルバムの中に答えがあるよ。本当に良い1枚。
  
  
4位:月と専制君主 / 佐野元春
  
佐野元春/月と専制君主(アナログ付)
 
このランキングの7位〜4位を眺めてると、結局、今年は「穏やかな時間を取り戻す」ために必要なものが音楽だったんだなぁ。って思う。元春のセルフカバー集は、アンプラグド風(古いな、言い回しが)に解釈された過去の(比較的地味な)楽曲が、HOBO KING BANDの芳醇な演奏とともに紡がれる。中学の時にわくわくしながら聴いた元春じゃない。でも、40を越えた自分が、未だに元春を聴いている。それだけでいいじゃないか。30周年おめでとう。LIVEにも足を運んで元春に逢いに行った。過去の自分を取り戻し、今の自分を認識する。そんな儀式だった様な気がする。ありがとう、元春。
 
 
3位:BEN WATERS / BOOGIE 4 STU

Boogie 4 Stu-a Tribute to Ian Stewart [CD, Import, From US] / Ben Waters (CD - 2011)

これを純粋な新譜って呼ぶの、なんとなく抵抗があるけど、やっぱ、どう考えても入れないといかんよな… 最早、Stonesが新譜も出ないし、Liveもごたごた続きで身動きが取れない今、これをStonesの新譜と呼んじゃう事を躊躇しちゃいられない。なんせ、B.ワイマン大先生も参加した、オリジナルストーンズが勢揃いしているんだから。「ココロの1位」です(笑)1位にしなかったのは、V.J.の良心だと思ってくださいませ(笑)
 
 
2位:THE TEDESCHI TRUCKS BAND / REVELATOR

Revelator [12 inch Analog] [Import, From US] / Tedeschi Trucks Band (LP Record - 2011)

デレク坊の新譜は、いよいよ嫁と双頭バンド名義での発売! 個人的に、A.B.B.も、デレク・トラックス・バンドもヒュージョンぢゃかった、フゥージョンでもねぇ、FUSION臭がキツクて、どうにもこうにも感情移入しきれなかったんだけど、さすが、『嫁の尻に敷かれ選手権ワールドチャンピオン』のデレク坊。やってくれました♪ 姐御の嫁の南部臭ぷんぷんの骨太ロックにがっちりはまってます。これは本当に素晴らしい♪ 来年2月の来日公演が本当に楽しみです。2011年、こんな音が新譜で出て来る。良い時代です(なのか? いいのか?これで…いいんです(笑))
 
1位:FLEET FOXES / HELPLESSNESS BLUES

ヘルプレスネス・ブルーズ [日本盤のみ歌詞/対訳、解説付] / フリート・フォクシーズ (CD - 2011)

色々迷いました。でも、2011年この1枚。と思うと、やっぱりこのアルバムになってしまいます。抱えきれない不安。気付いていたら消耗している自分自身。そんなV.J.にとっては、フリート・フォクシーズの音楽は、赦し。にも聴こえるのです。あまり多くを語ると嘘っぽく聴こえるので(笑) 年間1位に選んだ。ってのが答えです。来年1月の来日公演、なんとか行きたいなぁ…

こんな10枚になりました。
明日選べば多分変わってるかもしれません。
ミック大先生のSUPERHEAVYも、
BDIも、
レディへもストロークスも選んでません(笑)

このアコスティックな肌触りが、V.J.の2011年なのかな。
そんな感じ。

良いお年を。
来年も宜しくお願いします。

HAPPY HOLIDAYS!xxx

追記:なんとなく気になって確認して見たら、ベスト10のうち、8枚をVINYLでゲトしていました。
当たり前の様に新譜がVINYLで買える。
良い時代です。
VINYL+DL KEYの組み合わせが、新譜の生き残る道であって欲しいなぁ、ヴィニジャンとしては(笑)  
  
  
posted by V.J. at 23:19| 東京 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
V.J.的な渋いというか、半分以上聴いたことのないアルバムです。

>どこに盛り上がりを持ってゆくか。何を聴きドコロにすべきか。が、最後まで理解出来なかったバンドなのだが、そのフックの無さ〜

僕もREMについては同じような感じを持っています。でも好きなバンドでした。
特にライヴ(映像でしか観たことないけど)は、特筆すべきものがあったと思っています。
解散残念です。

それと10位のバンド、文章読んでちょっと気になりました。

では、来年もよろしく!!
Posted by 名盤! at 2011年12月31日 00:27
>名盤ちゃん

今年もありがとう!
来年もよろしく!!

>半分以上聴いたことのないアルバムです

選定してて、今年は例年以上に渋い10枚になっちゃった気がしますが、今、そんな気分なんで(笑)

>解散残念です

だね。
BEST盤買って聴いてますが、改めて、良いバンドだったんだなぁ。って思いを新たにしてます。

>10位のバンド、文章読んでちょっと気になりました

是非!
ツィッターのフォローワーさんにも、イキのイイFUNK、SOULをってんで薦めたら喜んでもらえました♪
かなり推してます!
全体的にアコスティックなアルバムが多くなっちゃったんで、バランス取るために10位に置いたけど、多分、自分の中ではもっと上です(笑)

Posted by V.J. at 2011年12月31日 00:58
いやぁ、新譜も結構聞かれてるんですね! この中で知ってる新譜はデレクだけでした…。ライ・クーダーもニック・ロウも出してたなんて…(;´Д`)

今年は地震の際にお世話になりました!また来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください♪
Posted by いたち野郎 at 2011年12月31日 11:23
V.J.さん、こんばんは。
年の最後に初コメですが、いつもV.J.さんの記事を読んでいました。
自分はまだペーペーなのでV.J.さんの渋いBESTはほとんど聞いたことがありません(汗)
だけど10位はすぐに聞こうと思ってます。
そしてV.J.さんは、なんやかんや言ってもデレクが好きなのかな〜と思いました。

今年一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
Posted by cere at 2011年12月31日 23:35
>いたっちゃん

あけましておめでとうございます♪
本年も宜しくお願い致します♪♪

>いやぁ、新譜も結構聞かれてるんですね!

あはは
一応ね(苦笑)
ロックに未来を感じられなくなったらおしまいだからね

新年会しよう!
また別途連絡すんね〜♪
Posted by V.J. at 2012年01月02日 10:57
>cereさん

初めまして!
コメントありがとうございます。
とても嬉しいです♪

>だけど10位はすぐに聞こうと思ってます。

是非是非!
これはカッコイイすよ♪
ドストライクでした♪

>なんやかんや言ってもデレクが好きなのかな〜

うん♪
なんやかんやゆって好きみたいです(笑)
今や、現代の3大ギタリストの一人ですから(笑)

これからも、更新も遅いブログですが、なにとぞ宜しくお願い致します<(_ _)>
また遊びに来てくれたら嬉しいです♪

Posted by V.J. at 2012年01月02日 11:01
新年あけましておめでとうございます。

シンディ・ローパー、このアルバムには
私も興味があります。いずれ買って当
ブログでも取り上げてみたいと思います。
Posted by Cottonwoodhill at 2012年01月03日 01:25
おはようございます。
本年もよろしくお願い致します。
V.J.さん、ちゃんと最近の作品にも耳を傾けていらっしゃるんですね。
私、もう全然です。
この10枚の中で唯一聴いた(買った)のは、BEN WATERSさんのみです。(それだってストーンズ関連だから・・・に過ぎません。)
それ以外ですと、REMは何年か前のベスト盤を持っています。(それだけ。)
デレク・トラックスはちょっと聴いてみたくなりました。
Posted by Silver Train at 2012年01月03日 08:52
物凄くご無沙汰しています。
V.J.さんのブログはアンテナに登録してあるので、
実は復帰後もちょくちょく拝見しておりました。

ぼくは、音楽を感覚的に聴くことしかできない怠惰な人間なので、
V.J.さんのように、オリジナル盤を深く探求したり、知識として深めることは到底できない、だから、V.J.さんの記事がとても参考になるし、時に考えさせられる、
まぁ、こういう変な読者もいるということです。鬱陶しいでしょ。

フリート・フォクシーズは、遅ればせながら昨年知り、
久々に熱狂してしまったバンド。
来日公演は、当然行きます。スタンディングが少々(というか、かなり)キツイですが・・・。
Posted by nyarome007 at 2012年01月03日 23:26
>cottonさん

あけましておめでとうございます。
こちらこそ宜しくお願い致します!

>シンディ・ローパー

是非聴いて見てください。
ブルーズの解釈としてはいささか物足りない感じもありますが、シンディ色に染めている。って点では充分楽しめます♪

今年もマニアックなCD発売情報を参考にさせていただきます!
Posted by V.J. at 2012年01月03日 23:26
>Silverのダンナ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します!
コメント嬉しいです♪

>ちゃんと最近の作品にも耳を傾けていらっしゃるんですね

僕も、殆ど過去に生きているので、なんとか聴かなきゃ。って感じです...(苦笑)

>デレク・トラックスはちょっと聴いてみたくなりました

やっぱ、ECの弟子ですから、聞かなきゃダメですよ(笑)

改めまして、今年も宜しくお願い致します。
後でご挨拶におじゃまします!
Posted by V.J. at 2012年01月03日 23:30
>nyarome007さん

あけましておめでとうございます!
コメント嬉しいです!!
僕も、RSSリーダーに登録して、nyarome007さんのブログは愛読させて頂いております♪

本年も宜しくお願い致します。

>鬱陶しいでしょ

うっとおしい訳ないじゃないですか!
僕のほうこそ、音楽をモノとして捕えている節があって、恥ずかしい限りです(苦笑)
レコは、その当時の空気も真空パックしていて、その時代、その空気を追体験出来るものとして、当初は愛でていましたが、今になると、俺は音楽が本当に好きなんだろうか…俺は、音楽なんて好きじゃなくて、音楽を記録したモノが好きなだけじゃないか…なんて自問する事ばかりなんです(苦笑)
そろそろ、真摯に音だけに向き合わないと。
なんて思うのですが、目の前のレコードに食いついてしまう自分に辟易したりしています…

>フリート・フォクシーズは、遅ればせながら昨年知り、久々に熱狂してしまったバンド。

うん!
ブログで拝見しました♪
Smileの記事と共に、嬉しくなる記事だった事が思い出されます。
コメ残そうかと思いつつ、実は、躊躇したんですよ(苦笑)

>来日公演は、当然行きます

おぉ!
そうなんですね!!
僕はこの12月に仕事が変わって、まだ、なかなかテンポが掴めない&新木場がちょっと遠い。と言う理由で、実はまだチケットを取っておりません(苦笑)
やっぱり、行きたいんですよね…
もし、行けるようでしたら、ご挨拶させて頂きたいです。

僕はなかなか、まともな記事をUP出来ないでいますが、こんなのでも宜しければ、本年もぼちぼちと宜しくお願い致します。
僕も、勇気を出して(笑) コメントを残させていただきます!
Posted by V.J. at 2012年01月03日 23:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/243485316

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。