2006年08月07日

MANFRED MANN … CHAPTER1

rsdg.jpg60年代初頭、イギリスの若者が必ず週末になると、TVの前にへばり付いていた番組がある。WEEKEND SPECIALと言うサブタイトルを持つその番組は、旬の音楽を紹介したり、当時一番HIPなSTEPを紹介したりしていた。そう!それが『READY STEADY GO!』(ちなみに横の写真は、RSGの、オープニング映像の一部)

今見ても、恐ろしくHIPなその番組のテーマ曲『5.4.3.2.1.』は、MODSのアンセムと化しているんだけど、そんなMODでHIPな曲を演奏している、MANFRED MANNを、久しぶりのARTISTカテゴリーで紹介してみようと思う。
  
  
  
  
MANFRED MANNは、とにかく音楽的要素をころころ替えるバンドのイメージが強い。
めちゃくちゃMODでCOOLなEMI(HMV)期。
サイケまみれになって行くFONTANA期。
を経て...
BAND名のMANFRED MANNの後ろにCHAPTERVとくっ付けてサイケなJAZZ ROCKを。
その後、CHAPTERVは、earth bandと名前を変えて、Pグレに…と、

個人的には、名前を変える度にダメになって行く『逆出世魚』状態の彼らなんだけど、V.J.がとにかく好きで仕方無い、PAUL JONEを擁した第一章(CHAPTER1)は、とにかく、COOLでカッコ良い、お気に入りのBANDだったりするんだよね。

元々、JAZZの正式な音楽教育を受けていて、JAZZ雑誌に寄稿とかしていた、リーダーのMANFRED MANNと、STONESのBRIAN JONESと一緒にBAND組んでたりしていた(JONESから名前を拝借した)PAUL JONESの組み合わせがCHAPTER1の最もオイシイとこ!

MANNのCOOLでMODでJAZZYなオルガン・ピアノ
JONESのちょいと鼻にかかったPOPなのにR&B魂に溢れたVO.
そこに、管楽器やら、ヴァイブやらがからんで行くJAZZ meets R&B meets BRITISH BEATな音は、この頃のBRITISH BEAT勢の追随を許さない位、スリリングで刺激的な音だったりする。

ビーやホリーズ、ハーマンズ・ハーミッツなんかの、軽いPOPSとは次元の違う演奏力の高さ。
STONESやANIMALSなんかの、迫力と演奏の荒さと、R&Bへの憧れだけで押すバンドとは明らかに違う、本格的な音。

でもね、演奏力やアレンジがめちゃくちゃ高い割に、バックバンド&ボーカル・グループって感じが全くしないのが、これまた素晴らしいんだよね。
きちんと、バンドとしてのグルーブがあるってのが◎なとこ。

とはいえ、数曲、英国流行歌みたいな、歌謡曲チックな事もやっているのが…なんだけど。この辺が、後にマンフレッズに加入した、K.ヴォアマンに、「いつも、ヤツラは売れ線の事ばかり考えてやってる」なーんて悪口言われるんだよねぇ〜

とにかく、彼らの音を聴いて思う事。それは

プロフェッショナル集団

って事。

ビーとSTONESの登場で、2匹目のどじょうを狙って、へたっぴぃな訳の分からないバンドが、じゃんじゃんデビュー。まさに、一昔前の「イカ天状態」(古すぎる例え…)
そんな時代だからこそ、圧倒的に光り輝く演奏力の高さとCOOLさ♪

このCOOLさだけは、STONESも得る事が出来なかった事かなぁ。なんて思う。

そして…
シングルはめちゃくちゃPOP
アルバムは、JAZZYでめちゃくちゃ本格的

この辺をうまく使い分けているから、プロぽくて、初期衝動が感じられない。
そんなトコロがマイナスイメージなんだろうけど、やっぱり、初期のJAZZとR&BとPOPが融合した第一章だけは、やっぱ、くどい様だけど、圧倒的だと思う。

そんな第一章も、フロントのPAUL JONESが中途半端に色男だったりするもんだから、『独立』なんてスケベ心を出して崩壊…
映画に出演したり、SOLO ALBUMだしたりとそれなりに活躍したけど、やがて尻つぼみに…

本体は、別のVo.を立てて、MODでCOOLな音楽性から、POPでサイケな方向へと舵取りして行くんだけど、やっぱ、こっちも尻つぼみに…

そういう意味でも、プロ志向で、上昇志向が強く、演奏力も確かなヤツラが、純粋にそれぞれの音楽性をブツケタ初期が最高!って事で、ひとつお願いします。


で、久々に、うちのVINYL達♪

R&Bの解釈が、STONESやANIMALSに比べめちゃくちゃ本格的な1st
(THE FIVE FACES of MANFRED MANN)
 ↓
DSC_1404.JPG
UK HMV ORIGINAL MONO
おぉ!HMVのINNER付♪

1stとこの2nd(MANN MADE)のスリリングな演奏は、本当に他の追随を許さない!
 ↓
DSC_1405.JPG
UK HMV ORIGINAL MONO

この2枚のアルバムは、GroovyでJazzyでMODでCOOLな佇まい。
真っ黒ですよ。真っ黒。
ただ、シングルは、栄光のUK No.1 HIT、『Do Wah Diddy Diddy』に代表されるPOPでセツナイ『マージー・ビート風?』展開が満載♪
あざといヤツラだ。やっぱ(笑)

UK No.1シングルや、Albumの成功にスケベ心を出したスケベVo.が脱退を表明。
HMV(EMI)は、バンドのほう(MANFRED MANN)を切って、PAUL JONESと契約する事になります。

まだ儲け足りないレーベルのやる事。それは、当然、BEST盤を出す♪
これ、ビジネスの鉄則です。はい。
 ↓
DSC_1406.JPG
UK HMV ORIGINAL MONO
MANN MADE HITS
バンド名に注目!
MANFRED MANN with PAUL JONES
もう辞めてます。彼。
最早、MANFRED MANNなんて、PAUL JONESを売るための道具です!
しかし、内容はPOPなんだけど、恐ろしく演奏力の高い最高の内容♪


当然、V.J.もPAUL JONESのその後を追いかけない訳にはいかないのが世の常。きちんと追っかけてみました♪
  ↓
DSC_1410.JPG
左:PAUL JONES / LOVE ME LOVE MY FRIENDS
右:PAUL JONES / MY WAY
ともに、UK HMV ORIGINAL MONO

マンフレッズのPOPな側面を掬い取ったBESTがMANN MADE HITSならば、夜な夜なCLUBでSTEPを踏ませた、COOLなMOD BEAT!
これぞ裏BEST!インスト集のSOUL OF MANN
  ↓
DSC_1407.JPG
あれ…同じレントゲン写真が2枚???

そうそう♪
VINYL JUNKIEならば、当然、持っていないと行けません♪
それは…
  ↓
DSC_1408.JPG
UK HMV ORIGINAL MONO/STEREO

そういえば…
ついこの前、こいつらの日本独自編集盤が紙ジャケで発売されました。
いやぁ〜、ついにここまで、ネタが尽きたか、紙ジャケよ。
なんか、あまりにも酷いジャケに当然お買い上げ♪
そりゃ、日本独自編集盤ですから、DUのオマケの帯がついてなきゃダメです!
  ↓
DSC_1420.JPG
オリジナル・マンフレッド・マン 紙ジャケ DU特典帯付

同じ時代
同じバンド
全く違う表情を見せるMANFRED MANNはやっぱ…

器用貧乏

な、気がしないでもないなぁ〜

POP〜サイケにまみれながら落ちて行く(結構、巷では評価高いらしいですが…)マイク・ハグをVo.に擁した第二章については、またそのうちに。って事で。

COOLなMODS BEATって何?
知りたければこの2枚を!
ファイヴ・フェイシズ・オブ・マンフレッド・マン・プラス(紙)

  
<マン・メイド・プラス(紙)
  
  
POPなBRITISH BEATの典型!
これぞ、60's 健全なLONDON
マン・メイド・ヒッツ・プラス(紙)
  
  
こっちは、薄暗いCLUBのFLOORを揺るがせたJAZZインスト
これぞ、60's 不健全な夜のLONDON
ソウル・オブ・マン・プラス(紙)



P.S.
冒頭で紹介したREADY STEADY GOですが、ちょこちょこオープニングの映像が変わりますが、全て、HIPでCOOLな現代でも完璧に通用する映像ですよ♪
必見!


  
  


posted by V.J. at 01:31| 東京 🌁| Comment(10) | TrackBack(0) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。休憩がてら覗いてみましたら、本格的なエントリが!
オリジナルのアナログ盤の数々に眩暈をおぼつつも、V.J.さんらしさに嬉しくなりました。

MANFRED MANNも本格的ですよね、まったく。個人的には『Groovin' With The Manfreds』という安直な編集盤CD(でも、真っ黒)を愛聴しています。
Posted by chitlin at 2006年08月07日 12:24
「逆出世魚」には非常に同意ですね(笑)
同じEMIでも、ビートルズ、ホリーズやハーマンズハーミッツじゃジャズナンバーのカバーは演りませんよね。やはり変わったバンドです。そしてカッコいい!
HMVの広告スリーヴ、初めて見ました。印刷というかデザインというか、やはりパーロフォンのと少し似てますね。
Posted by いたち野郎 at 2006年08月07日 13:15
は〜いこんばんは!^^〜〜
凄いですね〜V.J.さんならではの記事ですね!
私は、第二期のマイク・ダボが好きなんですよ・・・
ほんとに演奏力が高くって、後期(はい、俗にだめになって行きました、爆)のライブ盤は鳥肌物、ながらで聞けないバンド、手を止めて聞き入ってしまうバンドです。。。
でも初期が一番みずみずしくってやっぱりいいです。このソウル・オブ・マンはCDでしか持っていないのですが、モノ、ステレオふたつを一枚にしていて・・・大きなお世話 なんだこりゃ?って感じですが、実はこの「LSD」は、流行りました(覚えています・・・って、歳はばれてるから私もう、平気ざんす)
う〜ん・・・私も、このバンド、いつかやろ〜っと、プログレから やるしかないだろ===爆
Posted by evergreen at 2006年08月07日 21:23
>chitlinさま
コメントありがとうございます♪
chitlin様、昭和歌謡路線?にも造詣が深かったんですね!
これだけは、全く1ミクロンも分からなくて、コメしようとも思ったのですが、なかなか…(苦笑)
うちには、昭和歌謡の大家、路傍先生がいますので、是非、リンク先の「帝都熱烈音盤解放戦線」も覗いて見て下さい♪
濃いっすよ(笑)


>V.J.さんらしさに嬉しくなりました
ありがとうございます♪
そう言って頂けると、励みになりますよ〜♪
やっぱ、V.J.ですから、こんな記事書かないと、やっぱ、復活って言えないっすよね(笑)
徐々にではありますが、VINYLや好きなBANDの記事を増やして行ければ。などと思っております。

>でも、真っ黒
ねっ!
やっぱ、圧倒的ですよ。彼ら。
たとえば、MODSの大将(笑)ジョジー・フェームなんて、真っ白ですから(爆)
やっぱ、ヤツラの初期の音は別格です♪


Posted by V.J. at 2006年08月08日 00:18
>いたちさま
コメントありがとうございます♪

>「逆出世魚」には非常に同意ですね
いぇーい♪
同意者発見!
アース・バンドなんてカスですよ、カス!(って1枚も持ってませんが…)

>やはり変わったバンドです。そしてカッコいい!
そうなんですよね。
思い切り演奏が上手なのが、却って変わっている…稀有なバンドだと思いますよぉ♪

>やはりパーロフォンのと少し似てますね。
確かに、HOLLIESのバタフライとか、あんな感じのうち袋だった様な気がしないでもないです(全くもっていい加減ですが(爆))
あまり、EMI系で好きなバンドが少なくて、もってはいるのですが、こいつら以外は、タンテに乗る機会が少ないもんで…
Posted by V.J. at 2006年08月08日 00:24
>everさま
Pグレをケナすと、必ず食いついて下さり本当に嬉しいです♪

呼べば答える木霊と響♪
磁石のSとN♪

やっぱ、こうでなくちゃです♪
(すみません…そうはいっても、なかなか、ever様のトコロに伺っても、コメ1つ残せ無くて…これから伺います)

>モノ、ステレオふたつを一枚にしていて
あのデジパックのやつでしょ?
僕も持ってますよ♪
やっぱり、この時期の音源はMONOぢゃなきゃダメですよ。CD化に際しては、必ずと言って良い程、STEREO音源になっちまうので、MONOが付いているのは嬉しいのです。実は。
でも、1枚のCDに入れないで欲しい。2枚組にして欲しい。内容は全く同じ。で、モノステの2枚組。CDが「音楽鑑賞」と言う趣味を絶滅させたといまだに信じて疑わないV.J.としては、ボートラすら反対派ですから(笑)

>歳はばれてるから私もう、平気ざんす
うん。知っているよ♪
愛があれば歳の差なんて関係ないでげす。
でも、リアルタイムでこの時代にカスッテイル…って事自体、僕にとっては、羨ましくて憧れちまいます。
つーか、ちゃんと、今の音も追いかけているトコロがこれまた素晴らし過ぎます♪

>私も、このバンド、いつかやろ〜っと、プログレから 
おぉ!
楽しみにしております♪
CHAPTER3あたりで、同じ日に、同じアルバムで記事書きましょう!

アースバンドから遡る
PAUL JONES時代から遡る

で、人形供養で出逢う(爆)

宜しくお願い致します。

Posted by V.J. at 2006年08月08日 00:34
V.J.さん、あなたはすごすぎます!よだれだらだら状態です。 Soul of Mannが大好きなのですが、何故あのジャケット?!
Posted by hyuma at 2006年08月10日 00:07
>hyumaさま
コメントアリガトウございます♪

>Soul of Mannが大好き
やっぱ、MODSのBibleの1枚ですよね!
このBESTはホント、カッコ良いっす♪
オリジナルアルバムよりも、実はカッコ良かったりしますよね!

>何故あのジャケット?!
結構、デザインえぐいっすよね。
なんでだろう…
MANFRED MANNのSOUL(内面・本質)はごりごりのJAZZ
ニンゲンのカラダの内面。支えているものは、骨。だから、どっちも本質。

なーんてね。
かなりつまらない解釈でしたぁ〜
失礼いたしました(苦笑)

Posted by V.J. at 2006年08月11日 00:19
V.J.さん、オリジナル盤のオンパレード、羨ましい限りです。マンフレッド・マンは拙も大好きなのですが、すべて紙ジャケの所有なので。

そうそう、実は拙はコレクターの友人と、死んだら手持ちのすべてのコレクションを譲るという文書をお互いに交わしているんですね。こうすることで、レコの財産をそれを持つに相応しい人に引き継いでもらうと。で、V.J.さん、どうでしょう。拙とこの取引をしませんか?

拙が死んだら、昭和歌謡の貴重なオリジナル盤をすべてV.J.に譲る。

え?ロックのオリジナル盤もよこせって?それはすでに売約済みです(笑)。

> うちには、昭和歌謡の大家、路傍先生がいますので、是非、リンク先の「帝都熱烈音盤解放戦線」も覗いて見て下さい♪

宣伝していただきありがとうございます。しかし拙は大家でもなんでもありません(笑)。昭和歌謡も舐めたもんじゃなく、奥が深すぎて難儀しております。ということで、今度の週末に60年代GS〜ビート・ガールの勉強会に参加してきます。
Posted by 路傍の石 at 2006年08月16日 14:03
>路傍先生
コメントありがとうございます♪

>マンフレッド・マンは拙も大好き
おぉ、確か、先生のBlogの脇っちょに、SOUL OF MANNのジャケが掲載されていましたよね♪
やっぱ、こいつら、良いですよね!

>拙が死んだら、昭和歌謡の貴重なオリジナル盤をすべてV.J.に譲る。
うげー
貴重なのは分かるのですが…
僕には敷居が高すぎますよぉ…
素晴らしさを理解するには、洋楽を先生の様に極めて初めて、「なかなか当時の日本もやるぢゃないか」と、再発見できるまでのサイクルを踏まないと、、、

そこまでに至ってないのです。拙は(まね)

>今度の週末に60年代GS〜ビート・ガールの勉強会に参加してきます。
…そんな勉強会あるんすか???
ちょっと怖いなぁ。
見てみたい気がしないでもないですが、絶対に、その場にはいたくないです(笑)
物陰からそっと覗くのが精一杯でげす(爆)
Posted by V.J. at 2006年08月16日 23:21
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。