2006年01月31日

大英帝国の繁栄と衰退〜米に屈服…KINKSその1

大英帝国の繁栄と衰退、米に屈服

を地で行ったKINKSについて、取り急ぎ、V.J.的偏見書き殴り記事をばちょろちょろと…
  
    
  
まずは、「繁栄期」
KINKSに取っての繁栄期。つーのは、実は、SALES的に見ても、RCA〜アリスタにいた頃なのかもしれませんが、所謂、KINKSと言うバンドのパブリック・イメージを(良くも悪くも)確立した初期(PYE時代初期)をここでは繁栄期と定義。

ちなみに…
「絶頂期。しかしSALESは惨敗」は言わずもがなのPYE3部作♪
「衰退期」は、理解不能のロックオペラもどきを乱発していた、RCA期
「米に屈服期」は、当然RCA後期〜アリスタ期
最後に
「復活!…しそこね期」がLONDON〜SONY期とでも言えば良いでしょうか?
(偏見ありまくりのカテゴリー)

で、KINKY SOUNDって一口で言われる初期ですが、一体全体、何がKINKYなんだ?
って事が気になります。
そもそもKINKとは…「もつれ」「ねじれ」「へそ曲がり」「風変わり」「気まぐれ」「欠陥」「(筋肉の)痛み・こり」「妙案」
(by プログレッシブ!英和辞典)

あっはっははぁ〜KINKSそのものぢゃん。
つーか、KINKY SOUNDって、You Really Got Meや、All Day and All of the Night、Till the End of the Dayなんかに代表される、
「リフ一発」
「ぐちゃぐちゃのギターソロ」
「へたっぴぃな歌」(これは永遠にそうか…)
「へたっぴぃな演奏」(これもだ…)
「ハードな演奏の割に、POPなGSみたいなメロディー・ライン」
「VOXのアンプにナイフで傷をつけて歪ませた音」
「PUNK、HMの元祖」
がKINKY SOUNDだとばっかり思っていました。

日本語的に間違ってますね。こりゃ…

そもそも、You Really Got Meは、デビューしても全く泣かず飛ばずのR.Davisが、ジャーマネ(ラリー・ペイジ。こいつが、無理やり、KINKSって名前に「改名」させた張本人。UK3大悪徳ジャーマネの筆頭株)の助言に従い、YouとMeの二人称で「ちゃっちゃと」作った曲が大ヒット…
その改作で「ちょろちょろっと」作ったAll Day and〜もしかり。

これがKINKYなのか?
と、言われると…
やはり違う様な気がします。。。

やっぱ、KINKY(変態な)って言えば…

1st(KINKS)だと
愛しの元カノ、プリテンダーズのクリッシー・ハインドがカバーしたStop Your Sobbingのウネウネしたメロディ

2nd(KINDA KINKS)だと
See My Friendの良く言えば、ラーガ風ともとれなくも無いメロディ(65年です。ビーの後にやってりゃ、モノマネの出来損ないでしょうが、やっぱ、こんなメロティを紡いでしまうのは凄い!…のかもしれない、単に歌が下手なだけかもしれない。楽譜上はあんな旋律じゃないのかもしれない。)
Waiting for Youもしかり

ここで、KINKSにとって恐らく、その後の、Long and Winding Roadを決定づける様な事件が勃発!
65年にアメリカにBritish Invention勢の一角として殴りこみをかけるのですが、R.デイビスの分裂症が炸裂し、ライブやTVショウで、自己破壊的行為(この辺りは、後の文章でしか読んだ事無いのですが、何したんでしょう?)を繰り返し、アメリカの音楽ユニオンから、「アメリカでの四年間の音楽活動禁止」を言い渡されます(笑)

後の、米屈服期を見ても分かりますが、アメリカ好きなんですよ。きっと。レイちゃんは(笑)
隣の芝生達が、どんどん、米チャートを席巻して行きます。
スターシステム、ショウビズに嫌気が差した。と、よさそうな事を今の音楽誌等では、さも、本人から聞いた様な事書いてます。
その実、嫉妬の嵐だったんぢゃないかなぁ〜と踏んでます(笑)

こっから先の…
イギリスの中産階級の市井の人々の生活を優しくも慈しむ視点に立った詩作。
独特のメロディーとひねくれたセンス。
は、「そんな作品を作りたくて」ではなく、「そんな作品を作らざるを得ないトコに追い込まれた」
結果なのではないかなぁ〜
なーんて思ったりもします。

ま、アメリカのデカイクルマに、カラダは良いけどワビサビを知らねぇねーちゃん、ディランなんぞにドラッグ教えてもらったり。。。

と、余計な事仕込まれたら、ホントDAVIS兄弟なんてイチコロでしょう♪
デイブ・クラーク・ファイブみたいには絶対なれそうもないし(笑)

「純粋培養」されたから、「どこにも無い」変態道を突き進めたのかと思います。これはこれで良かったんだと!
(本人にしてみりゃ、迷惑な話でしょうが…)

話は逸れますが(いつも逸れてます)、かなり前、KINKSにとって2度目の来日公演ってのを、観た記憶があるのですが、レイちゃんは、星条旗とユニオンジャックの絵柄が半々になっているジャケットを着て、しきりに客席に、カラダ片側をねじらせて、「こっち?」それとも「こっち?」って英米の柄で客をあおってました。
今になって思えば、「あぁ、そんな歳になってまで、こだわり続けているんだ・・・そんなパワーがKINKSをKINKSたらしめているんだなぁ〜」と思うのです。

で、話を戻して、3rd(KINK KONTROVERSY)だと
V.ヘイレンがもういっちょカバーしている、Where Have All The Good Times Goneなんて、まだ若いのに、「あの良かった時代はどこ行っちまったんでしょうねぇ〜」
だし、
Dedicated Follower of Fashion(邦題キザなヤツ)に至っては、MODS旋風の吹き荒れる中、「いやだいやだ、あんな格好で騒ぎまくりたくねぇよ」…

4th(Face to Face)に至っては、世界初のコンセプトアルバムの栄冠を手に入れそこなった、しょぼい効果音の残骸しか残ってないばかりか…
Sunny Afternoonでは、「午後の日差し以外は、税務署に根こそぎ持っていかれちまったよ〜」とボヤイてます(笑)


と、どんどん、Albumを発表するたびに、老成し、頑固じじぃと化して行くR.Davisではありますが、そうは言っても、ROCK魂を忘れてなかったりもして、5th(Something Eles)では、我がアイドル、P.WellerもそのまんまカバーしたDavid Watts!
行った事無いLondonの情景が目に浮かぶ、繁栄期の中でも、V.J.が最高に好きなWaterloo Sunset等の名曲の幕の内弁当を発表したりもしています。

でも、これで、英チャートにKINKSの名前が登場するのはおしまい。
こっから先が、「食えそうで食えない」、「とりあえず「好き!」と言っておけば、あなたも僕もROCK通」の絶頂期のPYE3部作に突入します。

VINYL偏愛コーナーが続くので、それはまた今度(笑)

てことで、我が家の変態繁栄期の面々。
さすがに疲れたので一挙紹介♪

DSC_0205_kinks.JPG

全てUK PYE ORIGINAL盤。ちなみに、Face to Faceのみ、Stereo(激レア)Monoで揃っています。Something Elesは何故かEXPORT盤のみのSTEREO盤を所有。後は、紙ジャケと、MFSL盤

さすが、音溝の深いPYEプレス!
どれもこれも、比較的盤面は傷が多いのですが、MONO盤に関しては、4gの針圧で聴くと、ノイズなんてびくともしません!
音はお世辞にも良いとは言えないKINKSのALBUMですが、UK臭を満喫(笑)するには、やっぱ、UK MONOぢゃないと!

あぁ、序章だけでここまで長文になるとは…
次がメインディッシュなのに(爆)
先が思いやられる…
昨日までは体調最悪だったのに…
何故治っているんだ!

この記事は?
まぁまぁ面白かった(blogランキングに投票してやってもよい)

・・・
・・・
・・・

今や、CDは山ほどのボートラ付でオイシイので、当然CDでOKです(笑)

やっぱ、you really〜と、MSのCMにも使われたAll Day〜だよなぁ〜のヒトはこれ!Brithish Beat名盤としても外せません。
キンクス+12

ひねくれKINKSを!ってヒトはこれ♪
ジャケダサ過ぎ
Kinda Kinks

チョット地味かなぁ〜
ジャケは最高なんだけどね
The Kink Kontroversy

記念すべき出来損ないの世界初コンセプトアルバム♪
Face to Face

BEST盤ぢゃなくて、初期KINKSのどれか1枚だったら絶対これ!
名盤です!
傑作です!
最高です!
聴かずに死ねるか!です!!!!
Something Else by the Kinks

ま、ベストでいいや…なら、これ。
それにしても…ジャケ最悪
Ultimate Collection








posted by V.J. at 02:32| 東京 ☀| Comment(14) | TrackBack(3) | ARTIST | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遂にやっちゃいましたね!
Kinksですか・・・・。
もう、周りのKinks Fanにも、いつも説教されるのですが、パイ時代が、一番好きです。
好きな曲を挙げよって言われても、全部としかいえないくらい・・・(また、説教されそうだ!)
アマチュアで申し訳ないですが、でも愛聴してます。
でも、このマニアっぷり、恐れ入りました!
それでは。
Posted by リュウ at 2006年01月31日 21:52
V.J.若、おつとめご苦労。
出入り近いからチャカの手入れしとくように。
いやーすごい、この記事の中身の濃さ。
「アルバム全部持ってる」と豪語する東海地方のキノコブロガーもスリッパとガウンで逃げるくらいの詳細な内容。
しかもこれだけ書いてあって序章?
そういや「ヴィレッジ・グリーン」は紹介してないですな。

キンクスってやっぱどこか変ですね。
売れるべきところで失敗だったり、思わぬところでヒットしたり、確かにジャケットはいまひとつアカ抜けないし。
レイ・デイビスもそんなにアメリカン・コンプレックスがあったとは・・
でも「キンクスが好き」というとなんとなくカッコよく思えるのは不思議だなぁ。
音よりも人間模様に興味が湧いてきました。(こればっか)

つうことでリンクの件、ぷくオヤジと連単でよろしく。
Posted by SYUNJI at 2006年01月31日 22:57
>リュウさん
いつもありがとうございます!

悪口ばっかり書いていますが、こう見えてもKINKSも思い入れ強いんですよ(笑)
良く、UK4大バンドとか言われますが、僕の中では、
STONES>KINKS>WHO>BEATLES
の順かなぁ、タンテに乗るのは(笑)

>パイ時代が一番好きです
正しい!
僕は、PYE時代以外は、持っていないアルバム、いくつもありますよ。
やっぱ、KINKSはPYEで決まり!でしょ♪
で、音楽聴くのにアマチュアもへったくれもないですよぉ〜♪
キモチ良いかどうかの方がよっぽど重要ですからね!
Posted by V.J. at 2006年02月01日 00:17
>SYUNJIのオジキ
こんな、ムサイところまで足運んで頂き、もったいねぇ限りです。。。
出入りが近い…次はどのシマっすか?オジキに行けって言われりゃ、どこにでも行って、タマ取って来ますぜ。なぁに、クサイメシなんて慣れてまさぁね。。。

と、ドサ周りP劇団での芝居癖が抜けないV.J.です。

>キンクスってやっぱどこか変ですね。
そうなんですよね。
もうその一言に尽きます。
構想を練りに練った作品は楽屋落ちっぽいし…
単純明快(KINKSらしさゼロ)な楽曲で米国で天下取っちゃう所なんぞ、ことごとく「外す」感覚がまたステキなんですよ(笑)

>「キンクスが好き」というとなんとなくカッコよく思えるのは不思議だなぁ。
響きは良いですよね!
で、実体が掴めないところもまた、初心者を寄せ付けない匂いが…
でも、KINKSのロゴ知ってます?
アルファベットがそれぞれ足になっていて、ウィークエンダー(古過ぎ)の手が足になってるのと同じセンス。
結局、センスの悪さが、180度回転して、「分かるヤツには分かる」(気がする)地位を確立している気がします(気がしてばっかり)
自分も何が良いんだ?って思う事しきりですが、やっぱ、癖になるんですよ〜ヤツラの音は。

単枠指定に仲良く並ばせて頂きました。
でっかい2枚看板が掲げられて壮観です♪

これからも何卒宜しくお願い致します!


Posted by V.J. at 2006年02月01日 00:30
トラバありがとうございます、マスター帯!

SYUNJIさんとこでも書きましたが、キンクスに関しては好きなんですがまだ修行不足なんですよね。なので、ぷく、SYUNJI2大巨頭の後でこそこそと「熱く無く」語らせていただきました。
Posted by カナ at 2006年02月01日 01:50
スリッパで逃げ出している最中のぷくちゃんです。

中野サンプラザ(もうこう言わないのね)P.W.も買ってしまい金銭的には強盗を考えています。

KINKSへの愛・・・・にじみ出るような記事・・・・と言いたいけれど実はレアなブツに対する盲目的な愛、を感じたぷくちゃんでした。(爆)

「プリザベーション」や「この世はすべてショービジネス」についてどう書いてくれるか楽しみ!ぜひ続きを。でもレイ、本当に歌下手ね・・・
Posted by ぷくちゃん at 2006年02月01日 05:00
コンニチハ、はじめまして〜。SYUNJIさんところから飛んできましたー。いやースゴイ!なんて濃くて熱くてひねくれた(笑)記事なのでしょう!PYEオリジナルのアナログ盤…素晴らしい…。今後、キンクス道に分け入るときには、積極的に参考にさせていただきます!そして続編も楽しみにしています〜。
Posted by moonlightdrive at 2006年02月01日 10:18
>カナさん
こちらこそ、コメサンクスです!

ちっとは元気になられましたか?

>キンクスに関しては好きなんですがまだ修行不足なんですよね
僕も、STONESやS.F.に比べれば、深みが無いです。かなり好きなんですけど、熱くなりきれない(笑)

ま、それがKINKSの味なのかなぁ〜
なんてね。
Posted by V.J. at 2006年02月01日 23:59
>ほや漁師
ご苦労様です。
P.W.@中野サンプラザ参戦ですか!
KINKSはWellerのおじさん位の立ち位置ですから、お願いします。

>実はレアなブツに対する盲目的な愛
なんで、そう、ひねくれてしか見れないのかなぁ〜やっぱ、KINKS、全て持っているだけの事はある!

>「プリザベーション」や「この世はすべてショービジネス」についてどう書いてくれるか楽しみ!
やばいやばい…
この前、カセットデッキ、掃除して使えるようにしたから、プリザベーション、10数年ぶりに聴き返さなきゃ(爆)

Posted by V.J. at 2006年02月02日 00:03
>moonlightdriveさん
はじめまして!
ようこそお越しいただきました。
嬉しいです♪
ご覧の通り、レギュラーコメンテーターが、打ちっぱなしのパチンコ屋ですから、ここは(爆)
(SYUNJIさんとこは、雀荘でしたっけ(激爆))

>なんて濃くて熱くてひねくれた(笑)記事なのでしょう
ひねくれた♪
そういってもらえるのが一番「ガッツポーズ」の瞬間です(笑)
KINKSですから、熱く語るだけぢゃ、やっぱ、だめだよね。
なんて思ってました!
ありがとうございます!!

>続編も楽しみに…
んぐ…
やっぱり、ちゃんと聞き込まないと(苦笑)

僕も、これから、moonlightdriveさんのとこ、伺いますね。
これに懲りず、また遊びに来てもらえれば、とっても嬉しいです♪

Posted by V.J. at 2006年02月02日 00:08
乗り遅れてるなぁ…。キンクス、滅茶苦茶好きでして、結構マニアっす(笑)。さすがにUKモノPye盤で揃ってはいませんが…。ちなみに Who>Kinks>Stones>beatles ですね、私。
Posted by フレ@ロック好きの行き着く先は… at 2006年02月02日 22:31
>フレさん
コメントありがとうございます。

>結構マニアっす
…ヤバイなぁ〜ホンモノが出てきちゃった(笑)
薄っぺらい記事バレバレだよ(爆)

> Who>Kinks>Stones>beatles 
おぉ!
ビートルズがビリな事よりも、KINKSが同じく2位って点!
やはり、永遠の2位なんですかね?KINKSは(笑)

P.S.ROXYの件ですが、どこが好きか?(極めて少数派)を再度書くと、めちゃくちゃ長文になりそうなんですけど…
で、プログレ派から一斉に非難の集中砲火を浴びそうなんですけど…
Posted by V.J. at 2006年02月03日 02:29
師匠!一生ついていきます。続編楽しみにしてます。
Posted by hyuma at 2006年02月05日 02:07
hyumaさん!
何おっしゃっているんすか!
僕なんぞより…
でも、楽しんでもらえました?
続編はなるべく早めに考えてます!
これからも宜しくです!
Posted by V.J. at 2006年02月05日 22:27
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キンクス聴くならベスト盤、その次はこのアルバムを、どぞよろしく。
Excerpt: 今夜のBGM・・・ THE KINKS / ARTHUR (OR THE DECLINE AND FALL OF THE BRITISH EMPIRE)
Weblog: 音楽酒場
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スリープ・ウォーカー / キンクス
Excerpt:  今日は小康状態のぷくちゃんです。  このブログ、音楽と映画について真剣に語る
Weblog: eclipse的な独り言
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