2005年12月22日

狂気は笑いと紙一重

13日の金曜日
キリストがゴルゴダの丘で磔にされた日。
キリスト教的宗教観の中で生きている欧米人にとって、13と言う数は最も忌み嫌う数字。

日本では、4が「死」を想起させるために嫌われる。
駐車場なんかでは、4番って数字は無かったりする。
ただの語呂合わせだ…
  
  
  
  
欧米では、死刑執行(首吊り)に向かう階段が13段だったりする。
そんな不吉な数値13

もうお分かりですよね。
今日紹介する、お笑いバンドは、
永遠に到着しないフロア行きのエレベータに乗せられます。
どこに連れて行かれるのでしょうか?

連れて行かれた先は「お笑い」の国でした♪

DSC_0153_13.JPG

THE 13TH FLOOR ELEVATORS(1966年発売)

ROCK不毛の地、テキサスから突然変異の様に沸いて出てきた、真のサイケデリックバンド。
リーダーのロッキーエリクソンは、LSDのやりすぎで、精神病院を出たり入ったりしていたらしいですね。

で、ジャケ裏は…

DSC_0154_13.JPG

サイケデリック・サウンドと書いてあります。
このAlbumは英国レーダーからの再発盤ですから、オリジナルにこんな記載があるかどうかは知りませんが、かなり、初期サイケ原型の一つだと思います。
で、フリーメイソンの出来損ないの様なジャケが、また、サイケの1つの象徴になった事を考えると、これまた後の影響力が強いバンドなんだと思います。

時は1966年
ビートルズが初めて日本に来日して大騒ぎしていた年
ストーンズはAftermathで初めて全曲自作で固めたアルバムを発表した年
ビーチボーイズはPETSOUNDSで、ただのサーフィンバンドから物凄いバンドだと言う事が分かった年

そんな時に、ロッキーの頭の中でなり続けていた音が…

「ぷくぷくぷくぷく」

ガレージ・サイケぽい演奏。殆ど怒鳴り声。時々、ひっくり返る声で絶叫…
の裏で永遠に、「ぷくぷくぷくぷく」鳴り続けてます。
完全にぶっ壊れてます。この音。

で、この「ぷくぷくぷく」ですが、エレクトリック・ジャグという楽器?です。
ジャグ(JAG)とは水差しの事です。
水差しの注ぎ口に唇を当て、震わせると、ぷーとか鳴りますよね?
そいつを電気的に増幅したのが(多分)エレクトリック・ジャグなんだと思います。

ジャグ

jag.jpg

元々、ジャグの起源は、アフリカの仮面儀式で精霊の声を表していた「ヴォイス・ディスガイザー」から派生したものらしいのですが(完全に受け売り)、これがアメリカで戦前(1900年〜1930年代とか)に、アフリカ的なリズム、ブルーズ、カントリー等の要素が融合されて新たなジャグバンド音楽として一大ブームを巻き起こしたらしいのです。

それから30年…
LSDで歪みに歪んだ、ロッキー・エリクソンの頭の中では、テキサスの片田舎で子供の頃聴いた、ジャグの音が鳴り響いていたのでしょう…
パンクの様な粗暴なROCKの裏で、ぷくぷくぷくぷく〜
この音が必然だったに違いありません(分かりませんが)

まぁ確かに、切迫感のあるボーカルって言ってみりゃ、言えなくも無いです。
ビートルズがなまっちょろい音楽をやってた頃に、このBEATはちょっと他の追随を許さない程の粗暴さがあります。

でもね、
ぷくぷくぷくぷく〜が聴こえると、どうしても笑っちまうのです。

狂気の果てに辿り着いたものが笑いと言う稀有なバンドです。

ぷくぷくぷくぷくが彼等のアンセムになってしまいましたが、サイケのアンセムとは成り得ませんでした。
そのくらい、個性的且つぶっ壊れている音です!

今、思い出しましたが、海を隔てたイギリスで、同様にぶっ壊れてしまった人の歌で、Jagband Bluesってのがあります。
ピンク・フロイドの元リーダー、シド・バレッドが2nd 神秘の中で唯一作った曲がそれです。
JAGはあっちの世界へ行く為の、「天使のラッパ」みたいなもんなんでしょうかね?
(Jagband Bluesにはぷくぷくは聴こえません)

以前の記事でもちょこっとだけ紹介しましたが、映画ハイ・フィデリティの冒頭のテーマ曲がこのぷくぷくから始まります。

Vynilに狂った男の頭の中は、やはり13th Floorにつながっているのでしょうか?
要は、永遠に到着する事の無いエレベータに乗ってしまっている。と言うメタファーでしょうか?
と言う事は、V.J.も、永遠に着く事のない、エレベータに乗ってしまったのでしょうか??
ま、しょうがない。
乗っちまったもんは(笑)

求む!同乗者(爆)


The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators

神秘

英米二大狂人の饗宴…
もう神秘の時には、英最大の狂人はあっちの世界に行ってしまった後ですが…

この記事は?
まぁまぁ面白かった(blogランキングに投票してやってもよい)

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posted by V.J. at 01:20| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
V.J.の一面を知って驚愕しているぷくちゃんです。皆、カートリッジは大切に扱いましょう。自分で取り付けましょう。私は1950年代のクラシックの初盤プレスは必ずデッカのモノカートリッジで聞いていました・・・遠い目

>ぷくぷくは我が師匠、P氏とは1ミクロンも関係ありません。念のため。

いえ、「ぷく」という言葉が出たらそれはすべて私につながっているのです。さっそく使用料取りにSBに行って来ます。

Posted by ぷくちゃん at 2005年12月22日 07:30
>ぷく師匠
コメント感謝です。

見に行かれたのですか…
私のコメが波紋を呼んであんなになってしまい反省しています。

>すべて私につながっているのです。さっそく使用料取りに…
「赤ぷく」10ヶで宜しいですか?
東京駅のお土産コーナーに買いに行ってきやす…
Posted by V.J. at 2005年12月22日 10:07
我弟子V.J.よ!

>反省しています。

全くノーケアです!私だったらレギュラーコメンテーター、リンク先の方に何言われても大丈夫ですよ!ただ一見さんに言われるとキレるかもしれませんが・・・

一体V.J.の発言の何に問題があったのか、問題は○○氏の方であって、話がすり替わっているように感じました。このコメ、拙ければ削除してね!

でもあちこちのブログで揉め事が多く起きているのを目撃しています。ターニングポイントなのかも・・・(本当は何も考えていない)
Posted by ぷくちゃん at 2005年12月22日 13:49
>ぷくちゃん
ありがとう。

>何言われても大丈夫ですよ!
…近頃言い過ぎって感じがしないでもないです。こちらも反省(苦笑)
一応、信頼しているから、バカ話も書ける。
と、思っているのですが…気をつけないといけないですね。

>一見さんに言われるとキレるかもしれませんが・・・
そんときゃ、俺の方が先にキレて、タマ取りにいきますぜ。オヤジのシマは、あてぇが守ります。

>ターニングポイントなのかも・・・(本当は何も考えていない)
記事をUPする方も、コメ寄せる方も自由。規制が無いから良いと思ってきましたが、タイミングと内容は吟味しないといけないです…
そういう意味で、僕は、今のタイミングを逃すと、分からないまま進んでしまう…って思ってですね…老婆心過ぎました。反省…
Posted by V.J. at 2005年12月22日 18:19
僕は中・高とバスケ部でした。
4番はバスケではキャプテンNo。
憧れでした・・・ということは全くありません。
ずっと僕は7番。
やっぱり背番号は7がカッコいいでしょ。
なので、いつも7狙いでした。
全く関係ないコメント、失礼致しました。
寒さで、まともな文が書けません。
Posted by 名盤! at 2005年12月22日 19:20
>名盤!さん。
その後xxxの具合は如何ですか?

>中・高とバスケ部
僕は、チームプレーが出来ないダメ人間なので、中学は剣道部でした。
したがって、背番号をもらったことありません(笑)

>寒さで、まともな文が書けません。
東京もちょっといかがなものか?って位寒いです。
僕は、明日から八方尾根(白馬)にSKIです…天気予報を見ると大荒れの模様…無事に帰れるか心配になります。
Posted by V.J. at 2005年12月22日 22:24
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