2005年12月15日

聴かずに死ねるか!#16 Karen Dalton/It's so hard〜

今日は風邪が悪化して会社を休み、一連の耐震偽装設計疑惑の証人喚問を見ながら夢と現の間を行ったり来たりと苦しんでいたV.J.です。

姉歯氏を筆頭に、木村建設、総合経営研究所と、証人がそれぞれ出てきましたが、どいつもこいつも姉歯氏に全て罪をなすりつけようとしているのが一目瞭然。
ちょっとかわいそうになりました。
彼が行った事は許すべくも無いのですが、

立場的弱さ。
人間的弱さ。
悪いと知っていながらもそうせざるを得ない所まで追い込まれた彼。
カラダ中から『哀しみ』が。。。

木村建設の東京支店長は顔が曲がってました。
悪い事しない限り、あんな人相にはなりません。
どうせ全員悪人です。
なら、V.J.は姉歯派で行こうと思います(「派」?何処へ行くのか?)
と、本編とは全く関係なさそうな話からスタート。

実は関係アリです。
人間の…
弱さ
哀しみ
を表現するのがBLUESだとしたら、、、


今日紹介の「聴かずに死ねるか」は、V.J.にとって、恐らく05年最大の収穫ともいえそうなBLUES ALBUMです。
  
  
  
  
Karen Dalton / It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best

DSC_0131_kd.JPG
オリジナル発売1969年US_Capitol原盤(Captol ST-271) CD KOCH KOC-CD-7918

彼女の弾く12弦ギターを中心に、ひっそりとベースが寄り添い、時折エレキ・ギターが聴こえるといったシンプルな構成
(今風の音つくりだったら、ノラ・ジョーンズなんかがやっている楽器構成)で、Fred NeilやTim Hardin等の曲のカバーを演奏しています。
(ノラもTim HardinのIF I Were A Carpenterをカバーしています。そういえば)

しかし、カバーと言っても、全て彼女独特の色に染めきっています。

V.J.は、特に女性Vo.に関しては、「声の説得力」を重視しています。
上手いボーカルや
魂のシャウト
等よりも、SOULに直接語りかける様な「声」に弱いのです。

誰に例えたら良いでしょうか…
以前紹介した、ニーナ・シモンに近いかな?

ニーナがJAZZ側からのBLUESへのアプローチだとすると、
Karen DaltonはFOLK側からのBLUESへのアプローチともいえるでしょう。

声だけでなく、音そのものもシンプルな構成で、ミドル〜スローテンポな楽曲が
ゆるく
ダルく
枯れきった
味わいで迫ってきます。

巷で言われるFOLKでは断じて無いです。
BLUESと言われると、ちょっと違うかもしれません。
やっぱ、ACID FOLK(PSYCHEDERIC)の範疇でしょう。
アコスティック・サイケデリック・ブルーズとでも呼びたくなる1枚です。

放浪のホワイト・ブルース・シンガー
とも
いぶし銀ブルース/フォーク・シンガー
とも呼ばれているみたいですね。

ジャケットの裏の写真にもありますが、結構、キャリアは長いみたいで、60年代初頭、NYのグリニッジ・ビレッジでDylanと競演なんかもしている様です。

DSC_0133_kd.JPG

また、別の写真では…

DSC_0132_kd.JPG

見たとおり、か細い見た目ですが、彼女の声の説得力と、ギターのキモチ良さにはホント、びっくりします。なんでこんなに情念を表現できるんだろうか…

彼女自身、この後1971枚にもう一枚Albumをリリースした後、シーンから消えてしまいました。

in my own time.jpg

ドラッグとアルコールでストリートでのたれ死にしたらしいです…
「放浪の」
と言う言葉を本当に地で生きたのでしょう。


実は、このALBUMには因縁があって…
昔、レコ屋で、これと、↑で紹介した彼女の2枚目、In My Own Time (未CD化。こちらでは、あの、ディノ・バレンティの曲をカバーしています。)のオリジナル盤を見かけた事があります。
当時は、彼女のうたを聴いた事無かったのですが、、、視聴をさせてもらい1発で気に入ってしまいました。
しかし、それぞれ8,000円近くの値がついていて、ジャケもあまり程度が良く無かったのです。
ちょっと急いでいた&持ち合わせが無かった事もあり、その時にはスルーしたのですが、どうしても忘れられなくて、次の日、再度、店に入ったら、もうその2枚は誰かの元に嫁いで行った後でした。

その時から、Karen Daltonへの片思いが始まったのです(笑)
やっと、CDで入手してからと言うもの、Vynilへの想いはつのるばかり
特に2枚目のIn My Own Timeは未CD化と言う事も手伝って、結構な値段で海外でも取引されています…(ちょっと手が出ません)

丹念に探しているのですが…
でも、そんなブツ程、出会う確率は低く、長く長く探している2枚なのです。

どなたか、この記事を読んで、そんなに恋焦がれているならば譲っても良い。
と言ってくれる「足長おじさん」はいないでしょうか?(笑)

お待ちしています。

P.S.
昼間、寝たり起きたりを繰り返していて、今、眠れなくて困っています。。。
明日こそは仕事なのに…

いい忘れた事が…
全くどうでも良い事なんですけど、
姉歯氏
…ズラ疑惑よりも、なによりも
今日の証人喚問を見て思ったのだが

イジリー岡田に似てない?

aneha.jpg

彼が良かった頃。
浮かれていた頃は恐らく…

iziri---.jpg

これもまた、ブルーズ…


この記事は?
まぁまぁ面白かった(blogランキングに投票してやってもよい)

・・・
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・・・

これはもう、僕のBlogの音楽記事で共感してくれた人がいるなら、必ず聴いてみて欲しい1枚です。ホント、声の存在感に圧倒されます。そのくせ、熱くない。不思議な人です…
It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best
(チンケな音ですが、AMAZONで視聴可能です)



posted by V.J. at 01:20| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(1) | 聴かずに死ねるか! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
V.Jさん、拙ブログにコメントありがとうございます。
拙も今日は仕事ブン投げてTVに噛り付いてました。おっしゃる通りどいつが一番悪人かは顔見りゃ分かりますよねぇ。姉歯も弁護の余地はないけど一番まともかもね。頭はいいけど人一倍気が弱くて、それ故に知らぬ間に泥棒の片棒担ぐタイプかな。
早く風邪を治してくださいな。お祈りしております。
Posted by 路傍の石 at 2005年12月15日 03:05
自分の風邪のことはさておき、師匠の見舞いに何故来ない!カァー!(一喝)ちなみにメロンが大好きです。

いやあ、証人喚問。聞かれるほうもそうだけれど、聞くほうの国会議員も人相が悪い方そろっていますよね。あの人たちが清廉潔白だということはないでしょうに・・・

イジリー岡田・・・ああそっくり大賞にノミネートすれば良かったのに。
Posted by ぷくちゃん at 2005年12月15日 17:59
切なくキレイなKaren Daltonに吸い込まれ
私も片想いが始めるかと思った時
突然のイジリー岡田!ビックリスラー!!

Karen Dalton探してみよう♪
Posted by ooioo at 2005年12月15日 18:27
>路傍様
ようこそ!
この様な僻地にまで足を運んで頂き感謝してます。

>一番まともかもね
個人的には、ヒューザー小嶋の、田舎の「村会議員」然とした佇まい。押しの強さ。に惹かれます(笑)
あれ位下品だと、全て許せる気がします。

あれぢゃ、姉歯なんてイチコロですよ…

ネタにするには、「うちのマンションは大丈夫だろうか?」とびくびくしている方も多いので不謹慎極まり無いですが…
家を買う夢がゼロの僕には、全く何処吹く風だったりします。
借間がレコードで床が抜けるかもしれない方がよっぽど深刻な悩みだったります(笑)
Posted by V.J. at 2005年12月15日 22:17
>ぷく師匠
満身創痍の中ありがとうございます。

>ちなみにメロンが大好きです
僕は、この世で一番キライな物が「瓜系」の食物なので、ちょっとメロンを貰っても困ります…
あ゛、僕にくれるんぢゃなくて、師匠にあげるのでしたか…

>聞くほうの国会議員も人相が悪い
それ同感…
総研会長に、「離婚されたそうですね」と、1ミクロンも関係ない質問するバカすらいましたねぇ〜品位のカケラも無い質問に眩暈がしました。
ここで嘘つくと偽証罪に問われるので、悪徳会長も、ここ数年会ってません。食事もしてません…バカ正直に答えるところなんぞ失笑以外の何者でも…

>イジリー岡田・・・ああそっくり大賞にノミネートすれば良かったのに
でしょ!
って、その頃は姉歯の歯の字も知らんちゅーの!
でも個人的にはかなりのHIT♪
スティーブ・ペリーV.S.萩原流行
より上
さすがに、
P.Rogers V.S. 尾崎紀世彦には勝てませんが…
Posted by V.J. at 2005年12月15日 22:23
>ooiooさん
3件コメントを頂いた中で唯一、本編に関係あるコメを頂き感謝しています!
ありがとう。

>Karen Dalton探してみよう♪
見た目とは裏腹で、酒焼けした様な、年取ったネコの様な声ですので…
本文の一番最後の写真がアマへのリンクとなっておりますので、ご視聴をしてからが宜しいかと。
で、これ聴いてOKだったら、是非、ニーナ・シモンも宜しくお願いします。(営業担当者並みの押し)
で、これ聴いて、じーんと来たら、過去生(チベットの修行僧同士。あるいは、ヤギ使いとヤギ)でつながってるかも…(バカ発言)
Posted by V.J. at 2005年12月15日 22:31
そしてまた本編に関係のないコメントをするprodigalです(笑)

>僕は、この世で一番キライな物が「瓜系」の食物なので、ちょっとメロンを貰っても困ります…

おおお、チキン好きに続いて、ここまで一緒だったとは!
ワタシもメロン食べると高熱が出ます。スイカも食べられませんし、キュウリもあまり瓜臭いものはダメです(笑)
Posted by prodigal at 2005年12月16日 12:30
>所長
お互いのページで、関係ないコメの応酬♪、先ほど、お伺いして、関係無いコメ伸ばして参りました(笑)

>ここまで一緒だったとは!
ん?
別に驚きませんよ、所長。
瓜系は、人間の食うもんぢゃないですもん。
バッタっすよ。バッタ。
バッタの主食です。
所長も僕もニンゲンって事で♪

僕も、キュウリ、スイカ、メロン全部ダメ。。。
ゴーヤ位でしょうか?大丈夫なのは。

僕は、キュウリを切った包丁で、何か他のものが出されると、すぐに分かる位ダメです。
Posted by V.J. at 2005年12月16日 12:46
コメント&T.Bサンクスです、V.Jさん!
アナログその後Getできましたか??

実は上記の2枚同時に買いました!
どちらも魅力溢れる一枚でしたよ♪
マランツGetしたので、そちらの方も合わせて楽しんじゃってます。(笑)

Posted by リュウ at 2007年04月14日 06:14
>リュウさん
コメありがと♪

>アナログその後Getできましたか??
うん♪
かなり難儀しました(涙)
でも、無事保護いたしやした(笑)

>マランツGet
なんか、オクづいてますねぇ〜
昔のマラですかぁ〜
キレイ系でしょ?
でも、良い音だよね。マランツ。
なんか、オーオタ地獄へ手招きしたくなるよ(笑)

じっくりと今度は、SANSUIのデモノとか狙ってみたら?
ぶっといよ♪
Posted by V.J. at 2007年04月15日 03:53
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